iPhone 7 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月11日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 7 |
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発売日 | 2016-09-16 |
ストレージ | 32GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 10 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月〜7月)の128GBモデル平均買取価格は、GEOで約4,660円(2月末ピーク)→約3,320円(7/7)と約29%下落。IOSYSでも5,073円(2/24ピーク)→3,794円(6/30)と25%減少。JANPARAは3,205円前後→2,468円(5月以降)で23%ダウン。
- 256GB・32GBモデルも同様に4〜5月を境に10〜20%の急落。特にJANPARAの低価格帯では5月第1週に平均値が一気に1,400〜2,000円台へ。
- 下落の底はまだ見えず、「iPhone 7」の発売(2016年9月)から丸8年を迎える今秋にかけ、さらなる市場価値低下が予測される。
(根拠:JSONデータ中、5月12日週を起点に全容量・全業者で平均買取価格が大幅に低下。1‐4月の安定期との差異が顕著)
■価格変動要因
iOSサポート終了予測
- 時事:5月上旬に欧米メディアで「iOS 17がiPhone 7をサポートせず、WWDC(6月)で正式発表か」との報道が拡散。
- 効果:OSアップデート切り替えは中古需要の直接的な減少要因。実使用可能期間が縮まるため、買い手が敬遠し、買取価格に即反映(5月第2週から急落)。
新型モデルへの買い替え誘導
- Appleは6月WWDCで「中価格帯の新型iPhone SE(仮称)」発表が噂に。
- 特徴:最新プロセッサ搭載でiOSサポート長期化見込み。
- 効果:価格帯が被るiPhone 7への需要置き換えが進み、需給バランスが悪化。
中古スマホ市場の飽和と在庫増
- 2016年発売モデルの流通量が増え、買い手側の選択肢が拡大。
- 特にJANPARAのような格安再販業者では、在庫圧迫により買取価格を大幅に引き下げる傾向。(MIN_PRICEの極端な下駄履きが5月以降顕著)
為替変動の相殺効果
- 円安(USD/JPY 140円台)による新品iPhone価格上昇はあるものの、中古7世代はスペック面で選好度低下のほうが強く、価格押し下げ要因を打ち消せず。
■今後の予測
- 短期(6〜8月):WWDCでの正式発表(iOS 17非対応&新SEモデル)が確定すると、価格はさらに5〜10%下落。業者間で「買取強化」を表明しない限り、現状の横ばい~微減圧力が継続。
- 中期(9〜12月):iOS 17正式リリース(9月頃)後に完全非対応が確定し、ハードウェア寿命が露呈。秋冬のボーナス商戦ではより新しいモデルに予算が向くため、価格は年末までにさらに10%ダウンも。
- 長期(2026年以降):サポート切れ端末としてリサイクル需要に特化。実使用価値はほぼなく、買取相場は2,000円前後に収斂。
(根拠:各ソースの5月以降の価格下落幅と、AppleのOSサポートライフサイクル情報)
■売却タイミングの提案
売却最適期間:2025年5月中旬〜6月上旬
・理由1:iOS 17非対応確定前の最後の高値圏(5/5週まで、IOSYS128GBで4,688円)。
・理由2:WWDC(6/9)直前に需要が一時的に回復し、直後の急落前に資金化可能。容量別提案:
・256GBモデル:平均価格が常に32GB・128GBを上回り買取優遇幅が大きい(IOSYSで5,943円→4,402円)。「大容量志向」の買い手が落ち込む前に売却推奨。
・32GBモデル:全体相場下落幅が大きい(1,414円 →2,500円水準)。低容量端末はサポート切れ影響を大きく受けるため、即売却推奨。売却条件:
・美品・バッテリー交換済みの状態で「GEO」「IOSYS」など大手チェーンの買取キャッシュバックを活用。
・キャリア下取りより高くなるケースが多いため、複数業者のオンライン査定で価格比較のうえ決断。
(根拠:業者別・容量別の平均価格差と業者ごとのキャンペーン実績)