iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月18日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月~7月)のiPhone 7中古買取相場は、128GBモデルがGEOで約4,272円(1月中旬)→ピーク時約4,660円(2月末)→7月中旬には約3,257円へ約30%下落。iOSYSも同様に約5,361円→5,756円→3,780円へ下落。
  • 256GBはGEOで約4,808円→5,245円→3,797円、iOSYSで約6,326円→5,756円→4,354円と推移。
  • 32GBはピーク約4,425円(iOSYS 1月第3週)→2,525円(同7月第3週)と大幅減。
  • 特に2月上旬のJANPARAデータ急落(1,414円まで落ち込む)は大量ストック流入の痕跡。5月以降、全容量・全業者で下落傾向が顕著化。

■価格変動要因

  1. 新モデル発表・下取りキャンペーン
     – 2024年9月発表のiPhone 16/春モデルのAndroid廉価版発売に伴い、旧機種の下取り在庫が一時増加。
     – 根拠:2月初旬にJANPARA平均が急落(32GB1,414円、128GB1,736円など)、短期的な在庫過剰を反映。

  2. OSサポート終了懸念
     – WWDC25(6月)で「iOS 18非対応機種にiPhone 7が含まれる」公式アナウンスが出回り、購入希望者の回避と売り急ぎを誘発。
     – 根拠:6月以降、GEO・iOSYSとも128/256GBモデルで週次−5〜10%の下げ幅。

  3. 為替変動(円安・円高)
     – 年初の円安(USD/JPY140→155円)局面では新品iPhoneの国内価格が上昇し、中古需要を一時的に押し上げ。
     – その後、5月以降の円高戻りで中古相場一段安。
     – 根拠:1~3月の中古相場上昇、5月以降の下落タイミングと為替推移の一致。

  4. 競合機種の台頭
     – 2025春夏に格安Android(Xperia Ace3、Galaxy A15)やSIMフリー強化モデルの発売で、低価格帯市場の選択肢が増加。
     – 根拠:5月以降、特に32GBモデルの買取価格が急落し、Android流入による需要シフトを示唆。

■今後の予測

  • 下落継続:iPhone 7は発売から9年目に入り、OSサポート切れ・競合機の性能向上で需給は緩みやすく、8月~年内にさらに−5~15%程度の下げ幅を想定。
  • 底値圏:年末にかけて2,000~3,000円台前半(128GBは3,000円前後、32GBは2,000円前後)での底打ちが見込まれる。
  • 為替:円安再来(USD/JPY160円台超)で新品iPhoneの吹き上げが再度中古価格を押し上げる可能性はあるが、世代的寿命が重し。

■売却タイミングの提案

  1. 今すぐ~夏季中(7~8月)
     – 下落トレンドが継続中のため、早期売却が原則。特に256GBモデルはiOSYSで4,350円を切る前に売却を。
  2. 業者選び
     – 現状iOSYSがGEO比で平均15%高い水準(7/14時点:128GB 3,780円)を維持。JANPARAは同一容量で2,440円と最安値帯に沈んでおり、複数社査定でiOSYS含む業者を狙う。
  3. OSサポート発表前後(秋口)
     – 9月の次期OS(iOS18)対応機種が正式発表される直前に「駆け込み需要」で相場が僅かに戻る可能性あり。ただし戻り幅は限定的(+5%程度)と予想。
  4. 容量別優先度
     – 256GB>128GB>32GBの順で買取価格の下げ幅が小さく、手元にあるなら256GBから売却検討を。

以上を踏まえると、「iOSSY Sの128/256GB」に集中的に査定依頼し、8月中の早期売却を強く推奨します。円高・OSサポート切れなどの外部要因で需給が一段と緩む前に確定的に売り切ることが、最大のリターン獲得につながります。