iPhone 7 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 7 |
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発売日 | 2016-09-16 |
ストレージ | 32GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 10 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格



AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年の128GBモデル平均買取価格は、2025年3月~4月初旬に約4,660円で推移後、5月中旬に4,000円前後へ下落(GEOデータ)。さらに6月第2週のWWDC開催直後(6/9→6/16)に3,282円まで急落し、その後は3,200~3,400円のレンジで安定。
- 256GBモデルも同様に3月末5,245円→5月12日4,808円→6月16日3,818円へ大幅下落後、3,800~3,900円台で横ばい。
- データ提供元別では、IOSYSがGEOよりも500~700円高い買い取り価格を継続(例:8/11週128GBでIOSYS4,158円 vs GEO3,303円)。JANPARAは常に2,400~2,800円と最安帯。
- 32GBモデルはあまり動かず、GEOでは3月以降ずっと2,770円前後、IOSYSでも2,500~2,700円の小幅上昇。需要が限定的で価格下落リスクは比較的小。
■価格変動要因
- WWDC2025に伴う「iOS 19」対応機種の発表(2025年6月9日)
- 根拠:6/16週のGEO128GB平均3,282円(前週比▲764円、▲19%)という大幅下落。iPhone 7はiOS19非対応機種に正式指定され、買い替え需要が一気に加速。
- 示唆:OSサポート切れが中古価値を大きく毀損する具体例。6年以上前の世代は、公式サポートが最重要ファクター。
- 新廉価モデル「iPhone SE 第4世代」発売・リーク
- 根拠:Webニュースにて2025年4月~5月にかけてSE4の国内価格が5万円前後と報道。
- 影響:従来SE3/7ユーザーの買い替え先が「最新チップ+小型筐体」のSE4へ流れ、iPhone 7の需要と買い取り上限を圧迫。5月中旬以降、GEO・IOSYSともに128GBで▲300~600円の落ち込みが観測される。
- 為替動向と新モデル価格
- 根拠:4~5月にかけて円高傾向(1ドル=140→130円程度)。新型iPhone価格の円建て引き下げ期待により中古iPhoneへの逆風。
- 示唆:新品価格が相対的に安くなると中古品の魅力が薄れる。
■今後の予測
短期(〜2025年秋):
・iOS19非対応・SE4登場の影響は既に価格に織り込み済み。8月~9月はGEO128GBで3,286円、IOSYSで3,793円前後と底打ち感。
・夏商戦でAndroid廉価モデルがディスカウントを強化するため、iPhone 7需要拡大は期待薄。今後も月間▲1〜3%程度の緩やかな下落圧力。中期(〜2025年冬~2026年春):
・次世代SE(第5世代)およびiPhone 16シリーズ発表(例年9月頃)で、iPhone 7の「生き残り需要」はほぼ消滅見込み。
・秋以降、サポート完全終了(ヴィンテージ指定)や部品調達難も相まって、GEO128GBは2,500~3,000円台前半、IOSYSは3,200~3,500円台に下落すると予測。
■売却タイミングの提案
最適期:2025年5月下旬~6月上旬(WWDC直前)
・GEO128GBなら4,000円台、IOSYS128GBなら4,600円台(5/5週)まで維持しており、WWDC後の3,000円台前半への落ち込みを避けられる。
・256GBモデルも5/5週でGEO5,245→5/12週4,808→6/2週4,808円と下落開始。5月末が売りどき。売却時のチャネル選び:
・IOSYSのほうがGEO比で常に500~700円高い傾向(例:8/11週128GBでIOSYS4,158円 vs GEO3,303円)。同一タイミングで売るなら、できるだけIOSYS系列の買取店を選定。
・JANPARAは相場より1,000円近く安いため、状態が悪く他店で断られた場合の最終選択肢として利用。実務ポイント:
・iOS19非対応の公式情報(WWDC)発表前にキャンペーン狙いで店頭持込。
・バッテリー最大容量や外観を事前チェックし、Aランク査定を確保。Aランクなら店間価格差以上の底上げが見込める。