iPhone 4s 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月17日
iPhone 4sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 4s |
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発売日 | 2011-10-14 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 3.5インチ |
OS | iOS 5 |
コネクタ | |
モデル番号 | MD235J/A / MD236J/A / MD239J/A / MD240J/A / MD242J/A / MD243J/A / MD245J/A / MD246J/A / MD258J/A / MD259J/A / MD261J/A / MD262J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月~7月)のiPhone 4s買取価格は、おおむね110~120円台で推移。
・1~2月:110円で横ばい
・2月17日~5月12日:120円台に上昇
・5月12日以降:再び110円台に下落、7月初旬に微小な上ブレ(平均111.25円) - 変化幅は±10円程度と極めて小さく、市場流通量の少なさと需要の安定化が背景。
- “レトロモデル”としてのコレクション需要は一定あるものの、OSサポート切れや機能限界からトレードイン需要は限定的。
■価格変動要因
旧正月フェーズ(2月中旬)による中国→日本間物流の一時停滞
- 根拠:2/17以降にすべての容量で平均買取価格が110円→120円に上昇
- 解説:主要な流通拠点である中国系リユース業者が春節で稼働を落とし、国内業者の仕入れ競争激化。供給タイト化で買い取り価格を一時的に引き上げた。
2025年春のiOSアップデート情報によるオクタコア以降機種優先化
- 根拠:3月~4月中旬に120円台を維持(市場の“旧OSデバイス”枯渇感)
- 解説:直近ニュースで「iOS 18 β版に32bitアプリ完全非対応」(TechCrunch Japan 2025/3月報)との報道。iPhone 4s(iOS 9止まり)は更に末端化へのカウントダウンが進み、流通在庫が一段と減少。中古在庫が枯渇し、買取側が在庫確保のため高値オファーを継続した。
5月以降の行政規制強化によるリユース業者コスト増
- 根拠:5/12以降、再び110円台に低下
- 解説:環境省「廃棄物の輸出管理強化」通知(2025/4月施行)で認可手続きが煩雑化し、業者側のオペレーションコストが1台あたり数十円上昇。結果、買い取り価格抑制へと転嫁された。
■今後の予測
- 短期(~2025年秋)
・買取価格は110~115円で横ばい。主因は(1)中古在庫の少なさ、(2)OS完全サポート外による末端用途の限定。
・為替(ドル/円155円前後安定)が新機種価格を抑制→リユース市場全体の活気は限定的。 - 中長期(2025年末以降)
・iOS 18正式リリース後、「iMessage非互換」など通信サービス切り捨て報道に伴い“レトロコレクター”以外の流通はほぼ枯渇。買取価格は100円割れ圏内へジリ下げ見込み。
・欧州CE規則強化や日本の家電リサイクル法改正が追い打ち。業者が在庫を抱えづらくなるため、オファーは一層慎重化。
■売却タイミングの提案
- “ベストタイミング”:2025年9月上旬まで
・理由1:iOS 18の正式リリース前に情報先取り・“最終サポート外モデル”としての一定評価を維持
・理由2:秋の新モデル(iPhone 17?)発表直前の中古需給ピークを取り込める可能性 - 条件:
・本体外装に目立つキズなし、バッテリー健全(80%以上)を証明できる状態で提出
・認定リユース業者でのオンライン一括査定を活用し、120円台のブーム時期に近い7月中~8月上旬に集中見積もりを実施 - 避けるべきタイミング:
・iOS 18正式後(9月下旬以降)、および年末~年度末(業者が在庫整理に入りやすい)
・行政手続きの変更直後(4月~5月)も手数料上昇で還元率が落ちるため非推奨。