iPhone 5s 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 5sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5s |
---|---|
発売日 | 2013-09-20 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 7 |
コネクタ | |
モデル番号 | ME332J/A / ME333J/A / ME334J/A / ME335J/A / ME336J/A / ME337J/A / ME338J/A / ME339J/A / ME340J/A / ME381J/A / NE335J/A / NE338J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)、主要業者GEOのiPhone 5s中古買取価格は──
・16GB:240円前後で推移。2025/1/13に220円へ急落後、2/17に243円へ回復、その後5月に218円台へ再下落(例:1/13=220円→2/17=242.9円→5/19=218.2円)。
・32GB:12月末460円のピークから1月下旬に382円台の谷、2月中旬に420円回復、5月以降385円台へ低下。
・64GB:同様の波形で、初期660円→1月中旬594円→2月中旬660円→5月以降605円に推移。 - JANPARAは全容量で31.7円とほぼ横ばい(業者間の価格競争に寄与せず)。
- 年末年始の商戦、新製品・OSアップデート、為替動向が短期的な“山と谷”を演出。長期的にはOSサポート終了・部品ストック減少が下落圧力の一方、修理部品需要が下支え。
■価格変動要因
年末商戦の反動+新モデル影響(1月急落の要因)
- 根拠データ:16GBが12月初旬240円→1/20に218円(-9%)。
- 背景:12月のボーナス商戦で流通在庫が積み上がった反動(①)と、2025年1月末に噂されるiPhone SE(3rd)の発表期待による旧世代需要減少(②)。
セキュリティアップデートによる需要一時回復(2月反発の要因)
- 根拠データ:16GBが1/20=218円→2/17=243円(+11%)、32GB・64GBも同様に10~12%上昇。
- 背景:2025年2月にiOS 12系のセキュリティパッチ(v12.5.7)がリリースされ、産業用やIoT用途で旧機種をセカンド端末として再利用する動きが報じられたため。
為替動向による相対的な需要減(3月以降の抑制要因)
- 根拠情報:2025年2月以降、円高基調(USD/JPY 150→135)。
- 背景:最新モデルの輸入コスト低下が新機種販売を後押しし、旧機種に対する牽引力が相対的に弱まった。
■今後の予測
- 短中期(2025年夏まで):
・iPhone SE(4th)噂(7月発表説)が浮上すれば、年末年始と同様に旧機種需要が一時落ち込む可能性。16GBは200円前後、32GBは350円前後、64GBは550円前後へ向かうと予測。
・一方で、OSサポート全般が終了しているため、セキュリティパッチ更新時以外の“買い支え”材料が乏しく、上昇局面は限定的。 - 長期(2025年末以降):
・純粋な利用需要は枯渇し、修理部品取り需要のみが価格を支える構図に。流通在庫の枯渇が価格下支え要因になるものの、買取下限の120円付近へ漸近。
■売却タイミングの提案
- 最も有利なのは「次の短期山を取りにいく」局面:2025年6月下旬~7月上旬の夏商戦前後。
・根拠:年末年始に続き新学期・夏休みでセカンド端末需要が高まりやすい。2/17の山(16GB 243円)に匹敵する可能性。 - 具体施策:
- 6月末に複数業者(GEO、イオシス等)へ一括査定をかけ、提示額240円前後を狙う。
- 為替急変や新モデル正式発表前(噂フェーズ)を狙い、7月中旬までに売却完了。
- 部品需要が高まる2月同様のタイミング(OSパッチ配布後)を第二候補に設定し、メルカリ等個人間取引で上乗せ狙いも検討。
以上のように、iPhone 5sはノスタルジーや部品需要が支える限られたマーケット。新モデル発表の“噂→実際の流通”サイクルと為替動向を見極め、夏商戦前後のピークで手放すのが最適です。