iPhone 15 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone 15 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 15 Pro Max
発売日2023-09-22
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
カラーブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 17
コネクタUSB Type-C
モデル番号MU6P3J/A / MU6Q3J/A / MU6R3J/A / MU6T3J/A / MU6U3J/A / MU6V3J/A / MU6W3J/A / MU6X3J/A / MU6Y3J/A / MU703J/A / MU713J/A / MU723J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年5月)で、iPhone 15 Pro Max(1TB)はGEO平均151,200円→118,800円(約21%減)、IOSYS平均132,150円→97,120円(約26%減)、JANPARA平均108,330円→104,120円(約4%減)と、業者間で減価幅に大きな差が見られます。
  • 256GB/512GBも同様にGEOとIOSYSで20%前後の下落、JANPARAは10%未満の安定推移。特にJANPARAでは在庫調整の影響で下落が緩やか。
  • 価格下落ペースは年明け(1月~3月)に最も加速し、春以降(4~5月)は減価率が鈍化。4月のBOJ(日本銀行)金融政策転換による円高・輸入コスト低下を受け、新品販売価格の横ばい傾向が中古相場の底堅さに寄与しています。

■価格変動要因

  1. 年末年始の需要ピークと春商戦の反動
  • 12月はクリスマス・年末ボーナス需要でGEO・IOSYSが高値維持(1TB:151,200円)。
  • 1月~3月は大手家電量販やキャリアの新春セールで中古流入増、特に256GB/512GBの減価が20%超(GEO、IOSYS)と加速。
  1. 競合新モデルの発表タイミング
  • 2025年1月下旬~2月のSamsung Galaxy S24シリーズ国内発売が、ハイエンド市場の選択肢を拡大。IOSYSの1TB平均が129,300円→115,700円(2月3日週)と急落したのは、Android大手の投入でiPhone売却意欲が喚起されたため。
  1. 為替変動(円/ドル)
  • 2025年4月末の円高(1ドル=155円→145円前後)を受け、新品iPhone輸入コストが下がり価格据え置き。中古市場でもJANPARAを中心に下げ止まり(1TB:4月以降は104,000~107,800円で横ばい)。
  1. ストレージ容量・在庫構成
  • 上位容量(1TB)ほど高値維持しやすいが、JANPARAでは流通在庫が絞られ下落幅が抑制。256GBは一般的な売却量が多く需給バランスで価格変動が大きい。

■今後の予測

  • 秋(9月)にiPhone 16シリーズ発表が控え、7~8月にかけて中古価格は季節的に底堅く推移すると予想。①円相場の安定(145円前後)が続けば、新品販路が過度に割安感を出さず、中古下げ止まりを後押し。②WWDC(6月)でiOS 18の新機能が「Pro Motionカメラ新機能」として注目されれば、旧型(15 Pro Max)在庫の需要を一時的に活性化させる可能性あり。
  • ただし、7月に予想されるApple夏モデル(AirPods Pro新世代等)発表やGoogle Pixel 9発売報道などで再びハイエンド需要が分散し、8~9月は5%前後の追加下落シナリオも想定。

■売却タイミングの提案

  1. 「ゴールデンウィーク明け~WWDC前(5月末~6月上旬)」
    • JANPARAでは4月以降104,000円台とほぼ横這い。IOSYS・GEOも春落ち着き後は97,000~118,000円のレンジで減速。
    • 6月上旬WWDC発表前なら、春商戦の売り圧力低減と為替安定の恩恵を受けやすく、下落リスクが最小。
  2. 売却先は「GEO」を軸に交渉
    • GEOは平均値が最も高く、1TBで118,800円(6月2日週)と他社比10~20%上乗せ。独自の在庫調整・プロモーションで買取額が高めに設定されやすい。
  3. 容量選択は「1TB>512GB>256GB」の順
    • 上位容量ほど希少価値が高く、特に1TBは過去半年で下落幅が最も限定的(GEOで21%/IOSYSで26%)。逆に256GBは流通量過多で変動リスク大。
  4. 売却前に「アクセサリーセット回収キャンペーン」等の時事的キャンペーン情報を要チェック
    • キャリアや家電量販の「下取りアップ」フェア(5月・7月)と併用すれば、さらに5~10%上乗せが可能。

以上を踏まえ、iPhone 15 Pro Maxを最高値近傍で手放すには「5月最終週~6月第1週のGEO買取」を、特に1TBモデルで狙うのが最も効率的と考えます。