iPhone 6s 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone 6sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 6s |
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発売日 | 2015-09-25 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB |
カラー | シルバー / ローズゴールド / スペースグレー / ゴールド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 9 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A501J/A / 3A503J/A / 3C101J/A / FKQN2J/A / FKQU2LL/A / MKQJ2J/A / MKQK2J/A / MKQL2J/A / MKQM2J/A / MKQN2J/A / MKQP2J/A / MKQQ2J/A / MKQR2J/A / MKQT2J/A / MKQU2J/A / MKQV2J/A / MKQW2J/A / MKRX2LL/A / MKTG2LL/A / MN0W2J/A / MN0X2J/A / MN112J/A / MN122J/A / NKQJ2J/A / NKQL2J/A / NKQM2J/A / NKQN2J/A / NKQR2J/A / NKQT2J/A / NKQW2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年のGEO買取(128GBモデル)は3,300~3,550円のレンジで安定(11月末3,326円→4月末3,351円→5月上旬3,351円)しており、下限の約3,000円を割り込まない底堅さを示す。
- 一方IOSYS買取(128GB)は年始の4,319円ピークから3月初旬に3,260円まで急落後、3月下旬に再び3,500円台へ跳ね上がるなど、プロモーションや買取キャンペーンによる大きな振れが観測される。
- JANPARAは常に1,000円前後と極めて低平で、整備品向けの在庫処理・ジャンク買い取り傾向が強い。
■価格変動要因
- OSサポート終了・市場の「寿命」
- iPhone 6sはiOS15が最終で、2023年秋にセキュリティアップデートも打ち切り済み。
- OS更新不能による利用不安が常に下落圧力となり、GEOの底値3,000円前後は「部品取り価値」と「コレクター需要」の下限。
- 新モデル・SE4発売予測による需給調整
- 2025年3月頃、次期エントリーモデル「iPhone SE(第4世代)」発売噂の活発化で、3月上旬にIOSYS買取が3,260円まで急落(1/6の4,319円→3/3の3,259円)したのは、ユーザーが手持ち6s売却を急ぎ新機種購入資金に充てたため。
- 3月下旬にIOSYSで再び3,500円超に戻ったのは、SE4発売待ち層の在庫確保狙いによる投げ売り吸収と、ショップ側の在庫補填キャンペーンの同時進行が重なったためと推察。
- 為替・新製品価格高止まり
- 円安基調で最新iPhoneシリーズのキャリア実質負担が高止まり。新機種購入をためらうユーザーが安価な6sに流れ込み、GEOでの底堅い成約が継続。
- しかし最新iPhone15/SE vs Android新興機種(Pixel 8a、Galaxy A)の価格競争激化で、スマホ全体のリユース価格がやや下押し圧力を受ける。
■今後の予測
- 当面GEOの下限は3,000円前後、上限は4,200円程度で横ばい推移。iOS15以降の端末として“部品取り・コレクター”用途が主。
- 夏以降、噂の「SE4~5」連続投下でiPhone 6sの中古需要は一段のピークアウトを予想。特に新OS対応機種が手頃価格帯に食い込めば、GEO平均価格は3,000円割れのリスク。
- 為替が一時的に1ドル=150円台に触れれば最新機種の人気はさらに減退、かえって“在庫処理需要”として6sの回転は緩やかに上向く可能性も。
■売却タイミングの提案
- 【直近~6月上旬】
・GEOでの底堅さ維持を背景に、今すぐ手放すのが最も実利的。4~5月の安定相場3,350円前後で売り抜け。
・特に大手買取業者(GEO、Iosys)の「月末~四半期キャンペーン」に合わせると+200~300円の上乗せ期待大(過去データ:1/6週のIOSYSピーク4,319円は「年始特別査定」実施時期)。 - 【秋口まで】
・SE4正式発表前の7~8月に円安一時的な進行があれば新機種購入控え需給が6sに回帰し、仕掛け的に数百円の反発チャンス。
・ただし9月以降のOSサポート切れ秒読み報道が表面化すると再び下落トレンドに戻るため、「タイミング狙い」はリスクも。 - 結論:現状の安定買取相場を見極めつつ、6~7月の夏商戦キャンペーン前に売却するのが最も効率的。特にGEO等の大手店の買取強化時期を狙い、3,400円前後での手放しを推奨。