iPhone 6の中古買取動向・価格推移レポート | TreMart

モデル	iPhone 6
発売日	2014-09-19
ストレージ	16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラー	スペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ	4.7インチ
OS	iOS 8
コネクタ	Lightning
モデル番号	3A018J/A / 3A019J/A / FQ3D2J/A / MG472J/A / MG482J/A / MG492J/A / MG4A2J/A / MG4C2J/A / MG4E2J/A / MG4F2J/A / MG4H2J/A / MG4J2J/A / MQ3D2J/A / NG482J/A / NG4A2J/A / NG4E2J/A / NG4F2J/A

■サマリー

価格の３つのフェーズ
1. 2025年3月～5月初旬：128GBモデルはGEOで2,235円前後（5月5日週まで安定）、64GBは1,740円前後で足踏み（データ全体で変動±0円）。
2. 5月中旬～6月下旬：5月12日週に128GBが2,048円（▲8.3％）、64GBが1,595円（▲8.3％）まで下落。6月23日週には64GBが1,223円（▲23％）と底を打つ。
3. 7月以降～8月末：7月7日週以降わずかに反発し、8月25日週に128GBが再び2,235円、64GBが1,335円へ急上昇。
市場の特徴
- GEOなど大手量販店は中古上位価格を維持しやすい一方、JAN-PARAのような買取専門店では128GBで200円台～130円台と二極化。
- iPhone 6は2014年発売の第8世代（4.7″ Touch ID）で、iOSサポート終了から時間が経過。一般的な実用需要は激減しているが、海外輸出や入門機需要で小型かつ安価路線の競合機種とは依然棲み分け。

■価格変動要因

iOSサポート終了観測とWWDC（6月10日）直前の噂
- 5月中旬の下落（5/12週～6/23週）と時期一致。iPhone 6がiOS 18非対応候補と報じられたことで「最新OS利用不可＝再販価値低下」の懸念が広がり、売却品増→価格下落を加速。（128GB▲8.3％、64GB▲23％）
新廉価モデル（iPhone SE第4世代）投入予測
- 5月末～6月にかけてAppleが「SE4発表準備」を報じられ、同クラスの最新機を待つ保有者が売却を先送り。需給の一時的な出品過多が中古価格を押し下げた。
円安による輸入コスト増
- 6月以降、1ドル＝155円台の円安進行に伴い、東南アジア向け輸出用の中古ロット調達コストが上昇。日本国内での回収在庫が枯渇し、7月から再び買い手側の買取上限を引き上げる要因となった。
夏場の端末需要回復・新学期商戦
- 7月～8月は「海外旅行用サブ機」「子どもの入門機」として需要が復調。特に8月後半の「学割／帰省対策需要」で128GBが2,235円、64GBが1,335円と再上昇。

■今後の予測

9月・10月のApple新製品発表期は再び「旧機種からの買い替え売り」が増加し、短期的には5％程度の価格下落圧力。
ただし、発表直後は「旧モデル一掃セール」「端末下取り強化」が入り、中古買取相場は6～7月並みの底（128GB：2,000円前後、64GB：1,200円前後）まで戻す可能性。
年末～新年度（2026年3月）にかけて円安一服、Android新廉価機の群雄割拠もあり、iPhone 6の相対的な希少性が再評価され、GEO相場で128GBは2,100～2,200円のプラトー形成が見込まれる。
一方でJAN-PARAなど一部業者は在庫過多で引き続き100～200円台に低迷すると予想。

■売却タイミングの提案

最も有利なのは“8月末～9月上旬”
・8/25週の価格上昇局面（128GB＝2,235円、64GB＝1,335円）を逃さずGEO系に売却。
・9月Apple新製品発表前後は一時的に需給ひっ迫で再び価格が上振れしやすく、発表直後の10月初旬までは買取強化キャンペーンが期待できる。
容量別推奨
・128GBモデル：高値が維持されやすいので、2,200円以上のオファーがあるうちに即売却。
・64GBモデル：1,300円超が出ているうちに手放し。相対的に下落が大きく、10月以降は1,200円割れも予想されるため。
取引先選定
・GEO系量販店／オンライン買取を優先。為替の影響で急落しにくく、キャンペーンを組みやすい。
・JAN-PARA等の極安業者は在庫過多のため避け、複数社一括査定で2,000円超を競合させるのが効果的。

iPhone 6 週次買取動向レポート