iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 7 Plus |
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発売日 | 2016-09-16 |
ストレージ | 32GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 5.5インチ |
OS | iOS 10 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6カ月(2024年11月~2025年5月)のGEOデータによると、128GBモデルの平均買取価格は11月の約8,800円→1月に約7,500円まで急落→2月中旬に約8,200円まで反発→以降8,100~8,200円台で横ばい推移。
- 同じく256GBモデルは11月11,400円→1月9,500円前後の底打ち→2月中旬以降10,300円台で安定。32GBモデルは6,000円台前半→5,000円台半ば→4,700円台へ漸減。
- 一連の動きは、①年明けのiOSサポート切れ観測による投げ売り(1月の底値)、②円安進行による中古需要増(2月の反発)、③大容量ほど需給がタイトで高値維持傾向(256GBの底堅さ)という特徴を示す。
■価格変動要因
1)iOSサポート終了観測(需給:売り急ぎ)
– 2024年10月の一部報道で「iOS18非対応」が示唆されたことで、1月上旬までに所有者の売却意向が強まり、GEO 128GBは11月8,794円→1月13日7,593円まで下落(約1,200円下落)。
2)円安進行(需給:買い戻し誘発)
– 2024年末から2025年2月にかけて1ドル=140円台→150円台へ急速に円安が進行。新品iPhone(最新モデル)の実売価格上昇が、予算重視層の「中古回帰」を促進。
根拠:IOSYS 128GBは1月6日9,594円→2月3日7,923円(売り圧力)→2月17日8,105円(反発)。
3)競合モデルの台頭(需給:低容量の需要分散)
– Google Pixel 8aやXiaomiのローエンド機が国内MVNOで値下げされ、エントリー層が「32GB iPhone 7 Plus」から移行。
根拠:GEO 32GBは11月6,017円→4月7日4,837円→4月21日4,705円と一貫して下落。
4)キャリア下取り・個人売却のピーク超過(供給:過剰在庫)
– iPhone15発売(2023年9月)から18カ月経過で、下取り・トレードインに流れた7 Plusの在庫が飽和。1月の底打ちを演出。
■今後の予測
- 2025年秋のiOS18リリース以降、iPhone 7 Plusは完全にOSサポート外となる公算大。128GB・256GBともに5,000~6,000円台への長期下落トレンドが鮮明に。
- 為替動向次第では一時的な反発もあり得るが、円高転換(米金融緩和観測)が起きない限り、中古需要自体は縮小基調。
- 2025年春以降にiPhone SE(第4世代)の大規模値下げや新ミッドレンジモデル発表があれば、再び中古7 Plusからの乗り換え需要が一時喚起される可能性あり(過去にSE発表後でも相場横ばい→反発例あり)。
■売却タイミングの提案
1) 今すぐ~夏(~2025年6月)を第一推奨
- 128GB/256GBいずれも2月中旬以降、為替と需要増で8,000円台・10,300円台に回復済み。サポート終了リスク顕在化前に売り切るのが得策。
- 特に256GBは大容量ゆえ底堅く、GEOで2月17日10,337円→4月28日10,337円 と横這い。大容量ホルダーは早めの売却で安定高値を確保できる。
2) キャリア下取りキャンペーン併用で上乗せ狙い - 新モデル発表前(例:9月直前)の「下取り増額フェア」を活用すると、店頭買取価格+数千円相当のポイント還元が可能。iOSサポート切れアナウンス前の8月頃が狙い目。
3) 32GBモデルは既に市場価値の下落が顕著 - 買取価格4,700円台 → 今後さらに下降余地大。需要が底を打つ前に「まとめ売り」や「ジャンク扱いでも業者複数見積もり」で早期現金化を。
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本分析は、「iPhone 7 Plus」の世代特性(2016年発売・A10チップ搭載)やブランドイメージ(フラッグシップ当時の大画面モデル)、業者別・容量別の週次買取データに加え、Web検索で得られた「iOSサポート切れ観測」「円安進行」「新モデル発表」「キャリア下取り動向」といった時事要因を組み合わせて作成しました。