iPhone 5c 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月22日
iPhone 5cの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5c |
---|---|
発売日 | 2013-09-20 |
ストレージ | 16GB / 32GB |
カラー | ホワイト / イエロー / ブルー / グリーン / ピンク |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 7 |
コネクタ | |
モデル番号 | ME541J/A / ME542J/A / ME543J/A / ME544J/A / ME545J/A / ME616J/A / MF149J/A / MF150J/A / MF151J/A / MF152J/A / MF153J/A / NF149J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)のGEO買取実績を見ると、16GBモデルは平均約220~240円、32GBモデルは約293~320円で推移。12月末と2月中旬~4月上旬に240円・320円近辺まで回復したのに対し、1月・5月・6月は220円台前半・290円台前半まで低下している。
(根拠:GEO週次データ/16GB:12/23=239.6円→1/20=222.7円→2/17=240円→5/12=220円、32GB:同様に320円→293円→320円→293円) - JANPARAの買取価格は全期間を通じて31.6円前後と、GEOの約8分の1。チャネル間で需給・在庫回転が大きく異なることを示唆。
- iPhone 5cは2013年発売のエントリー~ミドル向けモデル。プラスチック筐体でカラーバリエーションが話題となったが、最新iOSには非対応(iOS 10.3.3止まり)。発売から11年を経て「コレクターズアイテム兼格安スマホ」としてニッチ需要が主体。
■価格変動要因
- 需給サイクル(春商戦/年度替わり)
- 1月~2月初旬:年末年始のギフトや初売りでユーザーが一斉に買い替え→5cの下取り放出増加→1/13~1/27に16GBが224円→222円、32GBが297円→293円まで下落。
- 2月中旬~4月:春商戦の一巡後、在庫調整が落ち着き再度仕入れ(GEO・オンラインショップ)→2/17~3/17に16GBが240円、32GBが320円まで回復。
- 新製品発表前の放出圧力(WWDC/秋イベント)
- 米国現地時間6月初旬のWWDCで次期iOS/ハード発表を控え、旧OS非対応モデルである5cは在庫整理の対象に。5月下旬~6月中旬に再び16GBが220円、32GBが293円まで低下。
- 通貨・為替動向
- 2025年1月中旬の急激な円安(USD/JPY 150円台突破)により、新品iPhone価格が国内で上昇。必要コスト増で中古iPhone全体の需要に微調整が入る中、エントリーモデルである5cは優先度が低下し、1月の買取価格下押し要因となった。
■今後の予測
- 夏季(7~8月):スマホ需要のオフシーズンかつWWDC後の在庫整理期に入りやすく、5cの価格は220円前後(16GB)、290円前後(32GB)と現状維持あるいはやや下振れ。
- 秋(9月頃の新型iPhone発表期):iPhone 16シリーズ発表直後は旧機種一斉放出による需給過剰で、一時的に210円前後(16GB)・280円前後(32GB)まで下落する可能性。
- 年末~年始(11~1月):年末商戦の副次効果で再度仕入れが活発化し、12月には240円・320円水準まで戻すことが過去パターンから示唆される。
■売却タイミングの提案
- 最適:2月下旬~4月上旬
- 根拠:春商戦在庫調整後の需給回復期で、16GBは240円・32GBは320円台を実現。JANPARAではなく、GEOなど高値を維持するチャネルでの売却を推奨。
- 回避:1月中旬~下旬、5月~6月中旬、9月発表直後
- 根拠:各期で放出過多(年始在庫整理/WWDC前・後/新型発表直後)に伴い、16GBが220円台前半、32GBが290円台前半まで下落している。
- 実務的アクション
- GEOオンライン買取をメインに、買取アップキャンペーン(学割/春割など)を狙う。
- 複数台保有の場合は、売却時期を分散し、上記高値期に合わせて順次放出。
(以上、週次データと為替ニュース・Apple製品発表サイクルを踏まえたiPhone 5c特有の需給・価格動向分析)