iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月末~9月22日)の「iPhone 7 Plus」中古買取価格は、全容量・全業者で一貫して下落トレンド
    ・128GB:GEOで約8,200円(3~5月)→約6,500円(8~9月、▲20%)
    ・256GB:GEOで約10,300円→約8,200円(▲20%)
    ・32GB:GEOで約6,000円→約3,500円(▲40%)
  • データソース別に見ると、GEOが最も高く安定、IOSYSは変動大、JANPARAは低位安定
  • 大きな変化点は6月中旬以降の一斉下落(128GBで▲1,500~2,000円、256GBで▲2,000~2,500円、32GBで▲1,000~1,500円)

■価格変動要因

  1. iOSサポート終了・OSアップデートリスク
    • 根拠:Appleが2025年6月にiOS 18を発表し、「iPhone 7 Plus」は非対応機種に。この発表直後(6/16週)に全容量で▲20~30%急落。ユーザーの安心感喪失→需要急減。
  2. 新モデル(iPhone 17)発表・発売前後のトレードイン増加
    • 根拠:9月中旬のApple新製品発表を前に「下取りプログラム」利用が活発化。旧モデル(7 Plus)流入増で、供給過剰→価格抑制(9月に若干の底打ち感はあるものの高値維持には至らず)。
  3. 為替動向と競合機種の価格位置
    • 根拠:2025年夏の円安進行により新型iPhoneの実質価格上昇。相対的に安い7 Plusに注目が戻る局面もあったが、OSサポート外の致命的制約が強く、下支え効果は限定的。
  4. Androidミドル帯/コンパクトスマホとの競合
    • 根拠:SIMフリー、安価なAndroid機が3~5万円帯で高性能化。指紋認証・カメラ性能で7 Plusが見劣りし、買い替え需要が伸びず価格低下に輪をかけた。

■今後の予測

  • 10~12月:iPhone 17本格投入後、7 Plusは“旧世代末端”としてさらに▲10~15%下落見込み(128GB:5,500~6,000円、32GB:2,500~3,000円圏)
  • 年末セール/中古フェアでエントリー帯のAndroidが値を下げれば、「7 Plus」は2万円以下スマホとして需給バランス崩壊→32GBは2千円台前半も視野
  • 2026年春以降:iOSサポート切れ後の古モジュール化が完全に織り込まれ、底値安定。128GB以上はキャリア下取り用在庫として若干の上乗せ余地残存
  • 為替・部品調達の不確実性もあるが、OSサポート切れの影響が最大要因として今後も効く

■売却タイミングの提案

  1. 最良タイミング:2025年8月末~9月第1週
    • 根拠:GEOで8/25に128GB=6,557円、256GB=8,177円をマーク。9月以降はiPhone 17の本格下取り→供給増、価格下落圧力増大
  2. 遅くともiOS18リリース直後(6月中旬)前後に売却
    • 根拠:6/16週以降、GEOで128GBが6,000円台→5,700円台に急落。下落幅▲15%以上を避けるには、OS発表前に駆け込み売却が有効
  3. チャネル選択:GEO優先、次点IOSYS
    • 根拠:GEOは最小買取価格が他社より約1,000円高く安定(例:7/28週の最小額が4,840円 vs. IOSYS=1,000円)。JANPARAは最低ラインが極端に低いリスク高
  4. 付加価値訴求:
    • 箱・付属品完備、美品判定でGEOの上乗せ率が最大+10~15%実績あり
    • キャリアロック解除済み/SIMフリー化を済ませておくと査定アップが見込める

――
以上の分析を踏まえ、iPhone 7 Plusは「iOS18非対応」と「新モデル投入」のダブルパンチで下落トレンドが鮮明化。売却希望時は“6月中旬~9月上旬”の駆け込み需要期を狙い、GEO等の高値安定チャネルを活用してください。