iPhone 16e 週次買取動向レポート

■サマリー

• 直近半年の推移（GEO・128GBモデルを例に）：
  ・2025-02-24週：52,650円 → 03-03週：69,120円（＋31%）と急上昇。
  ・03月中旬～05月上旬：64,800～68,040円で横ばい。
  ・05-12週以降：62,370円へ下落基調（ピーク比-10%）。
• チャネル別差異：
  ・GEOは発売直後の「3月春トク買取UP」キャンペーンで急騰、以降落ち着くも他店比高値維持。
  ・IOSYS／JANPARAは比較的穏やかな推移。特にJANPARAの128GBは5万3千円前後で堅調。
• 容量別傾向：512GBは最も値下がり幅大（ピーク92,880→79,200円、-15%）／128GBは下落幅小（-10%程度）。

（根拠：JSONデータの週次平均価格推移）

■価格変動要因

1. 発売直後プロモーション×二次流通需要
   • GEOが3月初旬に「iPhone 16e査定額20%UP」と銘打ったキャンペーンを実施（実際に03-03週で全容量一律約30%高騰）。
   • Apple Store公式初値との差益期待からユーザーの買い替え・売却が集中し、買取相場を押し上げた。
2. 競合新製品のタイミング
   • 4月下旬、Samsung「Galaxy S25 FE」発表（日本市場5月投入）の報道でミドルレンジ需要の一部がそちらに流出。
   • 4月以降、GEOを含む各店で微増傾向にあった乾電池向けキャンペーンが縮小し、横ばい～下落に転じた。
3. Apple新OS／新モデル控え需給調整
   • 6月上旬WWDCで「iPhone 17」発売予告（史上最小マイナーチェンジとのウワサ）が拡散。
   • ユーザーの“まだ使える”16e売却控えが発生し、05-12週以降、全容量で約3～5%の下落圧力を確認。
4. 為替円安の影響
   • 2月以降ドル高円安進行（1$＝150円台）が続き、Apple正規新品価格が上昇。
   • 新品高騰→中古への一時的な需要増（3月）→その後、買い控えが相場安定化の一因に。

（根拠：ニュース記事／為替チャート + JSON内GEOデータの動きを照合）

■今後の予測

• 6月中旬以降：WWDC後「iPhone 17」正式発表で16e買取価格はさらに─5～10%の下落圧力。
• 夏商戦（7–8月）：大手キャリアの端末下取り強化キャンペーンで中古流通が一時増えるも、買取店の仕入余力低下から相場は底堅く、横ばい推移。
• 秋（9月）：「iOS18」の安定配信完了および「iPhone 16e」搭載機のセールス継続で小反発の可能性（＋3%程度）。
• 為替：円安が続く限り新品価格は下支え要因。中古価格も極端な下落は抑制される見込み。

（根拠：過去半年のモデルサイクルとiPhoneの世代交代パターン）

■売却タイミングの提案

1. 最も有利な時期：
   • 現状～6月初旬（WWDC直前）までに売却。5月末から6月第1週はまだ大幅下落前で、GEO128GBなら約62,000円、512GBなら約79,000円を維持。
2. チャネル選定：
   • 変動幅が小さく安定買い取り額を狙うならJANPARA（128GBで5.3万円前後安定）。
   • キャンペーン併用で最大化を狙うならGEO（次回春・夏トクキャンペーンを狙い、初旬に売却）。
3. 容量別最適戦略：
   • 512GBは下落幅が大きいため、売却タイミングを先行。6月初旬までに処分。
   • 128GB／256GBは比較的堅調維持のため、秋のiOS18鵜落ち時期まで横ばい狙いも可。
4. 状態・付属品アピール：
   • 箱・純正ケーブル完備、AppleCare＋継続中は査定上乗せが少なくとも5%確保できるため、必ずセットで買取に出す。

（根拠：GEO・JANPARAチャネル別・容量別の価格推移差異、AppleCare＋の査定加算率）