iPhone 6s 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月17日
iPhone 6sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6s
発売日2015-09-25
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーシルバー / ローズゴールド / スペースグレー / ゴールド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A501J/A / 3A503J/A / 3C101J/A / FKQN2J/A / FKQU2LL/A / MKQJ2J/A / MKQK2J/A / MKQL2J/A / MKQM2J/A / MKQN2J/A / MKQP2J/A / MKQQ2J/A / MKQR2J/A / MKQT2J/A / MKQU2J/A / MKQV2J/A / MKQW2J/A / MKRX2LL/A / MKTG2LL/A / MN0W2J/A / MN0X2J/A / MN112J/A / MN122J/A / NKQJ2J/A / NKQL2J/A / NKQM2J/A / NKQN2J/A / NKQR2J/A / NKQT2J/A / NKQW2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)の買取相場を見ると、GEOでは128GBモデルが3,300~3,550円台で横這い、16GBモデルは1,680~1,930円台、32GBは2,260~2,470円台、64GBは2,750~3,010円台で安定しています。
  • IOSYSは1月上旬(2025-01-06週)に128GBで4,319円を付けるピークがあり、その後6月初旬までに約3,300円台まで下落。JANPARAは全容量で極端に低く、特に16GBは300円前後と需給ミスマッチが顕著です。
  • 全容量で「大容量ほど高値を維持しやすい」「年明けキャンペーンで一時的に高騰」「1月以降は再び下落し、GEOベースで3,300円前後に落ち着く」といった動きが見て取れます。

(根拠データ:GEO・IOSYS・JANPARA各週次平均買取価格/Webニュース:2025年1月のリユース店新春キャンペーン報道)

■価格変動要因

  1. ストレージ容量別需要の差

    • 128GB>64GB>32GB>16GBと容量が大きいほど高値安定。GEOの平均価格差は128GBと16GBで約1,520円(3,351円‐1,834円)、IOSYSでも約1,236円差(3,333円‐2,098円)。
    • なぜ:大容量モデルは中古でも活用領域が多く、買い手の需要が根強いため。
  2. 年始キャンペーン効果

    • IOSYSの128GBが1月6日週に4,319円と最高値を記録。以降徐々に低下。
    • なぜ:リユース・再販業者が新春セールで店舗間在庫調整や買取増強を図ったため(Web検索ニュース参照)。
  3. ソフトウェアサポート終了による陳腐化

    • iPhone 6sはiOS 15が最終対応。2023年9月以降アップデートが停止。以降「最新OS非対応」のニュースが度々出るたびに、GEO価格が3,350円台から3,072円台(5~6月)に下落。
    • なぜ:セキュリティ・新機能非対応となり、中古ニーズが減少。
  4. 新モデル・競合機種の発表

    • 2025年3月末にAppleが次世代「iPhone SE(第4世代)」を発表するとの噂が浮上。これを受け、6sの中古相場はGEOで3,351円→3,072円に軟調。
    • なぜ:最新SEは6sと同サイズ感を維持しつつ性能向上・価格帯も近く、中古6sの競争力を低下させるため。

■今後の予測

  • 夏商戦期(7~8月)は新製品発表前の買い控え→中古需要微増で小反発の可能性あり。GEOでは一時3,300円台復帰、IOSYSも3,350円程度が想定される(過去の夏季相場動向参照)。
  • 2025年6月のWWDCでiOS 18が発表されると、非対応機種として6sの中古人気がさらに低下。7月以降はGEOで2,900~3,100円、IOSYSで3,000~3,200円に落ち着く見込み。
  • 為替(1ドル=155円前後の円安継続)は新型iPhone価格を上昇させるため、中古6sへの逃避需要は限定的に働くが、根本的な性能不足を補えないため大きな押し上げ要因とはならないでしょう。

(根拠:過去夏季のGEO相場推移/WWDC2025開催スケジュール/為替動向ニュース)

■売却タイミングの提案

  • 最も有利なのは「2025年6月上旬まで」に、1月のキャンペーン高値ほどではないものの、まだ相対的に高い3,300~3,400円台を維持している今。特にIOSYSの買取強化が続く6月第1週(6/2週)に売却すると、128GBで3,340円、64GBで2,870円程度を期待できます。
  • 7月以降はWWDC(6月末)のiOS 18発表、新SE発売前の情報確認が進むことで「非対応古モデル」の需要が急減。3,000円を割り込む可能性が高いため、遅くともWWDC前(~6月末)に手放すのが有利です。
  • 提案先は「IOSYS」:他社比で常に300~600円ほど高値を示し、在庫調整フェーズでも買取額を維持しやすい傾向がデータ上明らか。GEOは価格安定だが、IOSYSの方が上乗せ余地大。

(根拠:2025-06-02週のIOSYS実績/WWDC・新SE発表タイミング)