iPhone 16 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone 16の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 16 |
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発売日 | 2024-09-20 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ホワイト / ピンク / ウルトラマリン / ティール |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 18 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MYDQ3J/A / MYDR3J/A / MYDT3J/A / MYDU3J/A / MYDV3J/A / MYDW3J/A / MYDX3J/A / MYDY3J/A / MYE03J/A / MYE13J/A / MYE23J/A / MYE33J/A / MYE43J/A / MYE53J/A / MYE63J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6カ月(2024年11月~2025年5月)の全体傾向として、発売直後の11~12月は安定高値(GEO:128GB=86,400円、256GB=97,200円、512GB=113,400円)、年明け1月中旬に一時下振れ(GEO:128GB→80,228円、256GB→90,257円、512GB→105,300円)を挟み、2月中旬以降にほぼ発売直後水準へ回復。その後3月末~4月初旬にソース別で底を打ち(例:IOSYS・128GBが3/31に69,200円、JANPARA・128GBが4/7に69,267円)、4月中旬から再び微上昇の兆し(GEO・256GBが4/14に99,360円へ上昇)。
- 容量別では512GBが常に最も高値を維持し、128GB→256GB→512GBの順に約1.1~1.3倍のプレミアムが乗る構造が継続。
- 買取業者別では、GEOがもっとも安定して高値、IOSYSが季節・需給に敏感に反応、JANPARAは全体水準として最も低くかつ供給過多の影響を受けやすい動き。
■価格変動要因
- 年末年始の在庫調整・季節要因
- 根拠:GEOでは年末(11~12月)高水準、1月中旬に約7~8%の下落。中古スマホ全体で年始に買取在庫が増加するため需給が一時緩む。
- 競合機種の投入(Samsung Galaxy S24シリーズ)
- 根拠:2025年1月上旬にGalaxy S24が国内発売。ハイエンドユーザーが一時的に流れる影響で、GEO・IOSYSの512GBが1月にピーク(IOSYS・1/27:108,424円)後、緩やかな下落に転じた。
- 為替変動(円安進行)の追い風
- 根拠:2025年2月以降のドル円相場急落(¥150→¥160超)で、新品iPhone 16の国内定価上昇。新品価格と中古価格の乖離拡大が、価格感度の高い層を中古に誘導し、2月中旬以降の回復(GEOが2/17にすべての容量で再び発売直後水準へ)を支えた。
- 容量別需要の差異化
- 根拠:高価格帯を好む法人・カメラ志向ユーザーに支えられ、512GBはJANPARAでも4~5万円台の流通帯の中で底堅く推移(最安値が42,050円→最高値135,000円のレンジ内で過度に下落せず)。
■今後の予測
- 短期(~6月前半):為替円安基調継続と新年度需要(学校・法人の年度切り替え需要)により、GEOの256GBが4月中旬の99,360円、512GBが113,400円を上回る可能性あり。iOS 18.4(3月配信)による機能改善も底支え要因。
- 中期(6~8月):6月のWWDCでiOS 19発表、夏の新モデル(iPhone 17シリーズ)噂が加熱すると中古市場の先買いが鈍化し、IOSYS・JANPARAともに5~10%の調整安が想定される。特に容量の小さい128GB では6~7月に65,000~70,000円台まで下落リスク。
- 長期(9月以降):iPhone 17シリーズ正式発表/発売直前にかけて大幅下落。128GBは6万円前後、512GBでも9万円台前半にまで落ち込む可能性が高い。
■売却タイミングの提案
- 大容量ユーザー(512GB)
- ベスト:4月中旬~5月上旬
- 根拠:GEO・IOSYS双方で4月14日~21日に底打ち後、GEOは113,400円、IOSYSも89,000円台に反転上昇。円安メリットと新年度需要が重なり最も高値を維持。
- 中容量ユーザー(256GB)
- ベスト:4月中旬
- 根拠:GEOの平均買取価格が4/14に99,360円と過去半年ピーク更新。1~2%の上振れが期待できるタイミング。
- 小容量ユーザー(128GB)
- ベスト:早期(~5月中旬)
- 根拠:IOSYSでは5月5日時点で約67,700円と、3月末の69,200円からやや戻しつつあるものの、6月以降はiOS19/17シリーズ噂で再度下落トレンド入り見込み。GEOは8.7万円台をキープするが、JANPARAは早ければ5~6月に6.8万円台まで下落リスク。
- 売却条件のポイント
- 状態良好(ほぼ未使用・修理歴なし)が最重要。データだけでなく外観・動作確認をクリアすると、上記平均値+5%程度のプレミアムが付くケースあり(業者の実売価格・再販余地を勘案)。
- 為替変動を注視し、円高転換局面(夏以降想定)では買取相場も目減りしやすいため、春~初夏に一括して売却を完結することを推奨。