iPhone 4s 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月26日
iPhone 4sの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 4s |
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発売日 | 2011-10-14 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 3.5インチ |
OS | iOS 5 |
コネクタ | |
モデル番号 | MD235J/A / MD236J/A / MD239J/A / MD240J/A / MD242J/A / MD243J/A / MD245J/A / MD246J/A / MD258J/A / MD259J/A / MD261J/A / MD262J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)の中古買取価格は、16GB/32GB/64GBいずれも「110~120円」の極めて狭いレンジで推移。特に120円がデフォルト水準。
・2025年1月13日週&1月20日週は平均111.4円→110円に微落下(旧正月前の取引低調による需給調整)
・2025年2月17日以降は再び120円へ回復し、春以降も安定 - iPhone 4s(2011年10月発売、第5世代)特有の「OSサポート終了」「ビンテージ認定(Apple公式でVintageリスト登録)」により、実用需要はほぼ消失。コレクター/部品流用ニーズで底堅く需給が維持されている。
- 2024年秋に発表された最新iPhone 16シリーズの影響で旧モデルが“完全に陳腐化”したが、4sはすでにリサイクル/部品取り用途がメインのため「新モデル発表=価格暴落」にはつながらず。
■価格変動要因
- OSサポート終了とビンテージ認定
- Apple公式でビンテージ機として扱われる2016年以降、iOSアップデートの対象外になり実用需要が消失(根拠:Appleサポート情報)。
- 以降は“コレクター査定”か“バッテリー・カメラ部品取り”需要に特化し、価格は機能要件ではなく希少性・部品需要で決定。
- 新モデル発表サイクル
- 2024年9月のiPhone 16発表→12月~1月の査定基準一巡タイミングで、一時的に110円台へ微落下(1/13週の111.4円→1/20週の110円)。旧正月前に年間在庫調整が行われる例年の需給パターンと連動。
- 法規制・リペア流通
- 2024年11月施行の“改正リユース法”(リペアパーツの正規流通促進)が進むと、4s部品取り用端末供給が増加。供給過剰懸念から110円台への振れ幅が拡大する可能性(根拠:業界ニュース)。
■今後の予測
- 当面の価格帯は100~130円レンジでの小幅上下動が中心。
・希少部品(背面ガラス、ホームボタン部品)需要維持で底値100円は割りにくい一方、大量ストック時期には115円前後へ一時落ち着く可能性あり。 - 2025年秋のiOS/ハードウェア大幅刷新(iOS18想定)発表タイミングには再度需給調整局面。旧正月(2026年1月)前は一時的に110円を割り込むリスク。
- 為替の直接影響は小さいものの、円安トレンドで中古需要が相対的に割安感を失うと、コレクター以外の買い取りが鈍化し110円近辺で足踏みしやすい。
■売却タイミングの提案
- 有利期:2025年7月~8月(新モデル発表前の在庫枯渇フェーズ)
・1~2月、5月の旧正月~GW繁忙期は需給緩和で買取価格110円台になりやすいデータ実績あり(1/20週・5/12週の110円)。これを避け、業者在庫が枯渇しやすい夏季を狙う。 - 条件:動作・外観良好に加え、「純正バッテリー交換済み」「付属品(純正ケーブル・箱など)の有無」を明示すると+5~10円の上乗せも見込める。
- 長期保有/コレクション目的以外は、今売却しても底値は100円割れしにくいため、秋口より前の夏場に一括売却がお勧め。
(※価格はすべて「円/台」、業者:「GEO」による週次平均値を参照)