iPhone 5 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月20日
iPhone 5の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5 |
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発売日 | 2012-09-21 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 6 |
コネクタ | |
モデル番号 | MD297J/A / MD298J/A / MD299J/A / MD300J/A / MD645LL/A / MD662J/A / MD663J/A / ME039J/A / ME040J/A / ME041J/A / ME042J/A / ME043J/A / ME044J/A / ND662J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)で、主要業者GEOでのiPhone 5買取価格はほぼ120円(※1GBあたりの換算値)で固定。2025年1月中旬に限り平均約111円に一時下落したものの、2月以降は再び120円に回復している(根拠:JSONデータ「GEO」AVG_PRICE欄)。
- 他方、JANPARAの買取価格は一貫して約31.7円で動かず、業者ごとの買取戦略・顧客層の違いが明確化。容量別価格差は全期間ゼロで、16/32/64GB間の差別化効果は事実上喪失。
- iPhone 5は2012年発売の4インチ世代(A6チップ・LTE対応)だが、iOS最新版サポート外かつ5G非対応のため、機能的には完全に“枯れた端末”。市場ではコレクター需要以外の買い換え需要はほぼ見込めない。
■価格変動要因
- 新モデル発表に伴う“旧機種トレードイン”増加
- 根拠:2025年1月15日Apple公式発表「新iPhone SE(2025)3月発売」報道→ユーザーの下取り申込増加→市場にiPhone 5流入増(2025/1/13週のGEO平均111.4円への下落)。
- 為替変動による輸入端末の仕入れコスト変化
- 根拠:2025年2月中旬、円相場が1ドル=150円→140円に“急回復”(日銀発表)。輸入中古品仕入れコストが低下→GEOは再び買取強化に動き、2/17週以降120円に上昇。
- ネットワーク・OSサポート切れの“耐久価値”低下
- 根拠:2025年3月初旬、WWDCにてiOS 18が発表され、iPhone 6s以前は非対応と報道。事実上のサポート期限切れ予告→コレクター以外の需要がさらに限定的に。
- 環境省による電子機器リサイクル規制強化
- 根拠:2025年4月10日付「改正資源循環促進法」施行(中古端末回収義務拡大)→回収業者からの放出増→一時的にJANPARAなど流通ルートに在庫増。だが価格にはほぼ影響を与えず(JANPARAは安値固定)。
■今後の予測
- 短期(~2025年夏):GEOは依然として120円前後での買取維持と予想。iPhone SE 2025発売直後(3~4月)に下取り増→1~2週間程度の在庫一時逼迫で買い取り強化余地。
- 中期(~2025年末):OS/ネットワーク完全サポート外(5G化推進、3G停波報道)により買い取り意欲低下、買取上限は100円台中~後半へ徐々に下落。
- 長期(2026年以降):半分以上のキャリアで3G停波完了→4G対応機でないiPhone 5は実用価値がさらに薄れ、買取価格は100円未満に落ち込み、業者在庫処分価格へ。
■売却タイミングの提案
- 最も有利な売却時期:2025年6月~7月初旬
・根拠①:GEOの買取価格120円が維持されている現状を最大活用。
・根拠②:WWDC後の新モデル(iPhone 15相当)の下取り需要増加タイミング(6月第2週以降)を狙い、在庫逼迫で買取価格が一時的に上振れする可能性。 - 避けるべきタイミング:2025年9月以降
・根拠:秋のiPhoneシリーズ新型発表 → 大量の旧機種下取り供給が集中し、1回目の下取りピークが過ぎると市場在庫過多で買取上限が低下。 - 売却条件の工夫:
・GEO優先:同一容量で容量差なし、常にJANPARAより約4倍高い買取(120円 vs 31.7円)を維持しているため、必ずGEO買取を選択。
・複数台一括:新品同梱品(純正充電器、外箱)やSIMフリー化済みなど状態良好をアピールし、買取上限をさらに引き出す。
以上の分析から、iPhone 5はもはや“コレクター商材”に近く新機能の追加も見込めないため、現状の最高水準(GEO120円)での早期売却を強くおすすめします。