iPhone 6 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone 6 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 6 Plus
発売日2014-09-19
ストレージ16GB / 64GB / 128GB
カラーゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 8
コネクタLightning
モデル番号3A062J/A / 3A534J/A / MGA82J/A / MGA92J/A / MGAA2J/A / MGAC2J/A / MGAE2J/A / MGAF2J/A / MGAH2J/A / MGAJ2J/A / MGAK2J/A / NGA82J/A / NGAC2J/A / NGAJ2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 128GBモデル(GEO買取データ)は、2024年12月初旬の平均3,780円から年末の大量流入で急落し、12/30週に1,620円で底打ち。以降2025年5月末まで1,485~1,620円のレンジで安定推移。
  • 64GB・16GBも同様に年末に大きく下落後、1,100~1,485円(64GB)、480~600円(16GB)あたりで横ばい。
  • JANPARAの平均価格(全容量共通)はほぼ一律100~300円台と低水準で推移し、GEOと二極化。
  • 年末需要ピーク後の“供給過多”が最大の変化点。それ以降は世代交代・OSサポート打ち切りの影響で買い替え需要がほぼ枯渇し、市場価格は需給バランス上の「スクラップ・資源扱い」水準で横ばい。

■価格変動要因

  1. 供給過多(2024年12月末)
     – 根拠:12/02~12/16週の128GB平均3,780円→12/23週3,163円→12/30週1,620円へ急落。
     – 要因:年末商戦で「プレゼントやサブ機」として流通した中古iPhone 6 Plusが一斉に買取に回り、短期間で在庫が増加。
  2. OSサポート終息・世代交代
     – 根拠:iPhone 6 PlusはiOS12止まり、最新iOS17/18非対応。最新iPhone SE(2025春)や低価格Androidの台頭で、機能・セキュリティ面で競合機種に劣位。
     – 時事:2025年3月のWWDCでiOS18ベータ公開が予告され、旧モデル淘汰の流れ加速。
  3. 為替・新興スマホの価格上昇
     – 根拠:2024年末から円安進行(1USD=150円付近)で新機種輸入コスト上昇。新型スマホ(海外ブランドの低価格機も含む)の実売価格が上がったことで、エントリーユーザーの中古需要は維持されやすいものの、iPhone 6 Plusは旧世代すぎて逆に見向きされず。

■今後の予測

  • 価格レンジ:GEO買取で128GBは1,500~1,700円、64GBは1,100~1,400円の間で推移。16GBは500~600円。
  • 外部要因:
    ・6月のiOS18正式発表→旧モデル淘汰進むが、6 Plusはもはや“OSアップデートの対象外”なので影響限定的。
    ・為替の追加的円安→新機種高値圧力で「とにかくスマホが欲しい」層が中古に回る可能性あり。ただし6 PlusではなくiPhone SE/7以降を選択する動き強い。
    ・2025夏~秋の新iPhone(iPhone 16)発表→更なる旧モデルの下取り増。6 Plusは下取り対象外あるいは一律引き取り価格のみで、市場価格にはほぼ影響せず。
  • 結論として、市場価格は需給が飽和しており、大きな回復は見込めず「スクラップ同然の安定期」に入ったと判断。

■売却タイミングの提案

  • 売却時期:今~6月上旬
    ・理由:年末年始ほどの供給過多は解消済。4~5月にかけて在庫がこなれ、相対的に買い取り枠に余裕が生まれる時期。夏の新機種発表(9月)前の4~6月は、下取り予算を埋めるために中古在庫をこまめに回収したい業者が多い。
  • 売却方法:GEOなど大手チェーンに持ち込み
    ・理由:JANPARAやネット買取は平均200円前後で、GEOは1,500円超で安定。データが示すとおり、同時期で約10倍の差。
  • 状態別戦略:
    ・128GB完動品→即GEO持込。現状1,620円前後で回収可能。
    ・ガラス割れ・ジャンク→季節性問わず、まとめて引き取り可能なスクラップ業者(モバイルバイヤー)に。GEO下取りは不可または0円のケースあり。
  • まとめ:大きな価格上昇は期待できないため、在庫を長期放置せず、需給バランスが安定している“今”のうちにGEO窓口で売却するのが最も得策。