iPhone 16 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 16の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 16 |
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発売日 | 2024-09-20 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ホワイト / ピンク / ウルトラマリン / ティール |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 18 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MYDQ3J/A / MYDR3J/A / MYDT3J/A / MYDU3J/A / MYDV3J/A / MYDW3J/A / MYDX3J/A / MYDY3J/A / MYE03J/A / MYE13J/A / MYE23J/A / MYE33J/A / MYE43J/A / MYE53J/A / MYE63J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年間(2024年12月〜2025年6月)のGEO買取価格(128GB)は「86,400円→1月中旬に79,200円へ下落→2月17日週に再び86,400円に回復→4月中旬以降は87,000円前後で安定」という推移を示しています。
- IOSYS/JANPARAでは発売直後の12月に比べ、1月以降じわじわと平均買取価格が下落し、3〜4月頃に底打ちした後、4月末〜5月上旬で小反発しています。
- データソース間で“GEOは比較的堅調”“JANPARAは最も価格下落が緩やか”“IOSYSは需給調整に敏感”という特徴が見えます。
- 「iPhone 16」は2024年9月登場の第16世代モデル。EU対応のUSB-C化やA18 Bionic搭載で新鮮さはあるものの、半年を経て次世代iPhoneの噂出現により「様子見買い」が強まっています。
■価格変動要因
年明け在庫調整・販路別需給
- GEO:128GBが1月13日週に86,400→79,200円へ7,200円(約8%)下落。販路在庫の山崩し調整と推定。
- JANPARA/IOSYS:同時期に128GBが71,000円台→65,000〜69,000円台とやや大きめに下げ、販路間の在庫放出が価格に直結。
(根拠:2025-01-13週/GEO128GB=80,228円、1-20週=79,200円、IOSYS128GB=82,493円→82,850円→75,451円の推移)
次期モデル(iPhone 17)噂・WWDC前の“買い控え”
- 2月初旬以降、IOSYSの512GBが110,490円→90,218円まで約20%急落(2-10週/3-10週比較)、JANPARAも512GBが90,896円→89,896円前後に減速。
- これは例年6〜7月の次世代発表に先駆け、春頃にリーク情報増加→消費者の買い控えムードが強まるためと考えられます。
為替・マクロ環境の影響限定的
- 1月の円安(1ドル=152円→2月145円)にもかかわらず、GEOの買取価格が為替水準に連動せず安定していた点から、「為替変動は卸値調整に留まり、中古買取価格への直接的反映は小さい」と判断できます。
■今後の予測
- 夏前(6月WWDC/iOS18発表時)に再び“次世代モデル待ち”の買い控えが強まるため、現行iPhone 16は2月〜3月の底値圏(GEO128GB=79,200円台、IOSYS128GB=70,000円台)を下限として横ばい〜やや下落トレンド継続。
- WWDC以後、次期モデルのティーザー露出→秋の新機種発表(9月)に向けて、6月末〜8月中旬にかけて買取価格がさらに5〜10%程度下落する可能性が高い。
- ただし、夏商戦(ボーナス需要)で7月下旬〜8月上旬に人為的な需要増も見込まれ、短期的な反騰局面が発生する可能性あり。
■売却タイミングの提案
6月WWDC前(5月末〜6月上旬)
- 5月5日週のGEO128GB=86,948円、256GB=99,360円と5月12日週(128GB=79,200円、256GB=91,080円)で明確な下落が始まっているため、5月末〜6月初旬がピーク水準。
- 特に256GB・512GBモデルはGEOで99,360円/113,400円水準を維持した直後に下落が始まっているので、このタイミングで売り抜けるのが有利。
条件:高評価店(GEOが目安)での一括買取一択
- データ上、GEOが最も高値を安定的にキープしているため、他店価格と比較せずにGEO系列店での売却が時間対効果で最も高い。
例外的に7月下旬の“夏商戦反騰”を狙う手もあり
- WWDC後〜新iPhone発表前(7月20〜8月10日頃)に一時的な反騰が期待できるが、需給読み違いリスクが高いため、安定重視なら6月上旬完了がおすすめ。
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以上、半年間の実売データと「次世代モデル噂」「販路在庫調整」「為替影響」を組み合わせた分析結果です。iPhone 16はブランド力の高さから底堅いものの、タイミングを誤ると8〜10%の価値下落を招くため、6月上旬までの売却が最も有利と判断できます。