iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移の概観
    • 128GBモデル(GEO調べ)は2024年12月~2025年2月まで約4,660円前後で横ばい。1月13週目に約4,327円に一時下落後、2月17週目に再び4,660円台まで回復。しかし3月以降は再び4,600円前後に落ち着き、5~6月にかけては4,046円台までじり下げ傾向。
    • 同じくIOSYS調べでは128GBが年明けに約5,900円のピーク(1月6週)を付けるも、その後は5,000円前後→4,600円前後と漸減。256GB/32GBも同様の山と谷。
    • JANPARAは常に他社より1,500~2,000円低く、5月以降は128GBが2,468円まで下落し、最安で2,300円台に。
  • 市場の特徴・変化点
    • 年末商戦~年始の「買取強化キャンペーン」により1月初旬に一時的な買い取り上積み(IOSYS約5,900円、GEO4,660円)。
    • 春先(3月~4月)にかけて、直近モデル(iPhone SE 第3世代やAndroid新機種)への乗り換えやiOSアップデート対応状況(iPhone7はiOS15止まり)が消費者心理に影響し、旧モデルへの需要が縮小。
    • 5月以降は「円安による新品端末価格高騰」と「WWDC(6月)直前の機種入れ替え待ち」が重なり、二次流通でも底値圏で推移。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れの影響

    • 根拠:iPhone7は2016年9月発売。iOS16まで対応も、最新iOS17/18非対応でセキュリティ面・新機能を求めるユーザーはSE3(2025年3月発売噂)やiPhone15/16へ移行傾向。
    • 価格反映:3月以降のGEO・IOSYSで128GBが約4,660円→4,046円へ下落(12%ダウン)。
  2. 季節的プロモーション・キャンペーン

    • 根拠:業者が年度末在庫調整を行う1月~2月にかけて、買い取り上積みを実施。
    • 価格反映:IOSYSの128GBが1月6週に5,934円のピーク。GEOも同時期に安定帯上限付近。
  3. 為替・マクロ経済

    • 根拠:2024年末~2025年春、円安進行(1USD≒150円前後)が新品iPhoneの実売価格を押し上げ、低価格帯の中古端末への相対的需要を微増させる局面あり。
    • 価格反映:1月後半、GEO・IOSYSの128GBが回復。
  4. 需給バランスの変化

    • 根拠:新卒・新生活シーズン(4月)に合わせた中古スマホの需給ピークはiPhone8以降に集中し、旧機種iPhone7は優先度低下。
    • 価格反映:4月以降、GEO128GBが再び4,660円→4,046円、JANPARAは2,468円に急落。

■今後の予測

  • 短期(6~8月):
    • 6月のWWDC後に次期iOS18の発表&「古い端末の非対応機能」が明確化されると、iPhone7の希少性・サポート終了がより鮮明化。これに伴う換金駆け込み売りで供給過多、2025年夏はGEOで4,000円前後、IOSYSで4,300~4,500円前後と底堅くも横ばい~微減。
  • 中長期(年末まで):
    • iPhone17(仮)発表(9月頃)→初期売り取り強化キャンペーンで年末にかけて再び下支え。GEO128GBは3,800~4,200円水準、IOSYS平均は4,000~4,300円水準まで落ち着く見込み。JANPARAはさらに1,500~2,000円程度の最底値を形成。

■売却タイミングの提案

  1. ベストタイミング:2025年6月上旬(WWDC前)
    • 根拠:5月末~6月初旬のGEO・IOSYS128GB価格はそれぞれ4,046円・4,688円(5/5週)と6月以降より高止まり。WWDC発表後にサポート切れ懸念が強まる前に売却すべき。
  2. 容量別のおすすめ業者
    • 128GB/256GB:高値安定期にはIOSYSを活用(1月6週で5,934円・6,898円の実績)。GEOは“常連安定”の4,600円帯。
    • 32GB:小容量は需要激減。動きが早いJANPARAで1,414円(2/10週)まで落ちた実績があるため、早期にIOSYSの4,000円台ラインを狙う。
  3. 条件面の留意点
    • iOSバージョンは最新相当(iOS15.7)へアップデート済み、バッテリー交換履歴があると査定逼迫を回避。
    • 純正品付属(箱・ケーブル)の有無は数百円単位で査定変動。可能な限り保管しておく。

※以上は「iPhone7」の旧世代端末としてのサポート終了リスク、季節・業者キャンペーン、為替環境という3大要素を、実データ(GEO/IOSSYS/JANPARAの週次価格)および最新市場動向から総合的に勘案した提言です。