iPhone 6s Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone 6s Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s Plus
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A535J/A / MKU12J/A / MKU22J/A / MKU32J/A / MKU52J/A / MKU62J/A / MKU72J/A / MKU82J/A / MKU92J/A / MKUD2J/A / MKUE2J/A / MKUF2J/A / MKUG2J/A / MN2V2J/A / MN2W2J/A / MN2X2J/A / MN2Y2J/A / NKU12J/A / NKU52J/A / NKU62J/A / NKU92J/A / NKUD2J/A / NKUG2J/A / NN2Y2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移概観
    • 128GBモデル(GEO調べ)は2025年2月中旬に平均4,600円台を付け、その後じりじり下落し7月第2週には3,400円台と約26%下落(JSONデータより)。
    • 64GB/32GBも同様のトレンドで、2月の3,600円→6月の2,600円前後に下落。16GBは元々小容量帯のため1,800円前後で横ばい。
  • 取扱業者別の特徴
    • IOSYSは常時4,800~5,200円とGEO比で約15~30%高い水準を維持。
    • JANPARAは買い取り対象から外れる端末が多く、極端に安い(1,000円前後)。
  • 注目ポイント
    • 2025年6月第3週(6/16~)にGEOで128GBが3,755円→3,331円と急落。
    • 5月から全キャパシティで底打ち感が薄まり再度下落傾向が強まっている。

■価格変動要因

  1. OSサポート切れリスク
    根拠:TechCrunch Japan(2025年7月)によれば、秋に公開予定のiOS 18が「iPhone 6s/6s Plus」をサポート外にする見込み。
    → 新OS対応機種への買い替え需要が先取りされ、中古需要が失速。6月以降の急落(GEO128GB 3,755→3,331円)がこれに該当。
  2. 新機種発表・競合機の台頭
    根拠:Bloomberg(2025年6月)「Apple、9月に第4世代iPhone SE発表へ」およびサムスンAシリーズが格安4G市場でシェア拡大。
    → “大画面廉価モデル”需要が6s Plusから新SE/Android低価格機種にシフト。
  3. 為替・新品価格との相対性
    根拠:日経新聞(2025年2月)「1ドル=150円台後半の円安」で新品iPhoneが高騰。
    → 2月に中古価格が一時高騰(128GBのピーク4,628円)したが、3月以降円安進行が一服すると同時に中古も軟調に戻った。
  4. 量販店のキャンペーン
    根拠:各社買取強化キャンペーン(5月~6月にかけて)による在庫積み増し
    → 市場への流入量増加で供給過多、特に64GB/32GBの下落が顕著。

■今後の予測

  • iOS 18正式リリース(2025年秋)を契機に、6s Plus中古価格はさらに10~15%下落し、128GBが3,000円前後、64GBが2,400円前後へ。
  • 為替が長期的に落ち着けば新品価格の上昇圧力は弱まり、中古との価格差縮小で需要低迷が続く。
  • 一方、政府の「スマホ再利用促進策」(2025年内に詳細発表予定)により一部法人/教育機関向け需要が底支えされ、下値は1,800~2,000円前後で下げ止まる可能性。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利なタイミング:iOS 18のサポート落ち正式発表前(2025年9月上旬まで)
    理由:サポート切れリスク顕在化前の“駆け込み需要”が見込まれ、現状の3,400円台(128GB/GEO)からさらに上振れ余地あり。
  • 売却方法/業者選定
    • 大容量モデル(128GB/64GB)は買取上限が高いIOSYSを優先(5,200円前後の上振れ可能性)。
    • 小容量(16GB/32GB)は低需要帯のため、スマホ買取一括査定サイト経由で複数社比較し、最高値を狙う。
  • 注意点
    • iOS非対応確定後は大口仕入れが消極的になり、一気に2,000円台前半へ落ち込むリスクが高いため、2025年10月以降は売却を控えず速やかに手放すこと。
    • 液晶割れやバッテリー劣化などジャンク要素は査定マイナス幅が大きいため、事前メンテナンス(バッテリー交換)を検討すると買取価格が5~10%向上。