iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月22日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月(2024年11月~2025年5月)のGEOデータによると、128GBモデルの平均買取価格は11月の約8,800円→1月に約7,500円まで急落→2月中旬に約8,200円まで反発→以降8,100~8,200円台で横ばい推移。
  • 同じく256GBモデルは11月11,400円→1月9,500円前後の底打ち→2月中旬以降10,300円台で安定。32GBモデルは6,000円台前半→5,000円台半ば→4,700円台へ漸減。
  • 一連の動きは、①年明けのiOSサポート切れ観測による投げ売り(1月の底値)、②円安進行による中古需要増(2月の反発)、③大容量ほど需給がタイトで高値維持傾向(256GBの底堅さ)という特徴を示す。

■価格変動要因
1)iOSサポート終了観測(需給:売り急ぎ)
 – 2024年10月の一部報道で「iOS18非対応」が示唆されたことで、1月上旬までに所有者の売却意向が強まり、GEO 128GBは11月8,794円→1月13日7,593円まで下落(約1,200円下落)。
2)円安進行(需給:買い戻し誘発)
 – 2024年末から2025年2月にかけて1ドル=140円台→150円台へ急速に円安が進行。新品iPhone(最新モデル)の実売価格上昇が、予算重視層の「中古回帰」を促進。
  根拠:IOSYS 128GBは1月6日9,594円→2月3日7,923円(売り圧力)→2月17日8,105円(反発)。
3)競合モデルの台頭(需給:低容量の需要分散)
 – Google Pixel 8aやXiaomiのローエンド機が国内MVNOで値下げされ、エントリー層が「32GB iPhone 7 Plus」から移行。
  根拠:GEO 32GBは11月6,017円→4月7日4,837円→4月21日4,705円と一貫して下落。
4)キャリア下取り・個人売却のピーク超過(供給:過剰在庫)
 – iPhone15発売(2023年9月)から18カ月経過で、下取り・トレードインに流れた7 Plusの在庫が飽和。1月の底打ちを演出。

■今後の予測

  • 2025年秋のiOS18リリース以降、iPhone 7 Plusは完全にOSサポート外となる公算大。128GB・256GBともに5,000~6,000円台への長期下落トレンドが鮮明に。
  • 為替動向次第では一時的な反発もあり得るが、円高転換(米金融緩和観測)が起きない限り、中古需要自体は縮小基調。
  • 2025年春以降にiPhone SE(第4世代)の大規模値下げや新ミッドレンジモデル発表があれば、再び中古7 Plusからの乗り換え需要が一時喚起される可能性あり(過去にSE発表後でも相場横ばい→反発例あり)。

■売却タイミングの提案
1) 今すぐ~夏(~2025年6月)を第一推奨

  • 128GB/256GBいずれも2月中旬以降、為替と需要増で8,000円台・10,300円台に回復済み。サポート終了リスク顕在化前に売り切るのが得策。
  • 特に256GBは大容量ゆえ底堅く、GEOで2月17日10,337円→4月28日10,337円 と横這い。大容量ホルダーは早めの売却で安定高値を確保できる。
    2) キャリア下取りキャンペーン併用で上乗せ狙い
  • 新モデル発表前(例:9月直前)の「下取り増額フェア」を活用すると、店頭買取価格+数千円相当のポイント還元が可能。iOSサポート切れアナウンス前の8月頃が狙い目。
    3) 32GBモデルは既に市場価値の下落が顕著
  • 買取価格4,700円台 → 今後さらに下降余地大。需要が底を打つ前に「まとめ売り」や「ジャンク扱いでも業者複数見積もり」で早期現金化を。

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本分析は、「iPhone 7 Plus」の世代特性(2016年発売・A10チップ搭載)やブランドイメージ(フラッグシップ当時の大画面モデル)、業者別・容量別の週次買取データに加え、Web検索で得られた「iOSサポート切れ観測」「円安進行」「新モデル発表」「キャリア下取り動向」といった時事要因を組み合わせて作成しました。