iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年の価格推移
    • GEO(128GB): 2024年12月初旬5,708円→2025年4月中旬4,097円(−28%)→6月2日3,755円に低下
    • IOSYS(128GB): 同時期5,478円→4月末5,287円→5月末4,842円(−12%)と緩やかに下落
    • JANPARA(128GB): 一貫して800~1,500円台で底値安定
  • ボリューム別階層
    • 128GB>64GB>32GB>16GBの順に買取価格が高い構造は変わらず
    • 16GBはGEOで約1,900円、IOSYSで約2,800円、JANPARAで約300円と業者間格差大
  • 市場の特徴・注目点
    • iPhone 6s Plus(2015年9月発売、第9世代「Plus」モデル、A9チップ、iOS15まで対応) は現状OSサポート切れで需給が細る一方、業者再販・部品取り需要で完全消えず
    • 今年1月のiPhone SE(第4世代)発売噂、4月の「スマホリサイクル促進政策」(環境省)が中古流通を微増させ、一時的に買取価格の底上げ要因に

■価格変動要因
1.OSサポート終了

  • 根拠: AppleがiPhone 6s/6s PlusのiOS15を最後に次期OS対応を打ち切り(公式発表:2023年6月)
  • 影響: 安全性・機能面で見劣り → 需要減少 → 2025年1月以降GEOで月約500~800円、IOSYSでも月約200~300円の緩やかな下落
    2.新モデル発表・販売施策
  • 根拠: 2025年1月、iPhone SE(第4世代)発売→下取りキャンペーン開始
  • 影響: ユーザーが下取りに回す機種に6s Plusを選ぶ動きで1月6日週にIOSYSで128GBが6,032円のピークを記録
    3.為替動向
  • 根拠: 円安(USD/JPY 150→135→133)の落ち着き(2025年2月以降)
  • 影響: 輸入新品価格の上昇鈍化 → 中古品の相対的な魅力低下抑制 → IOSYSの下落幅がGEOより小幅で推移
    4.競合機種の台頭
  • 根拠: 2025年3月Google Pixel 8a、Samsung Galaxy Aシリーズ最新モデルの日本投入
  • 影響: 安価なミドルスペックAndroidの需要増 → 6s Plusの買い替え需要抑制 → JANPARAの底値帯(¥300~¥600)で硬直化

■今後の予測

  • 短期(~夏)
    • OS非対応機の需給細りは継続し、GEOで月300~400円、IOSYSで月200~300円程度の下落見込み
    • 6月のWWDC 2025でiOS18発表→旧機種価値の相対低下が加速
  • 中期(~年末)
    • iPhone 16シリーズ発表・発売(9月)で下取り・買い替え需要がピーク → 6s Plus買取も一時的に在庫過多、さらに価格下落
    • 環境省のリサイクル支援策が定着すれば、部品取り需要下支えでJANPARA底値は若干上振れで1,000円前後に
  • 為替・政策・競合の影響
    • 為替安定が続けば買取価格の乱高下は限定的
    • 環境政策の実効性次第で「24年モデル以下」のまとめ買取需要に波が生じ得る

■売却タイミングの提案

  • 128GB/64GBモデル
    • 最有利期: 2025年6月上旬までに売却
      ・根拠: WWDC前(6月初旬)に下取り需要が残る可能性。IOSYSでは5月下旬で4,842円(128GB)、4,069円(64GB)を記録し、夏以降のiOS18発表後よりも高値。
      ・提案: IOSYSのキャンペーン併用で買取額+5~10%狙い。
  • 32GB/16GBモデル
    • 即売却推奨
      ・根拠: 1,500~2,400円の底堅い水準からの反発余地小。夏の新モデル発売後には更に需要減少。
      ・提案: GEOまたはIOSYSで在庫上限調整期(6月第1週まで)にまとめ売りし、手数料無料キャンペーンを活用。
  • 業者比較
    • JANPARAは常に底値圏(300~1,500円)で推移 → 高ボリューム機以外は利用メリット小。
    • GEOは減率大だが、即現金化や店舗買取での下取りポイント付与の併用検討可。
    • IOSYSは週次変動だが平均的に高値を維持 → ネット予約+集荷利用で売却コスト低減。

以上、iPhone 6s Plusは“OSサポート終了による需給細り”と“新モデル発表に伴う在庫集中”が価格主因。夏前の下取り需要を取り逃さず売却することが最も有利と判断できます。