iPhone 6 Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月16日
iPhone 6 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 6 Plus |
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発売日 | 2014-09-19 |
ストレージ | 16GB / 64GB / 128GB |
カラー | ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 5.5インチ |
OS | iOS 8 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A062J/A / 3A534J/A / MGA82J/A / MGA92J/A / MGAA2J/A / MGAC2J/A / MGAE2J/A / MGAF2J/A / MGAH2J/A / MGAJ2J/A / MGAK2J/A / NGA82J/A / NGAC2J/A / NGAJ2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近のGEO販路における平均買取価格(128GB)は、2024年12月16日の3,780円をピークに年末〜年明けに急落し、2025年1月以降は1,485〜1,620円でほぼ横ばい(下落幅約55%)。16GB/64GBも同様に年末の需給ピーク → 1月の需要低迷 → 以降は安定のサイクルを描いている。
- JANPARA販路は常時130円台の低水準(128GBのみ年明けに約300円まで小反発)。販路間で価格差は最大10倍以上(128GB:GEO1,620円vsJAN130円)と極めて大きい。
- 年末年始の落ち込み、大型連休後(5月以降)の緩やかな下落傾向が見られ、モデル寿命10年超の「iPhone 6 Plus」は需給バランスの影響を強く受けやすい。
■価格変動要因
- モデル寿命とOSサポート終了観測
- iPhone 6 Plusは2014年秋発売、iOS12までしか対応せず、2024年秋に新OS(iOS 17)登場後は「使い続けられない」懸念で一段の価値下落(根拠:2024/12 GEO 128GB:3,780円→12/23:3,162円)。
- 年末年始および中国旧正月の季節需給
- 12 月中旬のボーナス期にかけ一時的な買取増→年末年始商戦明けの売り急増で価格急落(128GBで約600円ダウン)。さらに、中国大手買取業者が旧正月前に仕入を抑制し、2025/2/17に若干の反発(1,485円→1,620円)を確認。
- 容量別需要格差
- 128GBは16GBの約3倍、64GBは約2.5倍の価格を維持。ストレージ不足が使用継続性に直結するため、「実用性の担保」が価格を左右(例:2025/6/16 GEO:128GB1,485円 vs 16GB495円)。
- 販路特性
- JANPARAはパーツ卸・ネット買取主体で「故障品含みの一括価格」。一方、GEOは修理対応品を選別する実店舗向けため「動作品のみ高値」で二極化(最大差1,620÷130≒12.5倍)。
■今後の予測
- 2025年後半〜2026年前半にかけ、下記要因でさらに5〜10%の下落を想定。
- 新iPhone SE(第4世代)やリユース品流通プラットフォームの拡大→旧機種需要の漸減
- 半導体部品の“製造中止”アナウンス(噂レベル)が出れば、修理パーツ入手難→「動作品」の流通量減少で一時的な価格底上げもあるが、全体的には需給緩和が見込まれる。
- 為替(2025年春以降の円安進行)が輸入スマホの中古流入を加速→国内中古市場の競合激化。
- 短期(2〜3ヵ月)では、8月の新モデル発表前後にリセールバリューが再度低下。9月のiPhone新型発表後に旧機種の買い替え需要で小幅反発する可能性あり。
■売却タイミングの提案
- 最も有利な時期:2025年2月中旬
- 根拠:旧正月商戦前の中国業者による一時的な仕入抑制反動で、2025/2/17に128GBが1,620円まで上昇(GEOデータ)。
- 推奨条件:GEO販路の「動作品・ジャンク軽微」査定枠
- 理由:JANPARAとの差額が大きく、GEOは動作品の査定基準が明確。内蔵バッテリー残量50%以上、iOS起動可、カメラ・スピーカー正常動作を揃えれば、JANPARA平均130円に対し1,485円〜1,620円と約10倍の実質買取額。
- 容量別戦略:64GB以上を重視
- 16GBモデルは実用性の低さから下値リスクが高い(GEO平均495円で横ばい)。容量アップ手段(大容量化改造など)を実施できる場合、64GB以上は1,100〜1,485円の高値を維持。
- 長期保有リスクを避ける
- 新iPhone SE第4世代(秋発表予定)やiOSサポート切りの確定報道が出る前に売却。モデル寿命切れ懸念が市場心理に影響するため、9月発表前の引き際がベター。
以上のように、「iPhone 6 Plus」はモデル寿命の長さとストレージ容量が価格を大きく左右し、販路間の需給歪み(GEO vs JANPARA)もあるため、2月中旬のGEO動作品として売却するのが最も高リターンを得やすい戦略です。