iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月7日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月〜9月)を見ると、iPhone 7中古買取価格は5月中旬に全容量・全業者で一斉に大幅下落。たとえば128GBモデルは、GEOで4,665円→4,046円(–13%)、IOSYSで4,688円→3,845円(–18%)(5/5週→5/12週データ)。
  • 以降、6月中旬までにさらに下押しされ、128GBはGEOで3,300円前後、IOSYSで3,780円前後に落ち着く(6/16週以降)。256GB、32GBも同様に20%前後の下落幅。
  • 8月以降は一転してやや横ばい〜小反発傾向。IOSYSの128GBが8/11週に4,158円まで回復するなど、夏商戦や期末決算の買い支え材料が見られる。

■価格変動要因
1)GW後のキャリア「買い替え」キャンペーン集中
 – 根拠:5/12週にGEO・IOSYS・JANPARA全社で価格が10〜18%一斉下落。
 – 考察:4月末〜5月上旬にかけてドコモ・au・ソフトバンクがiPhone 15/SE4など春商戦向けの大規模トレードインを展開。旧モデルの流通量が急増し、市場が過剰供給に。
2)OSサポート打ち切り観測
 – 根拠:WWDC(6月第1週)前に「iOS18はiPhone 7非対応」との憶測が拡大。
 – 考察:サポート終了リスクが顕在化すると「使えなくなる前に現金化」の動きが加速。5月中旬の一斉下落にも寄与したと推測。
3)為替・新興ブランドの台頭
 – 根拠:5月以降、円高一服で新機種の輸入コスト抑制。かつ中国勢(Xiaomi、OPPO)が日本市場で中価格帯を攻勢。
 – 考察:新機種調達コスト低下は中古→新機種への乗り換えを後押し。加えて、Android中堅機の価格訴求が「旧iPhone保有の価値」を相対的に低下させた。

■今後の予測

  • 9月のiPhone 16(仮称)発表時:5月同様「買い替え→旧モデル放出」が集中し、再度10〜15%の価格下落フェーズ到来を想定。
  • 年末年始のギフト需要期(11〜12月):スマホ需要全体が底堅くなるものの、iPhone 7の性能限界(5G非対応・最新OS非対応)から、大きな上昇は見込みにくい。ただし、2545円→2777円へ戻した32GB(GEO)のように、低容量機には一定の底値買い支えが入り得る。
  • 為替動向:急激な円安進行(1ドル=160円超)や、新興ブランド撤退による相対的希少性増加が起これば一時的な買い戻し余地。逆に円高が進めば中古→新型へのシフトが加速し、価格圧迫要因。

■売却タイミングの提案
1)GW前(4月中旬〜下旬)に売却を完了
– 理由:5月中旬のキャリア大型トレードイン前に市場供給が増える前の高止まり水準(GEO128GB約4,660円、IOSYS128GB約4,500円)を確保可能。
2)容量別戦略
– 256GBモデル保有者は、常に他容量より高値維持(IOSYSで平均4,300円台 vs 128GB3,800円台)しているため、キャンペーン前の4〜5月に集中して売却。
– 32GBは底値買い需要が入る傾向(最安2,140円→2,777円戻し)もあるが、下落リスクも大きい。売却を先延ばしにせず早期現金化を優先。
3)9月新機種発表直前(8月末〜9月上旬)
– 値崩れが一巡した後、キャリア間の下取り条件見直しタイミングで「下取り価格の底上げ」が入りやすい。iPhone 16発表直前の下取り強化セールを狙うのも有効。
4)長期保有リスク
– iPhone 7はリセールバリューの維持余地が限られるため、長期保有による価格低落(半年で最大30%ダウン)リスクが極めて高い。売却は「早め」「キャンペーン前」が鉄則。