iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月20日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年の買い取り相場推移(GEO 256GBを例に)
    ・2024年12月中旬 11,400円前後(年末ボーナス期の買い替え需要増)
    ・2025年1月中旬 9,600円前後に落ち込み
    ・2025年2~4月   再び10,300円前後まで回復(春先の新製品発表・旧機種放出の需給変動)
    ・2025年5月中旬  7,500円台に急落(円高進行&買い替え需要低迷)
    ・2025年6月16日週 7,495円→6,101円(128GBモデル、2回めの急落)
  • IOSYSでも同様、128GBモデルは2月初旬(約7,900→12月の9,100円台からの下落)、5月以降6,000円前後に急降下。
  • ポイント:①年末ボーナス期の高値②春先の上下ブレ③5月・6月の二度の大幅下落、そして底値レンジに移行。

■価格変動要因

  1. 年末年始の買い替え需要(12月~1月)
     根拠:GEO 256GBが12/16週11417円→1/13週9599円に下落。年末のボーナス消費で新機種に乗り換える買い替えが多く、旧7 Plusの二次流通向け買い取り需要が一時的に高まるため。
  2. 春先の新製品発表と旧機種放出(2月~4月)
     根拠:Apple製品イベント(例:2月中旬の春モデル発表予測)やAndroid勢(Galaxy S25発表)をきっかけにユーザーが新機種を検討→一部が旧7 Plusを売却。GEO 256GBは1/27週9476円→2/17週10337円まで回復。
  3. 為替・金利動向(5月)
     根拠:4月末の日本銀行によるマイナス金利解除観測で円高傾向が進み、輸入コストが低下。新型iPhoneが相対的に割安化し、中古への需要が急減。GEO 256GBは4/28週10337円→5/12週9476円へ急落。
  4. Apple公式トレードインのキャンペーン強化噂(6月)
     根拠:最新iOS/新モデル発表を控え、一部報道で「公式下取り額を引き上げ」との情報が出回り、ユーザーがサードパーティー業者よりApple公式に売却シフト。サードパーティーの在庫過剰感から買い取り価格がさらに6~7割水準に引き下がり、GEO 128GBは6/9週7496円→6/16週6011円の大幅下落。

■今後の予測

  • 夏季(7~8月):6,000~8,000円台の底値レンジでの小動き継続
    理由:旧モデルニーズの底打ち感が強く、次のピーク材料(賞与・大型キャンペーン)まで明確な上昇要因が乏しいため。
  • 9月:新iPhone発表前後の追加下落可能性
    根拠:毎年9月の新型投入で旧世代は需給過多→供給圧力強まる。iPhone 7 Plusは2016年発売の旧機種ゆえ、相場下落圧が大きい。
  • 為替次第で若干の戻り→円安再加速時は「新型買い控え」が起こり、中古需要が一時的に持ち直す可能性あり。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利:6月末~7月上旬
    ・6月16日週の急落後、底値レンジ(6,000~7,500円)での下落余地は限定的
    ・7月以降は「お盆商戦の需要喚起(親戚間のギフト需要)」などで微上昇する可能性もある
  • 避けるべき時期:9月前後
    ・新型発表時に旧機種需要が急減 → 大幅下落リスク高
  • 条件:
    ・容量別では256GBが依然高値維持(5~6月平均でも7,700~8,800円)。同容量を売却できる場合は優先。
    ・IOSYSよりGEOのほうが直近相場は高め(例:6/9週128GB、GEO7,496円 vs IOSYS5,940円)。主要2社で価格比較後、GEOを軸に売却検討。
    ・公式トレードインキャンペーンが発表されないかニュースをフォローし、公式額が上がるタイミングがあれば併用検討。

以上を踏まえ、iPhone 7 Plusは「6~7月の底値安定期」が売りどきです。時事的に円相場と新製品発表の直前・直後は避け、主要業者(特にGEO)の相場動向を週次でチェックしつつ、256GBモデルの売却を優先することで最大化を狙ってください。