iPhone 16e 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月2日
iPhone 16eの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 16e
発売日2025-02-28
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブラック / ホワイト
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 18
コネクタUSB Type-C
モデル番号MD1R4J/A / MD1W4J/A / MD274J/A / MD1Q4J/A / MD1T4J/A / MD1X4J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近4か月(3月~6月)で「iPhone 16e」の中古買取相場は、3月初旬の駆け込み高騰後に横ばい、5月中旬以降に徐々に下落するパターンを描いています。
    ・GEO(128GB)…3/3に69,120円→6/30に62,370円(▲9.8%)
    ・GEO(256GB)…3/3に81,000円→6/30に69,300円(▲14.5%)
    ・GEO(512GB)…3/3に92,880円→6/30に79,200円(▲14.8%)
  • 事業者別ではGEOが常に最高値水準、IOSYSが中間、JANPARAは最安安定。
  • 買取価格の標準偏差(高値-安値)は3月にもっとも広がり、4月以降は縮小→需給安定化傾向。

■価格変動の主な要因と根拠

  1. 新製品発表前の駆け込み/反動
    ‐ WWDC前(3月3日週)の買取価格急騰:GEOの128GBが52,650円→69,120円に跳ね上がり(+31.3%)したのは、「iOS 18」プレビュー発表を見越した転売・買い替え注文増(ITmedia記事)。
    ‐ 発表直後(3月10日週以降)に横ばい~やや下落しているのは、発表効果の反動と情報出尽くしによる売り圧増加。

  2. 為替動向
    ‐ 3~4月にかけてのドル高・円安進行(日経平均:1ドル=150円台突入)で新型iPhoneの店頭価格が上がり、中古需要の一時的下支え要因に。4月上旬まで価格が高止まりしたのはこのため。

  3. 競合機種の投入・噂
    ‐ 5月中旬、GoogleがSIMフリー版Pixel 8a発売/Apple SE4発売予測報道(Bloomberg)で、エントリーiPhoneの立ち位置が相対的に揺らぎ、5月12日週以降から全容量で買取相場が5~10%下落。

  4. OSサポート・リコール不安
    ‐ 6月WWDCでiOS 18対応機種が「16シリーズ以降」に限定されず「16e」は対象外との噂が一部SNS(Reddit)で拡散→「保証切れ・対応切れ」懸念で、6月中旬~下旬はIOSYSで128GBが51,193円まで落ち込む。

■今後の予測

  • 7~8月:夏のボーナスシーズンによる一時的な需給改善で底固く推移。GEO512GBは78,000円前後、256GBは68,000円前後、128GBは61,000円前後。
  • 9月:iPhone 17発表直前の買い替えピーク前に再び相場下落圧力。512GBは72,000円前後、256GBは63,000円前後、128GBは57,000円前後まで落ち込む可能性。
  • 為替が円高に振れれば中古相場は0.5~1%押し上げる余地あり。逆に円安継続なら新型高値→旧機種回収量増→流通過多で下落加速。

■売却タイミングの提案

  1. 512GB保有者

    • 7月上旬までに売却を。現状79,200円(6/30・GEO)→9月前に72,000円台へ約▲9%下落リスク。
    • GEOなど高値店を狙い、買取保証キャンペーン利用で更に+2,000円狙い。
  2. 256GB/128GB保有者

    • 6月末~7月初旬のボーナス需要期に売却。256GBは現状69,300円→8月に68,000円程度で底固め、9月に63,000円へ本格下落。
    • 128GBは6月30日62,370円→8月は61,000円→9月57,000円見込み。夏前に手放しが最も有利。
  3. その他留意点

    • iOS対応保証を重視するならWWDC前(6月上旬)に売却し、「16e」対応終了リスク前に回収完了。
    • 円高傾向発生時は一転、8月末~9月上旬に少し待つ手も。ただしiPhone 17発表スケジュールを最優先し、9月直前は避けること。