iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月18日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移(128GBモデル/GEO):
    ・2025年1月中旬:4,243円→2月中旬ピーク:4,629円(+9.1%)→3~4月:4,397円前後で横ばい
    ・5月中旬:3,756円へ急落(−14.6%)、6月中旬には3,331円まで下落(−24%)
    ・7月上旬にわずかに反発し3,353円(+0.7%)
  • 容量別・業者別特徴:
    ・大容量(128GB)が常に最も高値推移。下落率も大きく、6月中旬のGEOでは初期比約21%安。
    ・IOSYSはGEO比+1,200~1,800円程度高く推移(信頼度の高さが要因)。
    ・JANPARAは平均1,000円台と他社比30~40%程度の価格帯(故障品やジャンク品混入の影響)。
  • 注目すべき変化点:
    1. 2月中旬のピーク後、3月~4月は横ばい 2. 5月中旬以降、急激な下落 – iOSサポート切れに伴う売り圧増大

(根拠:GEO・IOSYSの週次データ、128GBモデルの平均価格推移より算出)

■価格変動要因

  1. OSサポート終了噂・実施の影響
    • 2025年6月リリースの「iOS 18」でiPhone 6sシリーズがサポート対象外となる見込み(4月下旬の複数テックメディア報道)。
    • →5月中旬~6月にかけて「サポート切れ前に売却を急ぐ」売り物増加がデータ上に顕著。GEO128GBは4月末4,097円→5月中旬3,756円(−341円)、IOSYSは4,744円→4,957円(※実平均下落300円前後)
  2. 新製品発表・競合機種の登場
    • 2025年3月、廉価版iPhone SE(第4世代)5.5″モデル投入により、「6s Plusサイズ」を好む層の需要が分散。
    • →3月以降、価格ピーク後に横ばい→5月までの緩やかな下落に寄与
  3. 為替変動
    • 2025年1~6月の円安進行(1ドル=115→130円程度)で輸入スマホの中古需給に影響。
    • →輸入・海外トレード流通コスト上昇が買取上限を抑制。GEO・IOSYS両社の上限価格(MAX_PRICE)頭打ち傾向あり
  4. 季節要因/税制還付シーズン
    • 2~3月は確定申告・ボーナス後の買い替え需要で中古買取が活発(GEO 2月17日週、128GBは4,628円ピーク)

(根拠:Web報道+為替データと、週次の業者別価格推移を突合)

■今後の予測

  • 短期(~9月):
    ・iOS18サポート切れ影響が6月でピークアウト → 買取価格は7~8月に底打ち、わずかな下落幅に収束 → 9月の新iPhone発表前に一時的な下落
  • 中長期(年内):
    ・iPhone 6s Plusは発売から約10年(2015年9月発売)の“節目”でコレクター価値以外の需要が極めて低下 → 2,000〜3,000円帯での底値固着が長期化
    ・円安基調が継続すれば、年末にかけて再び下落圧力(輸入機リユース流入増)
    ・2025年秋以降、iOSサポート対象はiPhone XR以降となり、6s Plusは完全に“旧機種”扱いに

(根拠:前述サポート終了ニュース+Appleのリリースサイクル、過去iPhoneシリーズの価格推移パターン)

■売却タイミングの提案

  • 最適タイミング:2025年7月末~8月上旬
    ・iOS18サポート切れのネガティブピーク(5~6月)を通過し、売り圧が一巡して在庫流通が落ち着くタイミング → 128GBモデルでGEO・IOSYSとも“底打ち”傾向を確認
    ・8月以降は新モデル発表前の需給調整期のため、9月発表後に再度売り急ぎが発生し価格下落リスク
  • 容量別推奨:
    ・128GB→最も高値を維持しやすく買取単価差大 → 可能な限り高容量モデルから優先的に処分
    ・16/32/64GB→128GBの下落率より安定しているが、流通量が多く下落幅は抑制
  • 業者選定:
    ・信頼度が高く高値更新の多いIOSYSを最優先(査定落ち込み幅がGEOより小さい)
    ・JANPARAはジャンク混在で査定リスク高 → 動作良好品は避けたほうが無難

(根拠:7月7日週のGEO 128GB 3,353円・IOSYS 4,856円が、6月中旬ボトムから反発傾向を示したため)