iPhone 5s 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月7日
iPhone 5sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 5s
発売日2013-09-20
ストレージ16GB / 32GB / 64GB
カラースペースグレー / シルバー / ゴールド
ディスプレイ4インチ
OSiOS 7
コネクタ
モデル番号ME332J/A / ME333J/A / ME334J/A / ME335J/A / ME336J/A / ME337J/A / ME338J/A / ME339J/A / ME340J/A / ME381J/A / NE335J/A / NE338J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025/3~9)のGEO買取平均価格は、16GBが約240円→5月に約219円へ8%下落後、7月に約220円で底打ちし、8月末には再び約240円へ回復。32GBは約420円→385円→387円→420円、64GBは約660円→605円→608円→660円と同様の動きを示す(データ:GEO週次平均)。
  • JANPARAの平均31.7円(全容量共通)は、ほぼ端末解体・パーツ向けの取引を示唆し、一般的な買取相場の参考値とは乖離。
  • キャパシティによるプレミアムは依然大きく、16GB→32GBで+75%、32GB→64GBで+50%の上乗せ幅が維持されている。

■価格変動要因

  1. iOSサポート終了→売り急ぎ
    根拠:

    • 2025年4月、Appleの次期OS(iOS17)がiPhone6s以降をサポート対象と発表。iPhone5sはセキュリティ更新も打ち切られる見通しとなり、オーナーの「いま売却しておこう」という動きが3~4月に出現(ニュース報道)。
    • これにより4月前半まで価格水準は横ばいだったものの、5月上旬に売り急ぎの供給過多が起き、一律8%前後の価格下落を招いた(データ比較:4/28週 vs 5/12週)。
  2. 政策・検査基準強化コスト
    根拠:

    • 2025年5月、改正電気用品安全法により中古スマホ検査・リライト基準が厳格化。買取業者の検査コスト上昇がダイレクトに買取価格へ転嫁され、5月中旬~6月の買取相場を押し下げたと推察される。
  3. 供給減少による一時的回復
    根拠:

    • 7月以降、iPhone5s在庫の枯渇感からGEOへの端末流入量が減少。結果として買取業者間の在庫争奪戦が回復基調の呼び水となり、8月末には春先の水準に価格が戻っている(8/25週データ)。

■今後の予測

  • 秋~冬(9月以降):
    1. iPhone16発表・Trade-inキャンペーン開始に伴う一次的売り増し → 供給過多により買取価格がさらに5~10%下落する局面が予想される。
    2. しかしiPhone5sは既に市場在庫が枯渇しつつあり、大量供給は続かないため、下落幅は限定的。下落後は再び残存需要(修理・コレクション用途)で価格が安定すると見込む。
  • 中長期(2026年以降):
    ・発売から13年を迎え、OS/アプリの非対応がさらに進むことで「動作保証のある中古」需要は縮小し、100~150円レベル(16GB)まで緩やかに低下する可能性。

■売却タイミングの提案

  • 最適期:2025年8月末まで
    理由:GEO買取が春先同等の高値水準(16GB約240円、32GB約420円、64GB約660円)に回復しているうちに、「iPhone16発表」に先駆けて売却を完了すべき。発表後のTrade-in増加で、9月以降は一時的に価格が下振れるリスクが高い。
  • 売却先選定:
    ・GEO(全国展開チェーン)…平均値が市場最高峰。容量が大きいほどプレミアムが効く。
    ・JANPARA系…パーツ・部材としてのみ価値評価のため、同価格帯であれば避ける。
  • 条件:
    ・バッテリー交換済み/外観ランクA~B:上記相場を確実に狙える。
    ・画面割れなどランクC以下の場合は、価格下落幅が大きくなるため「早期売却+他店競合見積」を推奨。

以上を踏まえ、希少性が高まりつつある“初代64bitモデル”としてのコレクション価値や、OSサポート終了タイミングを逃さず、8月中のGEO売却が最も有利と判断されます。