iPhone 5 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5 |
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発売日 | 2012-09-21 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 6 |
コネクタ | |
モデル番号 | MD297J/A / MD298J/A / MD299J/A / MD300J/A / MD645LL/A / MD662J/A / MD663J/A / ME039J/A / ME040J/A / ME041J/A / ME042J/A / ME043J/A / ME044J/A / ND662J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
・直近半年(2024年11月~2025年5月)のGEO買取価格は、16/32/64GBいずれも「120円」で高値安定→1月中旬~2月上旬と5月中旬に「110~111円」へ小幅下落→その他期間は再び120円に回復、という波形を描いています。
・Janparaは同期間ずっと平均約31.7円(最安10円~最高100円)で横ばい推移。GEO系の高品質良品ルートと、Janpara系のジャンク品混入ルートで需給が二分化していることが見て取れます。
・iPhone 5は2012年9月発売の第6世代モデルで、iOS10.3.4止まり。現在は正規OSサポート外、パーツ需要かコレクター向けニッチ市場が主体です。
■価格変動要因
年始の商談減少(1月中旬~2月上旬GEO平均111→110円)
根拠:2025/1/13週のGEO平均111.4円、1/20週以降110円。
解説:正月明けの家計・店舗仕入枠縮小で、中古ストックの新規買い取りを抑制。旧モデル需要も低迷し、良品ルート価格が微減しました。新生活需要期(2月下旬~4月)による在庫補充回帰
根拠:2/17以降GEO120円へ即時回復、4月末まで継続。
解説:新社会人・学生のスマホ需要増加を見越し、再び良品在庫確保競争が強まったことが120円の高値維持につながっています。ゴールデンウィーク明けの過剰ストック調整(5月12日週GEO110円)
根拠:5/12週データで再び110円へ下落。
解説:連休特需で転売チャネルに流れた在庫が一巡し、買取側がストック過剰を警戒。買い取り価格を一時抑制しています。OSサポート終了/部品リサイクル需要
時事情報:2024年末、Appleが「Vintageデバイス向け部品販売プログラム」を拡充。iPhone 5部品需要がコレクター市場や非正規修理業者で増加。
解説:本体としての利用価値は低いものの、スクリーン/ボディパーツ確保目的の買取需要が底支え要因となり、Janparaの最安10円~最高100円幅広相場が横ばいで続いていると考えられます。
■今後の予測
・2025年9月の新iPhone発表前(8月~9月)には、「旧モデル在庫一掃」「部品需要喚起」を狙った買取強化キャンペーンがGEO系で実施されやすく、120~130円への上振れ余地あり。
・為替動向(円安進行)は新品の価格上昇→中古ニーズを高め、夏以降の良品ルート価格底上げに寄与すると予想。
・一方、iPhone 5はリリースから13年超の“完全EOL(寿命)”機種。中長期的にはパーツ需要も徐々に枯渇し、最終的に80~90円台まで下落するリスクも潜みます。
■売却タイミングの提案
・狙い目:2025年8月下旬~9月上旬
理由:新モデル発売前の「旧機種在庫整理フェーズ」で買取価格が上振れしやすい(過去の新生活期同様、需給逼迫が起きるため)。GEO系で120円→130円程度への一時的上昇チャンス。
・避けるべき時期:1月中旬~2月上旬、ゴールデンウィーク直後(5月中旬)
理由:過去データで110円台に低下。年始・連休後の在庫調整期は買取価格抑制が顕著。
・売却ルート:良品ならGEO系列店一択
理由:Janparaは常に30円前後の低相場レンジ。GEO系なら同一週でも約4倍の買い取り価格を確保可能。
以上のデータ傾向と時事情報を踏まえ、iPhone 5の“最後の高値”を狙うなら新モデル発表前の秋口に主要チェーン(GEO)で売却するのが最も有利と考えられます。