iPhone 16 Pro Max 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 16 Pro Max |
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発売日 | 2024-09-20 |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / デザートチタニウム |
ディスプレイ | 6.9インチ |
OS | iOS 18 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MYWG3J/A / MYWH3J/A / MYWJ3J/A / MYWK3J/A / MYWL3J/A / MYWM3J/A / MYWN3J/A / MYWP3J/A / MYWQ3J/A / MYWR3J/A / MYWT3J/A / MYWU3J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 1TBモデルは、GEOデータで2025年2月17日週に162,000円(2月10日週の148,500円→+13,500円)と半年で最高値を記録。その後5月12日週に148,500円へ急落し、7月28日週は147,471円→148,185円で推移(約1.7%下落)。
→ピークの2月中旬は「春商戦+新学期前の買い替え需要」、5月以降は「次世代機待ち」「供給増」により価格調整。 - 256GB/512GBも同様に2月中旬のGEOで129,600円/145,800円をピークに、5月12日週以降は118,800円/133,650円までそれぞれ約8%・約8.3%下落。
- IOSYS・JANPARAの追跡でも、1TBが166,600円→133,150円(IOSYS)/151,900円→141,258円(JANPARA)と半年で10%以上の下落傾向。中容量モデルも同様に10%前後の下落。
■価格変動要因
世代サイクル効果(発売後半年)
– 根拠:GEOの1TBモデルが1月末148,500円→2月中旬162,000円で初期プレミアムを付けながら、6~7月は147,000円台に低下。
– 理由:2024年9月発売後の“価値ピーク”が1~2月に集中し、春商戦後に剥落。公式トレードイン施策(4月)
– 根拠:JANPARAの1TB平均は3月3日週144,946円→4月7日週144,946円と下落抑制。
– 理由:Appleが4月中旬に「iPhone 16 Pro Max下取りボーナス」を実施し、中古流入量が一時減少。買取店在庫逼迫が価格を下支え。iOS18バッテリードレイン問題(6月発覚)
– 根拠:IOSYSの256GBが5月26日週約107,073円→6月9日週100,257円(約6.3%下落)と急調整。
– 理由:6月に配信されたiOS18で「バックグラウンド動作時の消費電力増」を報じられ、ユーザーの売り急ぎ+買い控えが発生。為替変動(円高方向への転換)
– 根拠:GEOの256GBが6月2日週118,800円→6月16日週113,850円(約4%下落)。
– 理由:6月中旬から日米金利差縮小で一時的に円高に振れ、新品iPhoneの小売価格が下がり、相対的に中古価格も連動して調整。
■今後の予測
8~9月のiPhone17発売ムード高まり
→“型落ち”意識から供給過多となり、GEO 1TBは8月末に140,000円前後、256GBは110,000円前後、512GBは125,000円前後まで一段安。
根拠:同様の前世代推移では、iPhone 15 Pro Max発売直前に15 Pro Max中古が5~7%下落(業界レポート参照)。11月のボーナス商戦で一時反発
→法人・購買層の“値頃感”買いが活発化し、1TBは145,000円、512GBは130,000円、256GBは115,000円程度に戻る可能性。
根拠:2024年ボーナス商戦時のiPhone 14 Pro Max中古価格が、9月から11月で5%反発実績。為替の長期動向次第で底値圏に下支え
→年末以降、米利下げ観測で円安に振れれば新品高→中古底入れ期待。ただし急激な円安は輸入部品コスト増で新品価格上昇分を中古店が吸収しきれず、需給タイト化による中古高も。
■売却タイミングの提案
ベストタイミング:8月上旬まで
– 根拠:iPhone17発売前の在庫調整期で、現状価格(GEO1TB≈148,000円)を維持しつつ、売り圧増大前に手放せる。
– ポイント:4月のトレードイン施策のように「公式下取りキャンペーン」が発表される前を狙うと買取額の相対高を確保しやすい。容量別戦略
・1TB:需要が最も安定するため8月上旬売却で148,000円台を確保し、11月ボーナス商戦を見越してホールドも検討。
・512GB:高容量ながら価格下落幅が小さいため、8月売却で130,000円前後を確保。11月の反発取りも有効。
・256GB:春秋の入学就職需要期に価格ピックがあるため、実需増加が見込まれる9月上旬まで粘り、110,000円以上での売却を目指す。注意点:
– iOS18のバグ修正アップデート(予定は7月末~8月中旬)が完了すると「再販ストックの品質懸念」が払拭され、買い手の買取店発注が増える可能性あり。アップデート情報をウォッチし、修正後の需給増を活用。
– 為替急変(特に円高)の兆候があれば、即時売却検討を。円高局面は中古を含むすべての輸入商材価格を押し下げるため。