iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で、GEOのiPhone 6s Plus 128GBは平均買取価格が約4,628円→3,331円(約28%下落)、IOSYSは約6,032円→4,820円(約20%下落)と急激に下落。32GB・64GB・16GBも同様のトレンド。
  • 当初ピークは年末~1月に観測(GEO128GB=4,628円、IOSYS128GB=6,032円/1月6日週)が、その後は一貫して右肩下がり。特に5月以降、GEO128GBは3,755円→3,331円に急落。
  • JANPARAのデータは平均値1,200円前後(極端に低い最安値10円など)と他社との乖離が大きく、市場への“過剰流入・ジャンク品混入”を示唆。

(根拠データ:GEO・IOSYSの週次平均価格推移、JANPARAの異常な低価格帯)

■価格変動要因
1)モデル寿命・新製品効果

  • iPhone 6s Plusは2015年発売の第9世代、A9チップ搭載。発売から9年が経過し、2024年9月に登場した最新機種(いわゆるiPhone 16シリーズ)が「大型ディスプレイ+高速処理」を再定義。旧機種への需要は新モデル発表直後(2024年秋)から本格的に低迷。
    (根拠:1月6日週IOSYS128GB=6,032円→1月13日週=5,525円への急落)

2)OSサポート終了の懸念

  • Appleは次期iOS 18でサポート機種を絞り込む方針との噂があり、6s/6s Plusは適用外と報じられている。サポート打ち切り情報は「夏前に発表」の見通しで、中古市場ではサポート継続モデルとの比較劣位から事前に値崩れ。
    (根拠:5月以降、GEO128GBの価格が再び3,300円台に下落)

3)流通量の増加・ジャンク混入

  • JANPARAの極端に安い平均価格帯(16GB=約280円、128GB=約1,200円)は、ジャンク品や修理不可品の混入、業者間卸売の増加を示唆。市場に不良在庫が流れ込むほど相場全体が押し下げられる。
    (根拠:JANPARAのMIN_PRICEが“10円”を下回る複数週の記録)

4)円安影響による新品高騰との需給ギャップ

  • 新品iPhoneの円安による値上げが続く中、安価な旧モデルへの乗り換え需要はさほど増えず、「高い新品」と「過去モデル」の価格差が恒常化。中古価格は底堅い需給バランスを欠いている。

■今後の予測

  • 2025年夏~秋(7~9月)はiOS 18サポート発表と新モデル投入直前の“売り逃しタイミング”。しかし既に下落基調にあるため、GEO128GBは3,300円台→3,000円割れ圏内へ、IOSYS128GBは4,800円→4,500円前後にさらに下落見込み。
  • 9月新iPhone発表後は型落ち加速→冬にはGEO128GB2,500円台、IOSYSでも4,000円割れの可能性。
  • 為替が更に円安に振れた場合、新品が高止まりし旧機種への“二次的需給”が支えられる可能性はあるが、iOSサポート終了の心理的障壁が勝ると予想。

(根拠:過去の新モデル投下直後の1月~3月相場推移、iOSサポート終了噂)

■売却タイミングの提案

  • 最も高値が期待できるのは「iOS 18サポート発表前の7~8月」。
    ・GEO128GBなら4,000円前後、IOSYS128GBなら5,000円近辺のプライスが残る可能性。
    ・OSサポート継続を期待する買い手が夏休み需要で一時的に増加。
  • 16GB・32GBは流通量が多く価格下落率も大きいため、同期間に早めに売却(GEO16GB=約1,900円、GEO32GB=約3,000円を目安)。
  • JANPARA相場はジャンク混入リスク大。正常動作品ならGEOかIOSYSへの出品を優先し、JANPARAで売る場合は「ジャンク扱いでまとめ売り」に留める。

(根拠:データ上の山値+OSサポート発表予測、市場需給のタイミング)