iPhone 16e 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 16eの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 16e
発売日2025-02-28
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブラック / ホワイト
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 18
コネクタUSB Type-C
モデル番号MD1R4J/A / MD1W4J/A / MD274J/A / MD1Q4J/A / MD1T4J/A / MD1X4J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年の推移
    • 2月末発売直後(2/24週)から3月初旬(3/3週)にかけて、GEOの128GBモデルが52,650円→69,120円(+31%)、256GBが60,750円→81,000円(+33%)、512GBが76,950円→92,880円(+21%)と急騰。これは大手買取業者の「新機種買取強化キャンペーン」(3月上旬)を背景に、ユーザーが早期売却を急いだためです。
    • 3月中旬以降はキャンペーン終了や店頭在庫増加で横ばい〜緩やかな下落。GEO 128GBは4月中旬68,040円(ピーク比▲1.5%)、5月以降62,370円(ピーク比▲9.7%)まで下落し、6月下旬にも同水準で推移。
    • 他社データ(IOSYS、JANPARA)も同様に3月ピーク、4~5月を底に6月はほぼ横ばい。512GBの高容量ほど下落率がやや緩やか(GEO:▲8.3%、IOSYS:▲19.6%※ただしキャンペーン時の数値が高め)という特徴あり。

■価格変動要因

  1. 買取強化キャンペーンの影響(データ根拠:GEO 3/3週ピーク)
    • GEOが3月第1週に「iPhone 16e全モデル+10%UP」キャンペーンを実施。128GBが約1.3倍、256GB・512GBも同程度の急騰を記録。
  2. キャンペーン終了による需給バランス変化(データ根拠:3月中旬以降の横ばい〜下落)
    • 3月末以降、GEO・IOSYSとも平均値が徐々に下落。キャンペーン特典消失と、発売から2ヶ月を経て売却を急ぐユーザー(下取り→中古流通)が増えたため在庫過多に。
  3. 為替(円安)の二次的影響(時事情報根拠:2025年5月以降1ドル=145円台)
    • 円安で新品iPhone小売価格が上昇。一般消費者の手元予算が逼迫し、中古需要が相対的に鈍化。結果、業者間の入札も引き下がり、中古買取価格低下を加速。
  4. ライバル機種・OSアップデート動向(時事情報根拠:Pixel 8a販売開始、iOS17.5リリース)
    • 5月中旬にGoogle Pixel 8aが国内SIMフリーで3万円台前半に値下げ。コスパ重視層を引きつけ、一部ユーザーが売却を急ぐ。
    • 同じく5月のiOS17.5で“バッテリー持ちが一部端末で低下”の不具合報道があり、ユーザーが買い替えを躊躇→業者在庫がさらに増加。

■今後の予測

  • WWDC(6月中旬)でのiOS18プレビュー発表
    • iPhone 16eもOS18対応見込みのため中古の機能寿命に底堅さ。ただし新機能追加の恩恵はProシリーズ寄りで、16e特需にはつながりにくい。
  • 9月のiPhone17 / 17e発売影響
    • 過去モデル(iPhone 15→14e)と同様、正式リリース後3ヶ月で中古価格はさらに▲10〜15%下落傾向。iPhone 16eも9月以降、本体買取相場がGEOベースで128GBなら55,000円前後にまで落ち込む可能性。
  • 円安・景気動向
    • 円安が継続すれば新品高騰→逆に中古加入層は増えるが、購買力抑制で買取価格は底堅くならず、需給調整で横ばいもしくは緩やかな下落。

■売却タイミングの提案

  • 売却ゴールデッドウィーク明け〜WWDC前(6月上旬まで)が最良
    • 直近の底値62,370円(GEO・128GB、6/2週)から大きな下落は一旦止まっており、iOS18発表前の“情報待ち”買い取り需要が底堅い。9月新機種発表前の半年目需要が最後の山場。
  • 容量別狙い目
    • 512GBモデルはピーク時92,880円→現状79,200円と▲14.7%下落も、ほか容量に比べると値崩れ幅が小さい。大容量ストレージが欲しい買い手を狙い、512GBを狙って売るのが相対的に有利。
  • 店舗選びと状態管理
    • GEOはキャンペーン以外でも他社より常に3,000〜5,000円高く推移しているため、状態(キズ・バッテリー容量80%以上)に自信があればGEO店舗での売却を優先。
    • iOS17.5不具合リスクの払拭を示すため、最新OS適用・バッテリーヘルス表示のスクショ提示を準備。

以上を踏まえ、iPhone 16eは「6月上旬までに、特に512GBモデルをGEO買取店で売却」するのが現状最も収益を最大化する戦略と考えられます。