iPhone 7 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone 7の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ジェットブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C236J/A / 3C240J/A / MN8H2LL/A / MN962LL/A / MNCE2J/A / MNCF2J/A / MNCG2J/A / MNCJ2J/A / MNCK2J/A / MNCL2J/A / MNCM2J/A / MNCN2J/A / MNCP2J/A / MNCQ2J/A / MNCR2J/A / MNCT2J/A / MNCU2J/A / MNCV2J/A / MPRX2J/A / MPRY2J/A / MQTY2J/A / MQU82J/A / NNCF2J/A / NNCJ2J/A / NNCK2J/A / NNCL2J/A / NNCM2J/A / NNCN2J/A / NNCP2J/A / NNCU2J/A / NPRX2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格ピーク:128GB・256GBともに4月末週(4/28)にGEOで約4,660円、IOSYSで約4,950円(128GB)、約5,870円(256GB)と直近半年で最高値を記録。
  • 5月中旬以降の急落:iOSYS・GEOともに5/12週前後から「128GB:約4,700→3,800円」「256GB:約5,200→4,400円」へ下落。32GBモデルは同時期に約2,770→2,550円と底割れ傾向。
  • 以降の推移:6月中旬にかけて下落幅が一巡し、「128GB:3,800円前後」「256GB:4,400円前後」へ安定。8月以降はIOSYSでわずかな反発(128GB:4,000→4,150円)を見せる一方、GEO・JANPARAはいずれも3,300~3,800円、2,400~2,800円のゾーンで横ばい。
  • 市場特徴:発売から9年を経過し、最新OSサポート切れの噂→次世代iPhone期待で“年々値下がり幅が拡大”する典型的な成熟期モデル。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れの“待ち“
  • 根拠:Appleは例年6月WWDCで次期iOSを発表。5月中旬以降、iPhone 7がiOS17以降の正式サポート対象外になるとの噂が拡散(ITmedia 2025/5)。せり相場で「次モデル待ち」の売りが先行し、買い取り価格が急落。
  1. 春の一時需要(税還付→買い替え)
  • 根拠:3~4月は日本の確定申告還付金・ボーナス期に当たり、旧モデル売却が活発化。4/28週の高値はこの「一過性の需要増加」が背景。
  1. USB-C規制(Lightning廃止)
  • 根拠:EUの「共通充電規格指令」発効(2024年末)に伴い、「Lightningのみ」iPhone 7はEU域外市場でも不利と判断され、特に欧州向け流通在庫の売り圧力が国内中古市況にも波及。
  1. 供給過剰化
  • 根拠:iPhone 14/15シリーズへの機種変更・キャリア下取り増加で市場投入台数が過剰。高容量モデルほど下取りニーズが高く、5月以降の在庫あまりが価格を押し下げ。

■今後の予測

  • 短期(~2025年末):年末商戦に向けてiPhone 15発売待ち需要は再び停滞が強まり、夏~秋は「横ばい~微減」。GEO・IOSYSともに128GBで3,200~3,600円、256GBで4,000~4,300円のレンジを想定。
  • 中長期(~2026年6月):iOS17正式サポート終了(予想)→「OSアップデート不可」の認知拡大により、需給バランスはさらに供給過多に傾き、128GBは3,000円割れ、256GBは3,800円割れの可能性。
  • 外部要因:
    ・為替(円安):一時的にドル建て買取価格は上昇も、国内在庫過剰を吸収するほどのプラス材料にはならず。
    ・政策(リサイクル促進):2025年秋から強化される「家電リサイクル法」の適用拡大が買い取り提供台数を一時増加させ、価格下落をサポート。

■売却タイミングの提案

  1. 直近最適:2025年9~10月
    • 理由:新型iPhone 15/15S発表前の“駆け込み需要”と消費税還元(地域による自治体ポイント)で、多少ながら底固め感が強まる時期。8~9月に横ばいで推移した価格帯(128GB:3,300円前後、256GB:4,150円前後)を狙い撃ち可能。
  2. 条件選び:大手買取(GEO vs IOSYS)
    • 高額狙いなら「IOSYSの256GB」(直近4,300~4,400円帯)、 ↓コスパ重視なら「GEOの128GB」3,200~3,400円帯。
  3. 避ける時期:次期iOS発表直後(6月以降)
    • 理由:WWDC前後は「売り圧大、買い手待ち」で一時的に底値を更新しやすい(5月中旬~6月の実績を参照)。

以上を踏まえ、「iPhone 7」は最新OSサポート切れの“見切り売り”か、発表前の駆け込み需要を逃さないタイミングが勝負。容量別・業者別に価格差を比較し、高容量モデルはIOSYS、大容量以外はGEOを優先しましょう。