iPhone 6 Plusの中古買取動向・価格推移レポート | TreMart

モデル	iPhone 6 Plus
発売日	2014-09-19
ストレージ	16GB / 64GB / 128GB
カラー	ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ	5.5インチ
OS	iOS 8
コネクタ	Lightning
モデル番号	3A062J/A / 3A534J/A / MGA82J/A / MGA92J/A / MGAA2J/A / MGAC2J/A / MGAE2J/A / MGAF2J/A / MGAH2J/A / MGAJ2J/A / MGAK2J/A / NGA82J/A / NGAC2J/A / NGAJ2J/A

■サマリー

直近6ヵ月（2024年12月〜2025年6月）におけるGEOの週次平均買取価格は、128GBが1,620円でほぼ横ばい、64GBが1,485円前後（4〜5月に一時1,200円台まで下落後反発）、16GBが540円で安定。
対してJANPARAは全容量で100〜300円台とGEOと二極化。3〜4月にやや上昇したものの5月以降再び低下傾向。
発売から約10年を経過したiPhone 6 PlusはOSサポート終了（iOS 12.5.7が最終）、機能競合機種もほぼ消失し、主に金属部品リサイクル需要とコレクター・パーツ取りの需給で底堅い相場形成。

（根拠）
・GEOデータ：128GB＝1620円±0、64GB一時1200円台まで下落後再び1485円前後へ回復
・JANPARAデータ：全容量共に平均130円台→3月末以降200円台→5月以降再び100円台

■価格変動要因

年末年始の季節需給
- 1〜2月にかけてGEOの128GB／64GBが約1500円台前半へ下落（1月13日週：128GB＝1,504円、64GB＝1,379円）。年末の駆け込み売却後の需要減少が反映。
金属リサイクル価値の変動
- 2024年末以降、世界的に金相場が2％上昇したニュース（Bloomberg 2024/12）を受け、2月17日週以降GEOの全容量で再び1,620円／1,485円水準まで反発。部品取り需要が強まったと推測。
同世代Android機の中古流入
- 4〜5月にGEOの64GBだけが1,200円台へ急落（4月14日週＝1,200円）。Galaxy S7/S8世代の再販ストック増加と、6 Plus購入層の一部がAndroidミドル機にシフトした影響と考えられる。
為替・新モデルの下取りキャンペーン
- 円安（1USD＝150円→160円）でApple新機種（iPhone 15/16）の国内定価が上昇。大手キャリアの下取り強化が中古市場へ波及し、特に新旧モデル間の下取り価格差が拡大。iPhone 6 Plusは下取り対象外となるケースも増え、JANPARAでの取扱が低調化。

■今後の予測

2025年9月発表見込みのiPhone 17シリーズでは、キャリア・Apple直販共に過去最大規模の下取りキャンペーンが予想される（過去傾向より）。これにより流通在庫が一時的に増加し、9〜10月にかけてGEOの128GBは1,400円前後、64GBは1,200円割れの可能性。
一方、部品リサイクル価値は金相場次第で底打ち感（1,500円台回復）を示す。2025年末にかけて金相場が再度上昇すれば、2026年2月以降にGEO128GBで1,650円程度まで一時回復も考えられる。
OS延命パッチの供給停止やセキュリティ懸念拡大により、中古買い手の層は完全部品取り・コレクター寄りに限定され、長期的には徐々に需給は細る見込み。

■売却タイミングの提案

現状（6月下旬〜7月上旬）
- GEOの128GBが過去最高レベル（1,620円）に近い安定水準を維持。7〜8月は年度末在庫調整で一時下落リスクあり。今が売りどき。
- JANPARAでは200円台前半とGEO比で大幅に安いため、複数業者の相見積もりを推奨。
容量別戦略
- 128GB：GEO利用で即売却。部品取り需要が最も高く、金額も最高安定。
- 64GB：6〜7月にGEOで1,300〜1,400円台を確認できれば売却。9〜10月の下取りキャンペーン前後は流通増で更に下落。
- 16GB：540円付近で需給底値。遅くとも夏前に損切り。捨て値同然のため、キャリア下取りやポイント還元付きのキャンペーン利用も検討。
ニューモデル発表影響回避
- 9月iPhone 17発表前の8月末までに売却完了。以降は下取りプログラム流入で中古市場相場はさらに攪乱される可能性大。

（全ての示唆はGEOおよびJANPARA社の週次買取価格データ、金相場動向、為替推移、新製品発表リリース等を根拠としています）

iPhone 6 Plus 週次買取動向レポート