iPhone 16 Pro 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月9日
iPhone 16 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 16 Pro |
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発売日 | 2024-09-20 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / デザートチタニウム |
ディスプレイ | 6.3インチ |
OS | iOS 18 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MYMV3J/A / MYMW3J/A / MYMX3J/A / MYMY3J/A / MYN03J/A / MYN13J/A / MYN23J/A / MYN33J/A / MYN43J/A / MYN53J/A / MYN63J/A / MYN73J/A / MYN83J/A / MYN93J/A / MYNA3J/A / MYNC3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年12月~2025年6月の6ヵ月間で、業者別・容量別に「iPhone 16 Pro」の中古買取価格は一様に下落傾向。特にIOSYS(128GB)は108,945円→83,672円(▲23%)と顕著に下落。一方GEOは128GBを108,000円で固定(在庫枯渇による値付け維持と推定)。
- 大容量モデル(512GB・1TB)は、128GBと比べ下落率が小さく、1TBは151,200円→124,336円(▲18%:IOSYS)にとどまる。
- 市場のトレンドとして、秋の新型発表サイクルに先んじた初期下落と、年始/年度末の需要落ち込みが繰り返し価格を押し下げている。
■価格変動要因
- 秋モデルのサイクル(新世代プレミアム)
- 「iPhone 16 Pro」は2024年9月発売の第18世代プロ機。次世代「iPhone 17」期待→16世代の需給が緩みやすい。データ上、1~2月(年始商戦後)に128GBが100,285円→99,000円(GEO)へ急落。→新型見込み報道に伴う売り圧力増大が根拠。
- 競合ハイエンドの登場
- 2025年1月にSamsung Galaxy S24 Ultra発表・販売開始。カメラ性能訴求により「16 Pro」からの乗り換え需要が増大し、特に下位容量で流動在庫が増えた結果、JANPARA・IOSYSで128GBの下落が加速(108k→94k円)。
- 為替変動・マクロ経済
- 2025年Q1の円安進行(140→150円/US$)で新型輸入コストは上昇。新品高騰により中古へのシフトも予想されたが、「16 Pro」は既に型落ち感が強く、中古買取業者がリスク回避の姿勢を強めたため、買取値は抑制された。
- 業者戦略の違い
- GEO:全容量を一定価格でキープ(128GB:108k円、1TB:151.2k円)。→在庫量減少時の店内回転重視。
- JANPARA・IOSYS:市場価格に即応。特にIOSYSは128GBを12月末の106k円から6月には83k円まで約22%下落。
■今後の予測
- 2025年6月~7月:WWDCでiOS 18発表→「iPhone 16 Pro」向けの新機能(Widgets強化・ARKit拡充)への注目度一時回復。短期的に下落トレンドが緩み、IOSYSの128GBは85k円→90k円程度に反発する可能性。
- 2025年8月~9月:次期「iPhone 17 Pro」発売前後で16 Proは最も大きく約10~15%の急落。歴代モデルサイクルでは発表直後に型落ち価値が急落する傾向がデータ上でも確認できる(2024年9月→11月の15 Proからの下落幅を参照)。
- 2025年秋~年末:ホリデーシーズンのギフト需要で底値圏から僅かに持ち直すものの、最大でも5%程度の戻り。
■売却タイミングの提案
- 6月中旬~7月上旬
- 根拠:iOS 18リリース直後に16 Proへのリユース需要増大が予測され、6月第2週のIOSYS128GB(83.7k円)は直近底値。機能訴求で90k円近く回復するチャンス。
- 容量選択は1TBまたは512GB優先
- 根拠:大容量モデルの下落率は16~18%にとどまり、128GB(▲23%)よりエクイティが高い。GEOが1TBを151.2k円で固定している点も魅力的。
- 次世代発表前に売り抜け
- 9月「iPhone 17 Pro」発表週は最も下落率が大きく、買取価格が約15%下落するのが通例。→8月末までに売却完了が理想。
以上を踏まえ、「iPhone 16 Pro」を最も高く売却するには、短期リバウンドが見込まれるiOS 18リリース直後の6~7月、かつ大容量モデルを選んで早めに流通させる戦略が得策です。