iPhone 16e 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 16eの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 16e |
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発売日 | 2025-02-28 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ホワイト |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 18 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MD1R4J/A / MD1W4J/A / MD274J/A / MD1Q4J/A / MD1T4J/A / MD1X4J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格推移の3フェーズ
- 3月第1週まで──初動ピーク:GEOの256GBが81,000円、512GBが92,880円(3/3)と発売半年(’24年9月)から半年弱で買い替え層の放出と高リセール需要により高値をマーク。
- 3月下旬~4月──横ばい安定:GEOの128/256/512GBがそれぞれ約64,800/75,600/86,400円で推移。IOSYSやJANPARAも同時期にほぼ動かず、需給が一巡。
- 5月以降──急落局面:GEOの3容量いずれも約6~8%下落し、5/12には128GBで62,370円、256GBで69,300円、512GBで79,200円に。
■価格変動要因
- 競合の中価格帯モデル投入
- 3月初旬にSamsung「Galaxy S24 FE」国内発売、4月中旬にGoogle「Pixel 9a」発表(Webニュース3月・4月)。
- いずれも4~6万円帯の新機種として注目された結果、iPhone 16eへのリセール需要が一部そちらへ流出し、3月下旬以降の「横ばい→5月急落」につながった。
- 為替の円高進行
- 4月末~5月にかけてドル円が1USD=140円→133円まで円高(経済ニュース)。
- 輸入コスト低下で新品端末の小売価格が下がり、中古相場にも下押し圧力がかかった。実際、5月以降GEO・IOSYSとも同時に平均買取額が年間最安値圏に。
- 次期モデル待ち構えムード
- 6月初旬のWWDCでiPhone 16s/17シリーズのティザー情報(ITメディア報道)が流布。買い替え意欲が「来秋モデルまで待ち」に傾き、中古出品が増加。
- “e”モデルのポジション
- iPhone 16eは廉価版というブランドイメージ上、Proシリーズほどの長期高値維持が難しく、発売から半年後の中価格帯競合と為替変動に敏感。
■今後の予測
- 夏場(7~8月):
・需給ひと巡後の在庫処理期で緩やかな下落継続(GEOで+αプロモーションが無ければ月2~3%程度)。
・一方、8月下旬のボーナス商戦で一時的に買取需要が回復し、短期的に+1~2%の反騰可能性。 - 秋口(9月以降):
・新iPhone 17シリーズ発表後、16eはマイナーアップデート機として需要急減。9~10月にさらに10%前後の下落リスク。 - 為替動向:
・年後半に向けて円安トレンドに転じれば新品小売反転上昇→中古も底打ち反騰のシナリオあり。
■売却タイミングの提案
- 「6月末まで」に売却推奨
- 5~6月の底値前に出品を早め、現在の底安(GEO256GB:69,300円レベル)を確保。7月以降は年末にかけて更に下落圧力が強まるため。
- 容量別戦略
- 512GBモデル:4月中旬の横ばいピーク(約86,400円)を逃した場合でも、6月までに約79,000円で売却/7月以降は75,000円割れリスク大。
- 128GB・256GBモデル:5~6月の底打ち前の今が売りどき。特に256GBはGEOが常に他社比+5,000~7,000円高いため、GEO優先が有利。
- 買取店選定
- GEOは最も平均額が高く安定(3月以降の差額でIOSYS比+5~10%)。短期間で売り抜けたい場合はGEOを第一候補に。
- 為替メリット狙い派
- 秋の円安反転局面で一時的に新品価格上昇→中古も反騰見込み。ただし「WWDCティザー→新機発表」合わせ技リスクが高いため、短期売却希望であれば6月末までに。