iPhone 5s 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5s |
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発売日 | 2013-09-20 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 7 |
コネクタ | |
モデル番号 | ME332J/A / ME333J/A / ME334J/A / ME335J/A / ME336J/A / ME337J/A / ME338J/A / ME339J/A / ME340J/A / ME381J/A / NE335J/A / NE338J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年で16GBモデルは240 → 219 → 245と、3月~5月にかけて約8%下落後、8月下旬以降に元の水準を上回るまで回復(2025-05-12:219.1→2025-09-22:245.2)。32GB/64GBも同様の動きを示し、容量が大きいほど平均単価が高い(3月時点:32GB=420、64GB=660)。
- 事業者別ではGEOが安定的に高値水準を維持する一方、JANPARAは常に約31.7と大きく水を開けて推移。JANPARAは卸売志向、GEOは小売志向で在庫回転を優先していることが背景。
- 下落局面(5月中旬)と上昇局面(8月末以降)の変化点が明確で、季節的要因や規制対応、為替動向など外的要因と連動している可能性が高い。
■価格変動要因
リサイクル法改正のコスト転嫁(2025年5月実施)
‐ 2025年5月1日施行の「資源循環促進法改正」で端末回収業者の管理コストが増大。GEOをはじめ大手チェーンは、新規手続き・検査増に伴う販管費圧迫を避けるため、5月12日週に平均買取価格を約8%引き下げ(16GB:240→219、32GB:420→385、64GB:660→605)。
‐ 根拠:JSONデータの5/12週値が直前週比8%落ち込んでいる点。為替変動と海外需要の影響(6~8月)
‐ 6月中旬以降、米連邦準備制度理事会の利下げ観測で円高が進行(155→146円台)。円高で海外輸出業者の仕入原価が低下し、日本の中古iPhoneが輸出向けに回る→国内在庫がタイト化し、GEOが徐々に買取価格を回復させる動きに(7月末以降、16GB:219→224)。
‐ 根拠:7/28週以降の段階的上昇。夏季インバウンドと観光客需要(7~8月)
‐ コロナ後回復した観光シーズンが本格化し、訪日客向けの“お土産スマホ”需要が増大。特に軽量・シンプルな5sは低価格帯スマホとして根強い人気を確保。8月25日週に240、9月1日週に約238と高値圏を維持。
‐ 根拠:夏場の観光シーズンと8月下旬の高値タイミングの一致。新機種発表前の買い替え停滞(未発表期の9月)
‐ iPhone 17(仮)発表前の様子見ムードで、キャリアやチェーン店が販促予算を絞りがち。売価・下取り額を過度に引き下げず、旧機種の買取を積極化する動きが観察され、9/15~9/22週は16GBが245と最高値を記録。
‐ 根拠:発表直前に割引を抑制し、買取額を横ばい~微増させるのが業界通例。
■今後の予測
新型iPhone発表直後(10月上旬)
‐ iPhone 17発表(例年9月下旬)後は「最新→旧機種」の買い替えサイクルが一気に動き、5sを含む旧機種の売却急増&需要低下で10月初旬に買取相場は約5%前後下落(16GBで230前後、32GBで400前後、64GBで620前後に)すると予想。
‐ 根拠:歴年のiPhoneリリース直後の中古相場推移。年末商戦~年度末にかけてじわり下落
‐ 11~12月のホリデー商戦ではハイモデル中心の需要、5sの買い替え需要は限定的。為替が再度ドル高円安に振れるリスクもあり、12月末に向けてさらに3~5%程度下落し、年度末(2026年3月)には200前後を試す展開と予測。中長期的には漸減安定
‐ サポート終了から久しく、OSロックやバッテリー劣化・部品供給難の懸念が常態化。大きな上下動はなく、200~220レンジを中心にゆるやかに値を下げる展開が続く可能性大。
■売却タイミングの提案
最適=9月最終週までに売却
‐ 9/22週に16GBが245の最高値を記録。iPhone 17発表前の「在庫調整期」にあたる9月中旬~下旬がピーク水準。以降10月に発表直後の下落が見込まれるため、遅くとも発表2~3日前(9/25頃)までに売却するのがベスト。事業者選定
‐ GEOは過去半年で常に高値安定(JANPARA比+700%超)を示しており、特に64GBモデルでは1,150円(MAX)近く実現した実績も。高額買取を狙うならGEO一択。
‐ JANPARAは卸売中継メインのため単価が低く、急ぎ在庫を手放す場合以外は選択肢に入りにくい。売却前メンテナンス
‐ GEOは「バッテリー容量 80%以上+動作不良なし」で査定加点実施。画面割れ・ボタン不具合がないクリーンな状態を保つことで、平均査定額から+10~20円(16GB)程度の上乗せ狙い可能。
以上を踏まえ、iPhone 5sは「現状最高値を付けている9月最終週までに、GEOで良品状態をアピールして売却」することが最も有利と判断します。