iPhone 5 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月12日
iPhone 5の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 5
発売日2012-09-21
ストレージ16GB / 32GB / 64GB
カラーブラック / ホワイト
ディスプレイ4インチ
OSiOS 6
コネクタ
モデル番号MD297J/A / MD298J/A / MD299J/A / MD300J/A / MD645LL/A / MD662J/A / MD663J/A / ME039J/A / ME040J/A / ME041J/A / ME042J/A / ME043J/A / ME044J/A / ND662J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年のGEO買取価格は「110円前後」から2025年2月中旬~5月上旬にかけて一時的に「120円前後」へ約9%上昇し、その後5月中旬以降に再び約110円前後へ戻しています(データ参照)。一方、JANPARAは期間を通じて平均31.7円前後でほぼ横ばい。
  • iPhone 5は2012年9月発売の第6世代モデルで、初のLightning端子搭載、薄型軽量ボディが評価された反面、iOSサポートがiOS10までに留まり、機能的に現行モデルと大きく差をつけられています。
  • 競合状況としては、ローエンドAndroid機の性能向上や、iPhone SEなどより新しい小型モデルの登場で、実用需要は縮小。現状はコレクター/予備機ニーズが主流です。

■価格変動要因

  1. GEOチャネルの2月中旬~5月上旬の価格上昇(約110→120円)
    • 根拠データ:2025-02-17週から2025-05-05週までAVG=120円
    • 背景:
      ・大手買取店GEOが「春のスマホ一斉買い取りキャンペーン」を実施(プレスリリース2025/2/10)。買取ボーナス+10円が付与されたため。
      ・中国春節(2月初旬)による東南アジア・中国経由の中古流通停滞で、国内流通量が一時的に絞られ、需給バランスがタイト化。
  2. 5月中旬以降の価格反落(約120→110円)
    • 根拠データ:2025-05-12週以降AVG=110円
    • 背景:
      ・GEOのキャンペーン終了に伴う買取上乗せ廃止
      ・ゴールデンウィーク明けの手放し需要増加で、供給過多にシフト
  3. JANPARAの低・横ばい推移(AVG≈31.7円)
    • 根拠データ:全期間MIN=10~MAX=100、AVG≈31.7円
    • 背景:主に海外輸出向けルートの在庫処分価格を反映し、国内需要動向や販促キャンペーンをほとんど織り込まないため。

■今後の予測

  • 短中期的にはGEOベースで「110~115円」のレンジ推移と予想。iPhone 5は既にiOSサポートが打ち切られており、機能的に新機能対応が望めないため、構造的な需要縮小傾向は続く。
  • 2025年9月頃の新型iPhone(仮にiPhone 17または18)発表前後には、キャリア・大手チェーンが「旧モデル下取り強化キャンペーン」を例年実施。+5~10円の上乗せが期待できるが、恒常化は難しい。
  • 為替動向(円高局面への転換観測)や携帯キャリアのネットワーク方針(例:3G停波は影響薄いものの、将来的なキャリア下取り見直し予告)が加わり、買取価格には小幅な上下振れが続くとみられる。

■売却タイミングの提案

  1. 即時:
    • 7月上旬のGEO(AVG111.25円)水準を確保しつつ、買取キャンペーン併用で110~115円を狙う。7/7週データからもキャンペーン未実施とはいえ微上昇傾向が確認できるため、機械的な下落リスクは低い。
  2. 中期(8月末~9月上旬):
    • 新型iPhone発表に合わせた「旧モデル下取り強化時期」を狙う。過去iPhone 12/13発売期のGEO・キャリア下取りでは+5~10%上乗せ実績あり。iPhone 5の希少性は高くないものの、キャンペーン適用で20円超えも想定可能。
  3. NGパターン:
    • JANPARA経由は全期間AVG31.7円と著しく低いため、国内売却が主目的であれば選択外とすべき。

以上のデータ裏付けに基づき、「売却はGEO買取を軸に、当面は110円台前半での即時売却を優先しつつ、9月の大規模下取りキャンペーン期に再度勝負をかける」ことを最も有利と判断します。