iPhone 16 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 16 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 16 Pro Max
発売日2024-09-20
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
カラーブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / デザートチタニウム
ディスプレイ6.9インチ
OSiOS 18
コネクタUSB Type-C
モデル番号MYWG3J/A / MYWH3J/A / MYWJ3J/A / MYWK3J/A / MYWL3J/A / MYWM3J/A / MYWN3J/A / MYWP3J/A / MYWQ3J/A / MYWR3J/A / MYWT3J/A / MYWU3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月(2024年12月~2025年6月)を見ると、全キャパシティで「年初1~2月の底値→2~4月のピーク→5月以降の再下落」という典型的な季節循環を確認できる(GEOデータ)。
    • 1TBモデル:12月~2月は約162,000円で安定→1月中旬に150,000円台に落ち込むも、2月中旬に再び162,000円へ回復→5月に148,500円へ改めて下落→6/23には146,520円に。
    • 256GB/512GBも同様に、2~4月の需給タイト化で上振れ後、5月以降は年末並みの底値域へ。
  • 業者別ではGEOがもっとも安定した高値を維持。IOSYSは最安帯(2025年6月末に256GBで約100,000円)を記録し、バラツキが大きい。JANPARAは平均値こそGEO比で10~15%低位だが、最安値の“投げ売り”事例が少なく、底堅い。
  • 直近の注目点は、「iPhone 17」リリース前の駆け込み売り/買い控えの動きと、5月からの再下落水準の定着傾向。

■価格変動要因

  1. 季節性と決算期集中
    • 年度末(3月)に向け、下取り在庫の薄まり+新機種の購買意欲高まりで需給タイト化。GEOで1TBが2~4月に162,000円→5月に148,500円へ急落した背景に、商流の在庫補充サイクルがある。
  2. 次期モデル(iPhone 17)噂・新製品発表時期
    • Appleは例年9月に新モデルを発表。噂が出回る7~8月にかけて現行16 Pro Maxの売りが先行し、5月以降に価格が低位安定し始めたのは、次モデル情報のリーク(A19チップ・強化カメラ搭載)が相次いだためと推定できる。
  3. 為替動向
    • 2025年初から円安(USD/JPY 150円前後→155円前後)が進行。新機種の定価上昇が二次流通にも波及し、一部2~4月に平均買取価格が上昇したものの、5月の為替急変よりも「売り圧>買い圧」が優勢で買い取り価格は下押しされた。
  4. 競合機種のプロモーション・値下げ
    • Galaxy S25 Ultra(2025年1月発表)やGoogle Pixel 9 Proの大幅値引きキャンペーンが併存し、二次流通市場でのiPhone需要を一部食った。とくに中容量256GBは競合機にシェアを奪われ、IOSYSの256GB最安値が6月に49,000円と年初比で約40%下落していることが裏付け。

■今後の予測

  • 短期(~8月)
    • 「次期iPhone発表前の最後の需給調整期」として、更なる売り圧の増加で7~8月にかけて買取価格は2~5%ほど底堅い下落が続く公算大。特に256GBは100,000円前後、512GBは125,000円前後、1TBは145,000円前後で底を固める見込み。
  • 中長期(9月以降)
    • 9月のiPhone 17発表・発売後は16 Pro Maxが一気に「型落ち」扱いとなり、11月末まででさらに10~15%の下落フェーズに突入。年末商戦でクリスマス前の仕入れ需要で下げ止まり、年明け1月にかけて相場は再び横ばいに戻るシナリオ。
  • 外部環境リスク
    • 為替が急反転して円高に振れた場合、新機種価格の抑え+旧機種ストック過剰で買取価格さらなる下落。逆に円安拡大なら中古相場は抑える底値水準が切り上がる可能性。

■売却タイミングの提案

  1. 最も有利なのは「7月上旬まで」
    • 6月末の再下落局面が続く前に、GEOで「1TB→約146,000円、256GB→約112,000円、512GB→約128,000円」の現状高値を確保。7月以降は新モデルリリース前の売り圧でさらに5,000~10,000円程度下落するリスク大。
  2. キャパシティ別戦略
    • 1TB:底値が高く推移するため、7月初旬までに売却。
    • 256GB:競合の廉価機にシェアを取られやすいため、6月中の売却で最低価格リスクを回避。
    • 512GB:中間的だが7月以降は1TB同様に下落幅が大きいので早め売却。
  3. 業者選択
    • 安定した高値を得るならGEO一択。IOSYSは“高値スパイク”もあるが最安リスクが高く、JANPARAは平均値がGEO比で約10%低い。

――以上の分析から、「iPhone 16 Pro Max」を高値で売り抜けたいなら、7月上旬までにGEOへ持ち込むのが最も理にかなった戦略と言えます。