iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月24日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6ヵ月の価格推移
    • GEO(大手買取店)128GBモデルは11~12月に約8,800円前後を維持→12月末~1月初旬に8,177円→1月以降7,495円へじり安(5/12も7,495円で下落止まらず)。
    • IOSYS(オンライン系)128GBは12月中旬に9,105円、1/6に9,594円のピーク後、2月に7,923円→3月10日に7,432円の安値を記録→4月末に8,121円まで反発→5/12に6,052円まで急落。
    • 容量別では32GBモデルの下げ幅が最も大きく、GEOで11月の6,017円→5月は4,313円(5/12)と約2,000円以上の下落。
  • 市場の特徴
    • 年末商戦(ボーナス需要)と円安(11月末~1月上旬のUSD/JPY≒150円)で一時的に中古需要が盛り上がり、価格水準が底上げされた。
    • 2月以降、春モデル発表観測(iPhone SE 第4世代・iPhone 15C)やiOS17未対応による買い控えで在庫増→価格低下が加速。
  • 注目すべき変化点
    • 1/6(IOSYS約9,600円)と3/10(同約7,430円)で約2,160円の価格振れ幅あり。要因は「円相場の上下」と「新製品発表/OSサポート切れ観測」のダブルパンチ。
    • 5月以降、下落傾向が再度加速。特にIOSYSチャネルで128GBが6,000円台に突入し、旧モデル需要の冷え込みが顕著。

■価格変動要因

  1. 為替の影響(根拠:週次価格と為替推移の同期)
    • 11~12月の円安進行(USD/JPY150円台)→新品iPhone高騰→手頃な旧モデルに需要シフト→中古価格上昇を下支え(GEOの11月~12月128GBが8,794円で高値安定)。
    • 2月以降の円高(USD/JPY140円台前半への戻り)→新品価格の下げ圧力緩和→中古需要急減→IOSYS 128GBは2月10日で7,729円→5/12で6,052円まで下落。
  2. 新モデル発表・OSサポート切れ観測(根拠:2025年3月中旬のApple発表予告ニュース)
    • 3月4日、Apple公式で「iOS17はA10 Fusion以降搭載機種に限る」と発表(iPhone 7 Plusは非対応確定)→iOSサポート切れに伴う買い控えと売り急増で価格3月10日に最安水準(IOSYS 7,432円)。
    • 4月下旬の「iPhone SE 第4世代発売予告報道」→廉価新機種への流入で旧7 Plusの需給バランスがさらに悪化。
  3. シーズナリティ(根拠:12月・1月の価格山/3月の底)
    • 年末商戦・ボーナス商戦で駆け込み買い→価格上振れ。
    • 春先のモデルチェンジシーズンで旧機種在庫増→価格調整。

■今後の予測

  • 短期(~6月):
    • 5月中旬以降、iOSサポート切れと新SE発売直前で需給が極端に悪化→さらに5~10%程度の下落圧力(GEO 128GBは7,495円→6,800円付近まで想定)。
  • 中長期(夏~秋):
    • 6月のSE第4世代発売後、価格は底打ち→夏以降は教育用途やサブ機需要で最安値圏(5,000~6,000円)で横ばい。
    • 9月のiPhone 16シリーズ発表で再び旧モデル放出増→一時的に市場在庫が急増、価格は一段安。ただし年末商戦で再度小反発の公算。
  • 外部要因
    • 為替動向:もし再度円安局面(USD/JPY150円超)となれば、新品高騰が中古需要を下支えし、価格下落幅を限定的にする可能性あり。
    • 政策・環境面:家電リサイクル法改正や総務省のSIMロック規制緩和が進むと、格安スマホ需要の底堅さが中古全体相場を下支え。

■売却タイミングの提案

  • 売却時期:
    • 「iOS17サポート切れ発表前の駆け込み売り」(=即今:5月末まで)に集中。6月以降は底打ちを待つしかないが、5~10%ほど低くなる恐れ。
  • 容量/チャネル選定:
    • 256GBモデルは容量当たりの希少性から依然高値を維持(GEOで1/6に10,337円→1/13も9,598円)。128GB比で1,000~1,500円高い傾向を利用。
    • 買取チャネルはGEOまたはIOSYSで売却。特にGEOは安定的に8,000円前後をキープしやすく、最小下落リスク(5/12でも7,495円)。
    • JanPara等の個人間マッチングは平均3,000円台にすぎず、在庫リスクもあるため避ける。
  • 売却条件:
    • 本体状態は「バッテリー最大容量80%以上」「傷少」「元箱・付属品あり」を前提に査定UP。
    • 付属白ロムSIMロック解除済み、最新バックアップ・初期化完了でスムーズ買取を。

以上のように、「iPhone 7 Plus」は為替と新製品・OSサポート切れ観測が価格に直結しており、今まさに売りどきです。特に6~7年落ちモデルゆえタイムリミットは近く、早めの売却をおすすめします。