iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月24日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移の全体像
    ・GEO:2024年11月の128GB平均約5,700円から12月末に約4,600円へ下落。以降も緩やかに下落し、2025年5月中旬には約3,755円まで低下。
    ・IOSYS:同時期は約5,430円→年明け(1/6)に6,032円のピーク。その後2月に4,770円まで下落するも、2月下旬・4月下旬に5,200~5,300円へ短期反発。5月中旬は約4,830円で安定。
    ・JANPARA:他社比で著しく低く、11月~2月は約500~824円、3月末以降は約1,500~2,300円に一時上昇するも、5月には再び1,200円前後へ下降。

  • ソース間・容量間の差
    ・常に128GB>64GB>32GB>16GBの順で高値。
    ・取引量が多いGEOは安定、IOSYSはプロモーションの影響大、JANPARAは極端に安値。

■価格変動要因

  1. 年末商戦・年始キャンペーン(GEOの12月→1月大幅下落/IOSYSの1月ピーク)
    根拠:
    ・GEO:12月23日週の128GBが5,400円→12月30日週に4,628円へ急落(消費者の年末一巡後、売却需要増)。
    ・IOSYS:年末年始に買取強化キャンペーンを実施し、1月6日週に6,032円へ到達。

  2. 春節・新学期需要(2月中旬~下旬の短期反発)
    根拠:
    ・IOSYS:2月3日週(4,915円)→2月24日週(5,220円)と約300円上昇。中国春節や新学期前のスマホ需要増に連動。

  3. 中古スマホ市場の「陳腐化進行」
    根拠:
    ・リリースから約9年経過し、iOSサポート停止やバッテリー劣化で性能面・安心感が低下。結果、需給バランスは供給超過傾向で、GEOを中心に長期的下落トレンドを形成。

  4. 他世代・他社競合モデルの増加
    根拠:
    ・2024年9月発売のiPhone 15シリーズや2025年噂の新SEモデルへの注目移行で、6s Plusへの需要減。特に16~32GBモデルは価格下落幅が顕著(GEOの16GBは11月3,548円→5月1,767円)。

■今後の予測

  • 短期(~2025年夏):
    ・GEOは3,500~4,000円台を底値に、夏季商戦(お盆・夏休み)で一時的に3,800~4,200円に小反発。
    ・IOSYSはプロモーション次第だが、5,000円前後で推移。春節(2026年旧暦)前後に5,100~5,300円へ一時上昇可能。
  • 中長期(~年末):
    ・iOSサポート終了(既にiOS15止まり)やバッテリー寿命で性能面の安心感がさらに低下し、中古全体価格は3,000円前後へ漸次下降。
    ・円相場が円安になれば新中古端末の輸入増で二次流通放出が増え、価格下押し圧力増大。

■売却タイミングの提案

  • 最も高く売れるタイミング:
    ・「2025年1月第1週(1/6)まで」にIOSYSで128GBモデルを売却。過去半年の最高値6,032円を記録(理由:年末年始キャンペーンの恩恵)。
  • 次点のチャンス:
    ・「2026年旧暦春節前(1月末~2月上旬)」に、IOSYSやGEOでプロモーションを狙う。2月下旬頃の短期反発実績あり。
  • 避けるべき時期:
    ・年度末(3~4月)以降は需給過剰で価格底打ち後の下落継続ステージ。特に1~32GBモデルは価格低廉化が顕著なため、売却余力のある方は早期判断が得策。
  • 容量選択の提案:
    ・16GB/32GBモデルはGEOで2,400~3,000円程度がピーク。128GBは上記のとおり6,000円前後。手持ちに余力があるなら上位容量ほど利益率が高い。

以上を踏まえ、iPhone 6s Plusはリリースから9年を迎え需給過剰と陳腐化進行の中、年末年始・春節のプロモーションを最大限に活用した「1月~2月売り」が最も有利と考えられます。