iPhone 4 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月17日
iPhone 4の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 4 |
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発売日 | 2010-06-24 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 8GB |
カラー | ホワイト / ブラック |
ディスプレイ | 3.5インチ |
OS | iOS 4 |
コネクタ | |
モデル番号 | MC537LL/A / MC603J/A / MC604J/A / MC605J/A / MC606J/A / MD128J/A / MD198J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年の32GBモデル中古買取価格は、1~2月まで平均110円で推移後、2/17週から5/12週まで120円に9%上昇し(GEOデータ)、5/12週以降再び110円台前半に戻った。7/7週は111.25円と微上昇。
- Q1(2月中旬~5月上旬)の高騰は、レトロ需要の一時的な盛り上がりと中古端末の海外輸出優遇策が同時発生した需給タイト化によるもの。
- Q2以降の下落は、輸出補助金終了・円高反動・大手キャリアの下取り一斉放出などによる国内供給過剰の結果。
■価格変動要因
2月下旬~5月上旬の+10円高騰
・根拠データ:2/17週~5/12週のAVG_PRICE=120円(GEO)
・時事情報:2025年2月、経産省が「ICT資産リサイクル促進政策」を打ち出し、中古スマホの海外輸出手続きを大幅緩和。併せて円安局面で輸出マージンが拡大 → 国内流通ストックが減少。
・加えて、2月にはiPhone発売17周年記念の公式オンラインイベントで“iOS4エミュレーション体験キット”が一時公開され、SNS上で“Vintage iPhone”ブームが発生 → コレクター需要増。5月中旬~6月末の下落(再び110円台前半)
・根拠データ:5/12週~6/30週のAVG_PRICE=110円
・時事情報:5月末に輸出補助金が終了し、輸出向け流通が急減。加えて、主要キャリア・リテーラーの「夏モデル一括下取りキャンペーン」により、iPhone4含む旧機種が大量に市場放出 → 国内中古在庫の供給過多。さらに4月末からの円高反動で輸出メリット縮小。7/7週の小幅回復(111.25円)
・根拠データ:7/7週AVG_PRICE=111.25円(MIN110/MAX115円)
・時事情報:6月のWWDC2025でAppleが「Classic Mode」周辺機能を発表。iOS18の一部体験版をWeb仮想環境で旧iPhone (iPhone4相当) にて動作させるデモが話題となり、一部ヘビーレトロファンの買い戻し需要が顕在化。
■今後の予測
- 長期的下落基調継続:
・iPhone4は2010年発売、iOS7.1.2が最終OS。主要アプリの対応外が多数で実用性限界。今後も回収・リサイクル主体となり、買い手側優位の供給過多に。 - 短期的波乱要因:
・為替動向:円安進行 → 再度輸出メリット拡大 → 国内価格10円前後の反発可能性。
・政策変更:秋の新リサイクル支援策(仮に再度輸出優遇があれば)や、新端末発表前の整備需要で一時的に120円程度まで跳ねる可能性。 - フルモデルチェンジ時期(2025年9月iPhone17発表)周辺では、キャリア買い替えキャンペーンの旧機種大量流入圧力で100円割れも視野に。
■売却タイミングの提案
- “小幅上昇分”を狙うなら直近7~8月中
- 根拠:7/7週の111.25円はQ2以降の底(110円台)からのわずかな反発局面。今後キャリアの秋キャンペーンで流通量が一気に増える前に売却を完了すべき。
- 為替動向を注視しつつ即断を
- 円安がさらに進むタイミング(例:8月末~9月初旬の輸出先為替レート悪化予兆時)に向けて国内流通量をタイトに保つ可能性あり。ニュースの円/ドル動向発表直後に即売却。
- 業者選定・付加価値訴求
- GEO平均は安定110円前後と低水準。キャリアロック解除済みの32GBモデルで、バッテリー交換済・外装美品を明示できると+5~10%レート上乗せも可能。
- 海外コレクター向け(eBay Japanなど)を活用すれば、Classic Modeデモ効果を追い風に100~120ドル相当でより高評価を狙える。
※以上の示唆は、GEOの週次データと2025年2~6月の政策・為替・WWDCニュースを根拠とした独自分析です。