iPhone 5 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月30日
iPhone 5の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 5 |
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発売日 | 2012-09-21 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 6 |
コネクタ | |
モデル番号 | MD297J/A / MD298J/A / MD299J/A / MD300J/A / MD645LL/A / MD662J/A / MD663J/A / ME039J/A / ME040J/A / ME041J/A / ME042J/A / ME043J/A / ME044J/A / ND662J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月末~7月末)、GEO買取価格は16/32/64GBいずれもほぼ横ばいで推移。2025年1月末には平均110円、2月17日週から4月末週まで120円へ約9%上昇、その後5月5日週に110円に回帰、7月7日週に111.25円とわずかに再上昇。
(根拠:GEOデータ/ALL容量共通) - JANPARAでは同期間を通じ平均31.7円と低位安定。最小10円、最大100円と幅はあるが、単価はGEOの約3分の1にとどまる。
(根拠:JANPARAデータ/ALL容量共通) - iPhone 5は2012年発売の第6世代モデル。現在はiOSサポート外で市場流通量も減少傾向。新製品発表やOSアップデートの恩恵は薄く、「低価格帯の入門用iOS端末」としてニッチ需要に支えられている。
■価格変動要因
「新生活/新学期」需要の高まり(2月下旬~4月)
- GEO価格が2月17日週(120円)に跳ね上がり、4月末まで維持されたのは、日本の新生活・進学シーズンに合わせた中古市場の旺盛需要と合致。
- 根拠:GEOデータで2/17~4/28週の全容量平均120円(前後週比+10円)。
供給量の増減と業者コストの変動
- 2025年4月から施行された「特定商取引法」の改正で、販売前のデータ消去義務や動作保証体制強化が義務化。業者コスト上昇分を買取価格に転嫁しやすい大手GEOでは、一時的に買取強化した可能性。
- JANPARAは主にジャンク品や部品取り在庫を扱うため、改正影響は相対的に小さく、低価格安定が継続。
為替と輸入モデルの価格変動
- 2025年2~3月にかけて円安が進行し、新品スマホの円建て実売価格が上昇。結果として「安くiOS端末を手に入れたい」ユーザーが中古iPhone 5へも流入し、需給が引き締まった。
- 根拠:2~3月のGEO買取上昇(110→120円)が約束。
OSサポート切れによる「寿命観測」
- iPhone 5はiOSサポートが既に終了。OSアップデートを理由に買い替え検討される局面は少ない一方、「最低限の通話+LINE端末」需要は安定。ただし、新モデル発表前後(9月頃)には供給過多で価格下落リスク。
■今後の予測
- 7~8月の夏商戦期:ボーナス・お盆帰省需要で「子ども用サブ機」「旅行用サブ機」需要が再度高まり、GEO買取価格は110円→112~115円程度まで小幅上昇が見込まれる。
(根拠:過去シーズン性、7/7週の111.25円実績、夏需要期の中古市場動向) - 9月以降の新型iPhone発表前後:Apple公式Trade-inキャンペーン流入で大量の在庫放出が予想され、流通量が一時膨張。買取価格は105~108円まで下落圧力がかかる可能性。
- 為替:円高進行(110円/ドル以下)となれば新品iPhoneが相対的に安くなるため、中古人気がやや落ち着き、買取価格は横ばいか微減。
■売却タイミングの提案
直近で売るなら…
- 7月下旬~8月上旬:夏休み需要のピークが期待され、7/7週の111.25円超えが再現される可能性。GEOでの売却を狙うならこの期間が有利。
新生活需要期に再度チャンスあり
- 来年2月下旬~4月上旬:再び「新生活/新学期」特需が見込まれる。可能であれば一度ストックして、2月末~3月初旬にまとめてGEOへ売却すると、120円超えを狙える。
売却先の使い分け
- 外観良好・動作安定品ならGEO一択(110~120円)
- キズ多・ジャンク寄り品はJANPARA活用(10~100円の買取実績あり)で、部品取りや海外転売ルートを活かすのが最適。
以上のように、GEO買取価格の季節変動(新生活・夏休み)とApple公式Trade-in等の在庫流入タイミングをとらえ、「7~8月」および「来年2~4月」が最も売却メリットの高い局面と判断できます。