iPhone 5s 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月27日
iPhone 5sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5s |
---|---|
発売日 | 2013-09-20 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 7 |
コネクタ | |
モデル番号 | ME332J/A / ME333J/A / ME334J/A / ME335J/A / ME336J/A / ME337J/A / ME338J/A / ME339J/A / ME340J/A / ME381J/A / NE335J/A / NE338J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近(2025年6月第3週)平均買取価格(GEO社調べ)
‐ 16GB:約¥220、32GB:約¥385、64GB:約¥605 - 価格推移の特徴
1) 年明け(1月第2週頃)に約10〜15%下落 → 2月中旬に一時回復 → 4月は横ばい → 5月中旬に再度約10%下落 → 6月はそこから横ばい
2) JANPARA社は半年間ずっと平均¥31.7で推移し、価格変動を基本反映せず(GEO比で約1/7以下と極端に低水準) - 注目ポイント
‐ 年末商戦後の売り需要集中と1月の相場崩れ
‐ 2月春商戦での一時的な需給ひっ迫・円安影響による回復
‐ 5月のiOSサポート終了報道や春モデルキャンペーンが引き金となった再下落
■価格変動要因
- 年始の“放出ピーク”
データ根拠:1月13週の16GB平均¥220(12月末¥239から8%下落)
理由:クリスマス・お年玉商戦後、手持ち旧機種の売却が集中し、供給過多で下落。 - 春先の一時回復
データ根拠:2月17週の16GB平均¥243(1月第4週比+11%)
理由:
a. 日本円の年初~2月のわずかな安定(1$=¥150前後→¥145前後)で業者の調達コスト低下
b. 新生活需要で小容量スマホ需要増 - 5月中旬からの再下落
データ根拠:5月12週の16GB平均¥219(2月ピーク比−10%)、32GB¥385(同−8%)
理由:
a. 2025年5月上旬、AppleがiOS18ベータ版でiPhone 5sの非対応を正式にアナウンス(IT系ニュース)→「最新OS未対応で中古価値下落懸念」
b. 同時期、iPhone SE(第4世代)春キャンペーン開始→買取業者に旧機種流入増、相対的な価格競争激化 - 業者間ギャップ
GEOとJANPARAの平均買取に約7倍の差。
理由:扱いボリューム、整備コスト、販路の違い—大手チェーンは高値維持、パラレル系は安値で一括引取。
■今後の予測
- 短期(6~8月)
iOSサポート切れの影響定着→買取価格は横ばい~緩やか下落(月間−1~2%程度)
根拠:部品保守コスト増、ユーザー買替え需要低下 - 中期(9月以降)
iPhone16発表シーズン(例年9月)に合わせ、大量の旧機種放出→価格再下落(−5~10%程度見込み)
為替の大幅変動なし前提 - 外部要因
1) 為替:円安進行なら一時的に回復余地(業者調達コストが下がるため)
2) 政策:SIMロック緩和が更に進めば海外版買い取り増→価格下押し圧力
■売却タイミングの提案
- 最適売却時期:2025年2月上旬まで
‐ 理由:iOS18サポート終了報道前&春商戦ピーク期(16GB:¥243、32GB:¥420、64GB:¥660)が得値。 - 次点:2025年2月第2週~3月上旬
‐ 理由:回復余地あり、SE4キャンペーン前の需給タイト化期待 - 避けるべき時期:2025年5月以降~9月
‐ 理由:iOSサポート終期の市場反応で需給緩み、9月新型発表で旧機種一気放出 - 売却先選び
‐ GEOなど大手チェーン:平均買取が高く安定(データ根拠)
‐ JANPARAは安値固定のため回避推奨
以上のように、iPhone 5sは発売から9年超の「サポート切れ」「メモリ限界」「市場の飽和」が重なり、短期的な売却タイミングを逃すと今後は緩やかな下落基調が定着します。2月上旬までの売却が最も有利です。