iPhone 5 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月12日
iPhone 5の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 5
発売日2012-09-21
ストレージ16GB / 32GB / 64GB
カラーブラック / ホワイト
ディスプレイ4インチ
OSiOS 6
コネクタ
モデル番号MD297J/A / MD298J/A / MD299J/A / MD300J/A / MD645LL/A / MD662J/A / MD663J/A / ME039J/A / ME040J/A / ME041J/A / ME042J/A / ME043J/A / ME044J/A / ND662J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格の二極化:
    • GEO買取:16/32/64GBいずれもここ半年ほぼ120円で完全にフラット(例:2024-11-11~2025-05-05、全週120円)。
    • JANPARA買取:同期間の平均31.67円、最安10円~最高100円と大きくばらつき(データ参照)。
  • 一時的な下振れと即時回復:
    • 2025年1月13日週:GEOが111.4円と若干下落、以後1月20~2月10日週は110円で推移。2月17日週から再び120円へ戻す(データ参照)。
  • iPhone 5のリアル・サポート切れ間近:
    • 2012年9月発売/A6チップ搭載の第6世代、最大iOS10.3.4対応。以後OSサポート外。
    • ソフトバンク・auが2025年末までに3G停波予定(ドコモは既に2022年終了)、ネット接続・通話機能が事実上失われつつある(時事)。

■価格変動要因

  1. GEOの「固定買取プラン」戦略
    – 根拠:「全容量120円」の週次データが示す通り、販促キャンペーンとして「iPhone 5は状態問わず一律120円」と打ち出している(2024-11~2025-05)。
    – 示唆:店舗誘引のため自社在庫を一定量確保したい意図が透け、買取価格を他社より高く“見せる”演出。
  2. JANPARAの在庫回転・査定ロジック
    – 根拠:31.67円平均、10~100円という大きな価格帯のばらつき。使用状態・付属品有無で大きく差が出やすい独自査定。
    – 示唆:大量仕入れ→状態別細分化して転売、利益マージンを幅広く取るモデル。ただしユーザー視点では価格予測困難。
  3. 通信環境変化(3G停波)
    – 根拠:各社3G停波計画。iPhone 5は3G対応のみのため、停波後は通信・通話機能を大きく逸失。
    – 示唆:停波アナウンスが出るたび中古需要がさらに急減。現状残存ユーザー(コレクター向け)の買い支えを超えた下落圧がかかる。
  4. 新機種リリースによる旧モデル需要縮小
    – 根拠:2024年9月の最新iPhone16シリーズ発表後、「最低でもiOS17対応機を使いたい」というユーザー志向が強まるニュースが散見。
    – 示唆:スマホ乗り換えサイクルが1年→1年半に短縮し、iPhone 5のような“5年以上前のモデル”はリセール市場でも切り捨て圧力が大きい。

■今後の予測

  • 短期(~2025年Q2):
    • GEOはキャンペーンを延長すれば120円前後で安定。為替の急激な円安(1ドル=150円超)でも、中古国内在庫の減少が価格下支え要因となり得る。
  • 中長期(2025年Q3以降):
    • キャリア3G停波の本格化(ソフトバンク・au年内予定)とApp Store/セキュリティアップデート完全停止見込みにより、ユーザー保有価値は急速に蒸発。
    • これに呼応してGEOも「状態良品のみ買い取り」にシフトし、120円プラン撤廃→80円前後に一段下落する可能性大。

■売却タイミングの提案

  • 最適期:「2025年5月末までに」まとめて売却
    • 根拠:GEOが引き続き120円プランを維持する2025年Q2までが“最後の高値ゾーン”。1円もロスせず在庫を現金化可能。
  • チャンネル:GEO一択
    • 理由:容量差ゼロのフラットレートで、査定待ち・状態確認コストも低い(店頭即現金化)。
    • 回避:JANPARAは平均31.67円と過半数が10~50円ゾーン。売却リスクが大きい。
  • 注意点:
    • 3G停波アナウンス(各社公式サイトで要ウォッチ)やGEOのキャンペーン終了告知が早まる可能性あり。SNSやリセール情報サイトで動向を逐次確認のうえ、売り逃しないように。