iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月13日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 6s Plus |
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発売日 | 2015-09-25 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB |
カラー | ローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 5.5インチ |
OS | iOS 9 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6カ月(2024年11月〜2025年5月)で、GEOの128GBモデルは11月の約5,700円水準から年末にかけて横ばい推移、年明け以降は急落し5月には3,700円前後まで約35%下落(2025-05-12週:3,755円)。IOSYSも同時期に5,400円→6,000円のピーク(2025-01-06)を経て、春以降は4,700〜4,800円前後に落ち着く(2025-05-12週:4,856円)。JANPARAは一貫して安値帯だが、3月末以降はパーツ流用需要により1,500〜2,200円台へやや上昇。
- 機種特性として「2015年発売」「A9チップ搭載」「大型Plusモデル」の古さが裏目に出ており、リセールバリューは同世代の非Plus(6s)を下回る傾向。画面割れやバッテリー劣化リスクも高く、業者は全般に厳しめ査定。
■価格変動要因
- OSサポート切れ観測(需給減)
- 2024年秋にAppleが「iOS 18でiPhone 6s/6s Plusをサポート対象外」の予告を複数メディアが報道(時事)。それを受け、12月末以降GEO128GBが5,708円→4,628円へ急落(12-30週)し、市場価値の剥落が顕在化。 - 新型SE発売リリース/下取り強化
- 2025年3月頃に噂される「iPhone SE(第4世代)」投入観測で、手頃な新機購入へ買い替え誘導。実際、2月以降IOSYS128GBは6,000円→4,900円へ約18%下落(2-03週 vs 1-06週)。 - 為替変動の輸入コスト反映
- 12月末から1月にかけての円安進行(1ドル=150円超→155円台)で、海外から中古輸入品のコスト増。業者は一時的に仕入れを控えた結果、1-06週にIOSYSが6,032円のピークをつけた後、為替安定で再び値崩れ。 - リサイクル/部品需給シフト
- JANPARAのパーツ取り需要は冬季に底を打ち、3月末以降バッテリー交換や背面ガラス割れ交換向け流用が増加(JANPARA128GB:824円→1,545円、3-31週)。旧機の部品価値に依存する二極化現象。
■今後の予測
- 一般ユーザー向けの再流通価値は、サポート完全終了後(iOS 18正式リリース後=2025年秋想定)まで減少トレンド継続。GEO128GBは夏前に3,000円台前半、冬には2,000円台に迫る可能性。
- 部品取り・コレクター需給はむしろ春先以降の在庫縮小で一時的に需給逼迫し、JANPARAで1,600〜1,800円程度に踏みとどまるが、秋以降は価値消滅。
- 為替は当面ドル高円安の見通しで輸入仕入れ抑制→高値支え要素だが、機体の物理劣化・市場飽和の勢いを止めるまでには至らない。
■売却タイミングの提案
- 一般流通モデル(GEO/IOSYS)で最も高値を狙うなら、“iOS 18サポート外”報道直後の2025年1月第1週(IOSYS128GBで6,032円を記録)を逃さず売却。年明け需要と為替動向がピーク要因。
- もし1月を逃した場合は、Apple下取りやリサイクルキャンペーンが始まる11~12月のボーナス商戦期を待たず、夏前(6月中)には市場価値がジャンプダウンするため、遅くとも5月末までに売却。GEO128GBで4,000円台前半、IOSYSでも4,800円台を確保可能。
- 部品取り専用で構わない場合、3月末~4月初旬にJANPARAで1,500〜1,900円まで上がるタイミングがあるため、バッテリー・背面ガラス需給を見てこの窓で売却。
- なお、16/32/64GBモデルは容量差よりも「バッテリー健康度・外観損傷」が査定を大きく左右するため、容量50%を超える128GBが最も利回りが良い。必ず交換キャンペーン前にバッテリー状態を最大化(容量80%以上)して売りに出すこと。