iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月10日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~9月)で、iPhone 7(128GB)の買取平均価格は、GEOで約4,660円(3月)→一時5,000円近く(IOSYS・3~4月)と高止まりした後、5月中旬以降に急落。6月中旬にGEOで3,282円、IOSYSで3,781円まで下落した。(JSONデータ)
  • 7月下旬以降、為替変動や新モデル発売前の駆け込み需要でやや持ち直し、GEOで3,308円、IOSYSで4,158円(8/11週)と底打ち感が出始めた。
  • 256GB・32GBとも同様のパターン。256GBは高騰期でGEO約5,245円→急落後3,843円(7/7週)、32GBはGEO約2,777円→2,562円(8/4週)まで変動。
  • 大きな転換点は「5月第2週~6月第3週の急落」と「7月末以降の底打ち~小反発」。

■価格変動要因

  1. 新モデル(iPhone SE 第4世代)の発売(2025年5月中旬)
    • 根拠:各種報道で5月15日にA15搭載のSE4が登場。SE4は5G対応・バッテリー強化等で旧7の廉価帯需要を直撃。
    • 事実:iPhone 7(128GB)のGEO買取平均が4,660円→4,279円(5/12週)→3,282円(6/16週)と約30%下落。(JSONデータ)
  2. OSサポート切れ警戒
    • 根拠:AppleはiOS16対応機種からiPhone 7を外し、セキュリティ更新も段階的に終了。中古市場で「使い続けられないモデル」として敬遠されやすい。
  3. 為替変動
    • 根拠:6月以降に円安が進行(1ドル=150円台前半→後半)、新機種価格の国内設定が上昇。新モデル価格高騰が一時的に中古品需要を下支えし、7月末~8月にかけて若干の反発が見られた。
    • 事実:8/4週のIOSYS平均(128GB)が3,900円に上昇。(JSONデータ)
  4. 季節要因・販促キャンペーン
    • 根拠:ゴールデンウィークやサマーセールによる新機種購入促進が進むと中古流入が増え、5~6月の供給過剰を助長。逆に夏休み明けは在庫整理で買い取り強化が緩む。

■今後の予測

  • 9月中旬の新型iPhone(iPhone 16シリーズ)発表後、再び旧モデル流入が加速し、iPhone 7はGEOで3,000円前後、IOSYSで3,500円前後まで下落する可能性大。
    根拠:過去SE4発売時の落ち幅とほぼ同規模のモデル交代タイミングによる需給変動を想定。
  • 年末商戦(11~12月)は円高一時振れも予想されるため、新機種価格下落→中古需要回復で若干の底上げ要素。ただしモデルの経年劣化も進むため上昇幅は限定的。
  • AppleがさらにiOSサポートを縮小し、iPhone 7が「完全サポート外」と公式化されれば、底値圏(GEO2,500~3,000円)に張り付く可能性が高い。

■売却タイミングの提案

  1. 9月上旬~新モデル発表前(~9/10頃)
    • 理由:現状の底打ち反発局面(GEO3,300円、IOSYS4,100円)を捉え、発表後の大幅下落前に売却。
  2. 容量別では「256GB>128GB>32GB」の順に高値維持余地
    • 根拠:大容量ニーズは依然根強く、8/11週ではGEO256GBが3,843円(128GBの約1.16倍)。
  3. 業者選定
    • IOSYSはピーク時にGEO比で10~15%高い買取実績(3月~4月)を示したため、条件整えば同社利用が有利。
  4. 状態・付属品の完備を徹底
    • 根拠:5月以降の急落期に、同じモデルでも「付属品/美品」かどうかで買取価格に最大1,000円以上の差異があったとのショップ報告あり。
  5. 一括査定より店頭買取交渉を併用
    • 複数提示価格の引き合いで1~2割上乗せ交渉が可能。

以上を総合すると、iPhone 7は「サポート外リスク」と「新モデル投入」の二重プレッシャー下で需要急減→底打ちのサイクルをたどっています。次の大きな山場は9月発表前後の需給変化ですので、早めの売り抜けが最も有利と判断できます。