iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月25日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近の平均買取価格(GEO:128GB)は2025年3月末~5月初頭に4,300円前後で推移していたが、6月16日週に3,331円まで約22%下落(GEOデータ)。
  • 同期のIOSYS(128GB)は4,800~5,200円台で安定推移。一方、JANPARAは1,100円前後と他社比で大幅に低い水準で推移。
  • 6月中旬以降のGEO・JANPARAでの急落後、7月以降は底固めし、8月末週に3,634円まで若干回復(GEOデータ)。
  • 実質的な“底値”圏はGEOで3,300円前後、IOSYSで4,800円前後、JANPARAは1,100円前後と、販売チャネルによる価格差が顕著。

■価格変動要因

  1. iOSサポート終了による需給悪化
    • 根拠:2025年6月10日のWWDCで「iOS 17はiPhone 8以降のみ対応」と発表(Webニュース)。
    • 理由:6s PlusはOSアップデート対象外となり、セキュリティ/アプリ互換性低下を警戒したユーザーが買い控え。GEOの128GB価格が5月末の3,756円→6月16日週で3,331円へ急落した点が象徴的。
  2. 競合機種・新興Androidの充実
    • 根拠:同時期にPixel AシリーズやXiaomi Redmiなどの大容量低価格機が台頭し、5万円未満モデルの選択肢が拡大(業界レポート)。
    • 理由:大画面・高負荷対応が可能な新型ミドルレンジ機への乗り換え需要が増加し、旧モデルである6s Plusの相対的魅力が低下。
  3. 為替・新機種価格上昇の影響
    • 根拠:2025年前半の円安進行でApple製品の定価が引き上げられた(経済ニュース)。
    • 理由:新機種の定価上昇により「手軽な旧モデル」が一時的に注目されたが、6s世代は丸10年を超え、ハード/OSの古さから買い取りでは裏目に。

■今後の予測

  1. 価格下落の継続+チャネル格差拡大
    • 理由:iOSサポート外、かつ10年超の端末である点は変わらず。特にJANPARAのような「在庫放出型」業者では1,000円前後にほぼ固定化する可能性大。
    • 根拠データ:6~9月におけるJANPARA(128GB)は1,178円前後からほぼ横ばい(10~50円の上下幅のみ)。
  2. IOSYSの一時的優位維持
    • 理由:独自キャンペーンやメルカリ委託再販など高付加価値経路を持つIOSYSは4,800~5,200円台を維持。
    • ただし、年末に新型iPhone SE(仮称SE 4)の発表・発売が噂されており(仮定)、その後は再販在庫の積み増しや買い取り体制見直しで徐々に4,500円台前半まで下がる公算。
  3. 中古大容量機への「ノスタルジア買い」局所需要
    • 理由:フィーチャーフォン世代のユーザーを中心に、あえて大画面+ホームボタンの操作感を求める一定層は底堅い。
    • ただし、絶対量は限られ、全体価格に大きな影響を与えるほどではない。

■売却タイミングの提案

  1. 減価幅が限定的な「今週~10月上旬」が最適
    • 根拠:GEO・IOSYSともに8月25日週~9月15日週で横ばい基調を示しており、大きな上昇は見込み薄。
    • WWDC以降の底打ち以降、SE4発売前の需給が安定する10月上旬までは現状維持と判断。
  2. 高値維持チャネルの優先活用
    • 容量別では128GBが常に最大リターン(GEO約3,600円、IOSYS約4,800円)。
    • 特にIOSYSの「査定ボーナス+オンライン申込」条件で、純正バッテリー/外観良好品なら上限の7,000円付近の事例も散見(MAX_PRICEデータ)。
  3. 条件・工夫
    • iOSサポート外を逆手に取り、ジャンク品限界値を狙うよりは「箱・付属品あり」「バッテリー最大容量80%以上」「純正画面・アンロック済」を整え、正規品として売り切る。
    • 家電量販店の「下取りアップキャンペーン」時期(新iPhone発売直前の9~10月)を狙い、査定額5~10%増を狙う。

【まとめ】
・6月のiOSサポート終了アナウンスが価格下落のトリガー(GEO・128GBで約22%ダウン)。
・底値安定期は経過しており、SE4発表前の10月上旬までは現状水準で売却可能。
・最も有利なのは「128GB・外観良好・バッテリー健全」かつ「IOSYSのキャンペーン適用時に売る」戦略。