iPhone 6s 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月19日
iPhone 6sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーシルバー / ローズゴールド / スペースグレー / ゴールド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A501J/A / 3A503J/A / 3C101J/A / FKQN2J/A / FKQU2LL/A / MKQJ2J/A / MKQK2J/A / MKQL2J/A / MKQM2J/A / MKQN2J/A / MKQP2J/A / MKQQ2J/A / MKQR2J/A / MKQT2J/A / MKQU2J/A / MKQV2J/A / MKQW2J/A / MKRX2LL/A / MKTG2LL/A / MN0W2J/A / MN0X2J/A / MN112J/A / MN122J/A / NKQJ2J/A / NKQL2J/A / NKQM2J/A / NKQN2J/A / NKQR2J/A / NKQT2J/A / NKQW2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近の平均買取価格(2024年11月~2025年4月)
    • GEO(128GB):約3,350円前後で推移、年末に3,550円まで上昇後、1〜2月に3,070円台まで下落し、春以降は3,300~3,400円で安定。
    • IOSYS(128GB):12月末の3,900円→年明け1月6日に4,319円のピーク →1月中旬以降は3,200~3,400円で推移(1/6:4,319円 → 2/17:3,333円 → 4/28:3,608円 → 5/12:3,297円)。
    • JANPARA(128GB):長らく800円台で横這いだったが、3月以降に平均1,900円前後に急上昇(3/31:1,376円 → 4/7:1,913円 → 4/21:1,731円)。
  • 容量別の価格差
    • GEOでは16GB:1,834円、32GB:2,468円、64GB:3,008円、128GB:3,351円と、16→128GBで約1.8倍の価格差。大容量の方が効率的に売却益を確保できる。
  • 注目すべき変化点
    1. 年明け1月初旬にIOSYSで128GBが4,300円超の高値を付けた一方、GEOは同時期に最低値更新。2) 3月以降、JANPARAが平均価格をそれまでの800円台から約2倍に引き上げ。

(根拠:週次データAVG_PRICE推移、GEO・IOSYS・JANPARA各社比較)

■価格変動要因

  1. 新モデル/OSサポート終了見通し

    • iPhone 6sは2015年発売の第9世代モデル。公式にはiOS15まで対応(iOS16以降非対応)。
    • 2024年6月のWWDCでiOS17ベータが公開され、6sの非対応が事実上確定。セキュリティ・新機能の更新停止が宣言されたことで需要減少懸念が強まり、1月以降平均価格の下落圧力に。
      (根拠:Apple公式発表、GEO/IOSYS 128GBの1月~2月価格下落)
  2. キャリア・販社の下取り在庫増減

    • 2024年12月〜1月の“新春キャンペーン”で旧機種下取りが活発化し、店頭在庫が一時的に増加。
    • 在庫増→需給過多でGEOが1月中旬〜2月初旬に128GBの平均買取価格を約3,550円→約3,072円に下落。
      (根拠:GEO 12/30:3,548円 → 2/03:3,072円)
  3. 為替動向と海外流入モデル

    • 2024年末からの円高基調(1USD=145円→135円水準)で新品・輸入中古6sの国内流通コストが低下。
    • これにより国内中古市場の買取上限が引き下げ圧力を受け、1〜2月の相場下落を助長。
      (根拠:為替ニュース、GEO/IOSYSとも1月の下落)
  4. 競合の格安Androidスマホ/新型SE影響

    • Xiaomi、OPPOなど1万円台スマホのセールが継続し、使用感の劣る6sへの需要を奪う。
    • 加えて2025年春に噂される新型iPhone SE(A15搭載)への買い替え期待から旧SE・6s需要が分散。

■今後の予測

  • iOS17正式リリース(2024年秋)前後に非対応機種としての認知がさらに進み、6s全体の買取相場はGEOで3,000円前後、IOSYSで3,200円前後まで下落する可能性大。
  • 円高が一服し再び円安傾向に転じれば一時的に輸入モデルの競争力が下がり、買取相場の底堅さを演出。ただし、iOS未対応という根本要因は払拭されず、反転は限定的。
  • 一部“コレクター向け”に外装美品・未改造品はプレミアムが付き、最大5,500円(IOSYS MAX値)を維持。バッテリー交換済み・フルセット付属品ありの個体は相対的に枯渇感が強まり、高値圏保ちやすい。

(根拠:データ上位MAX_PRICE推移、非対応情報)

■売却タイミングの提案

  1. 年明け「1月上旬」を狙う

    • 2025年1月6日、IOSYS 128GBが4,319円の最高値。
    • 下取り在庫増のピーク前に持ち込むことで高値を確保可能。
  2. iOS17リリース前(2024年夏)までに売却完了

    • ベータ公開ではなく正式リリースを前に非対応リスクがさらに顕在化。
    • セキュリティ更新停止アナウンス直後の秋以降は底値圏入りする可能性が高いため、夏前までに売り切り推奨。
  3. 大手業者(GEO/IOSYS)を活用

    • 平均買取価格・MAX_PRICEともに他業者を上回るため、状態が良ければ高額査定を狙いやすい。
  4. 大容量モデル(128GB)・整備済品を優先

    • 16GBはiOS非対応機種としての使用制限が顕著なため、避けられがち。
    • 128GBをフルメンテ(バッテリー・画面交換)済みで出品すると、MAX価格帯の5,000円超を狙える。

(根拠:週次AVG_PRICE・MAX_PRICE、OSサポート情報、業者比較)