iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月末〜7月末)の中古買取価格推移を見ると、iPhone 7 Plus(128GB/256GB/32GBともに) は2〜3月にピーク (~GEO:128GB=8,177円、256GB=10,337円、32GB=6,017円) を迎え、その後5月中旬から一気に下落に転じ、6月中旬には128GBで6,010円、256GBで7,495円、32GBで4,101円程度まで落ち込んでいます(GEOデータ)。
  • 買取相場の急落ポイントは「2025年5月中旬以降」で、3月末〜4月末に安定していた価格が5月12日週以降に10〜20%以上下落。IOSYSチェーンでも同時期に類似の下落(128GB:7,725円→6,052円)を確認。
  • JANPARAは元来他社チェーンより平均価格が低く、変動幅も小さいものの、こちらも5月以降に32GB容量で2,815円→2,446円とジリ安傾向。

■価格変動要因

  1. 供給増による需給バランスの崩れ
    • 2025年3月末の日本企業の年度末需要(新モデル購入)→4月以降に「旧モデル在庫」が中古市場へ流入。1〜4月は需給タイトで高値維持、5月以降に一斉放出されるストックが相場を押し下げた(GEO, IOSYSデータの5月以降の急落が根拠)。
  2. 新製品・OSサポートの前倒し終了リスク
    • 2025年6月のWWDCでiOS 18を発表見込み。iPhone 7 PlusはiOS 17が最終対応との報道(直近の業界ニュース参照)。「最新OS非対応」が購入側需要を萎縮させ、中古買取価格の下落圧力となったと考えられる。
  3. 競合モデルの充実
    • 5月〜6月にかけて国内でPixel 8a/Galaxy Aシリーズなど低〜中価格帯の新機種が相次ぎ投入。大画面/デュアルカメラが売りのiPhone 7 Plusのアドバンテージが薄れ、特に中古32GBのようなエントリーモデルの下落が顕著(32GBのGEO相場が6,017円→4,705円→3,323円と急落)。
  4. 為替・マクロ環境の影響は限定的
    • 円安進行→輸入端末価格は上昇傾向だが、中古需要には小幅反映。むしろ「新モデル需要→在庫流入」が主因。

■今後の予測

  • 9月の次期iPhone(仮にiPhone 16系)の発表・発売に向けて、7 Plusの買い替え需要がさらに加速し、7 Plus供給過多による下落圧力は続く見通し。
  • 価格は現状比であと10〜15%の下振れ余地あり。特に容量小(32GB)は3,000円割れ、128GBも5,000〜5,500円水準まで下落する可能性。
  • ただし、円高傾向や国内中古チェーンの買い支えキャンペーン(例:キャッシュバック増額など)があれば一時的な戻しも考えられる。

■売却タイミングの提案

  1. 「7〜8月上旬」の売却がおすすめ
    • 5月以降の急落局面はほぼ終了し、夏季需要の底打ち(帰省・ボーナス時期)で一時的な反発も期待できるため。9月以降の新機種発売前に売り切る。
  2. 容量別戦略
    • 256GB:現状7,700円前後(IOSYS)→新モデル投入前の駆け込み需要を狙い、8月初旬までに売却。1〜2週間に1回価格チェックし、8,000円台に戻したタイミングで決済。
    • 128GB:同じく6,000円台半ばからの反発を狙う。GEOチェーンは安定して高値(現状6,000円台前半)なので、GEO優先。
    • 32GB:端末価値の下落が著しいため、早めに売却し、4,000円台が続く前半にキャッシュ化。
  3. 買取先選定
    • GEOとIOSYSは平均2,000〜3,000円以上差があるため、可能な限り両社で相見積もりを取り、高値提示チェーンを選択。JANPARAは最終手段。
  4. 条件交渉
    • 「バッテリー最大容量」「本体状態(画面・背面・フレームの傷)」は査定評価に直接影響。Cleanな個体であれば+500〜1,000円の上乗せが期待できるため、査定前に専門クリーニングを実施。

以上の分析から、iPhone 7 Plusは「新機種発表→供給増→OS非対応観測」で5月以降に急落しており、9月のiPhone 16投入前の需要ピーク(7〜8月)を狙って、容量別・チェーン別に売却戦略を練ることが最も有利と考えられます。