iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月13日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月(2024年11月~2025年5月)の中古iPhone 7価格動向
    ・GEO(128GB):約4,630 円で横ばい→1~2月に4,272 円へ一時下落後、円安輸出需要で再び4,660 円前後に回復
    ・IOSYS(128GB):11月5,284 円→年末年始に6,000円台へ上昇(1/6週:5,934 円)→2月以降は4,500円前後へ急落・安定
    ・容量比較:256GBが常に最上位、32GBは価格下落幅最大(IOSYS 32GB:11月4,330円→5月2,427 円)
  • 注目すべき変化点
    1. 年末年始ピークの顕著化(ホリデーギフト需要)
    2. iOS 17非対応化による中長期的需給悪化
    3. 円安を背景とした中古輸出需要増で下げ止まり

■価格変動要因

  1. 年末年始の需要増(11月末~1月)
    根拠:IOSYS 128GBが5,284 円→1/6週に5,934 円へ+12%上昇
    解説:帰省やプレゼント用途で旧機種需要が一時高騰
  2. OSサポート切れ(iOS 17対応外)
    根拠:Apple公式発表でiPhone 7はiOS 17非対応。機能制限が中古需要を徐々に剥落
    解説:セキュリティ更新も終了し、企業/教育機関のリース需要剥落
  3. 新型iPhone SE発表噂(2025年3月)
    根拠:複数ITニュースで「春モデルSE4発売」の報道。発表直前の2~3月にIOSYS価格が再び横ばい推移
    解説:旧型需要の先食い減少で下落圧力
  4. 円安による輸出需要増
    根拠:2024年12月以降で1ドル=160円前後へ円安進行。GEO 128GBは12月末以降4,660 円前後を維持
    解説:東南アジア向け再販ルートが活性化し、国内在庫が底堅く維持

■今後の予測

  • 短期(~夏季)
    ・iPhone 16発表前の夏商戦で一時的な反動買いあり得るが、2025年6~8月はモデル比較検討期で在庫放出が先行し、価格は底値圏(GEO32GB約2,800円、IOSYS128GB約4,300円)で横ばい。
  • 中長期(秋以降)
    ・秋にiPhone 16リリース → 旧機種(7世代)への需要はほぼ枯渇、さらに1割下落も。
    ・OS未対応ゆえ法人・教育の買い替え需要はゼロへ移行。
    ・ただし、円安継続や輸出ルート拡大で国内底値は下支えられるため、急落リスクは限定的。

■売却タイミングの提案

  • 売却推奨時期:できるだけ早期(5~6月)
    ・根拠:IOSYS128GBは5/12週に3,759 円(年初ピーク比–36%)まで急落。6月に入ると春モデルSE4の正式発表→需給悪化が一段と加速する可能性。
  • 容量別優先度
    1. 256GB……最も高値安定(5/12週IOSYS:4,347 円)、上位機種として狙い目
    2. 128GB……売買量最多の主力モデル、手放しやすい
    3. 32GB……価格下落幅大、急いで処分推奨
  • チャネル選択
    ・輸出需要を背景に高値安定のGEOを基本推奨
    ・即時現金化を重視するなら、IOSYSまたは大手チェーンの「春の高額査定キャンペーン」を狙う
  • 注意点
    ・6月以降の円高反転リスクやSE4正式発売直後は一時的に買い取り価格がさらに下振れ
    ・バッテリー交換履歴や外観傷の有無など、査定アップ要件を満たした上で早期売却を強く推奨

以上の分析により、iPhone 7は「春のSE4発表前の売却」が最も有利と判断します。円安・輸出需要という下支え要因はあるものの、OS非対応化という構造的な需給悪化が進行中のため、今夏までに手放すのがベターです。