iPhone 15 Pro Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月20日
iPhone 15 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 Pro Max |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MU6P3J/A / MU6Q3J/A / MU6R3J/A / MU6T3J/A / MU6U3J/A / MU6V3J/A / MU6W3J/A / MU6X3J/A / MU6Y3J/A / MU703J/A / MU713J/A / MU723J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6カ月(2024年12月中旬~2025年6月中旬)、iPhone 15 Pro Max[1TB]のGEO買取平均価格は151,200円(2024/12/16)から118,800円(2025/6/9以降)へ21.4%下落。512GB、256GBも同様に約8~15%の下落を示す。
- 大手業者間で価格差が縮小傾向。年末(12月)はGEOとJANPARAで平均40,000円超の差があったが、現在は20,000円程度にまで縮小。
- 容量別では常に1TB>512GB>256GBの順で高値を維持。特に1TBは希少性から他容量比で約15~20%プレミアム。
■価格変動要因
- 新モデル投入サイクル(iPhone 16の発表/発売)
- 根拠:Appleは例年9月に新モデルを発表。iPhone 16発表(2024年9月)後、中古15 Pro Max在庫が市場に流出。
- 観察:データ開始の12月時点で151,200円と年末特需で一時高値を記録したものの、1~2月にかけて128,700円(1/20)まで急落(約15%下落)。これは新型への関心移行+在庫増加の複合影響と考えられる。
- 為替動向(円高基調による新品価格下落)
- 根拠:年末~年始にかけて1ドル=160円台→2月に145円台へと円高が進行。
- 観察:GEO 1TBモデルは2/17で140,400円→5/12 118,800円と15%以上の下落。新品価格が円高で約10%安となり、中古需要を牽制したと推察。
- 年末年始・期末需要の季節性
- 根拠:企業・個人の予算消化やギフト需要で12月買取価格が高騰。
- 観察:12/16データのGEO1TBは151,200円、1/6まで140,400円で推移。例年同時期の中古需要ピークが顕在化。
- 容量・業者間の需給構造
- 根拠:1TBは市場出回りが少なく「希少プレミアム」が付きやすい。
- 観察:GEOでは常に256GB比で約20~25%高。JANPARAとIOSYSでも同様のプレミアム幅を維持。
■今後の価格予測
- 短期(~2025年Q3):円高基調が一服し、下落スピードは鈍化。6月以降のGEO1TBは118,800円で底打ち圏内に入りつつあり、夏頃は115,000~120,000円レンジで横ばい予想。
- 中期(~2025年Q4):
・iPhone 16 Pro Max プラス発表(例年9月):再び在庫増・値崩れ圧力が強まる。1TBは年末に110,000円前後まで下落の可能性。
・円相場が米金融政策転換で再び弱含めば新品価格上昇、中古価格に若干の下支え要因に。 - 長期(2025年以降):iPhone 17世代が控えるため15世代の相対的な価値はさらに低下。512GB以下は90,000円割れ、256GBは70,000円前後まで底を見に行く可能性。
■売却タイミングの提案
- 今~7月中旬(Q2末の需要期を活用)
- 根拠:6月~7月は年度半期末の企業リプレイス需要で中古端末買い取りが活況。実際GEO1TBは6/9時点で118,800円と底値圏ながら安定。
- 条件:1TBモデルはGEO/IOSYS、512GBはGEO、256GBはGEOで買取依頼。JANPARAは安値のため優先度低。
- 年末(11~12月)に再トライ
- 根拠:12月の季節特需で前年同様+5~10%の一時高騰が見込まれる。ただし「iPhone 16世代」在庫増のリスクあり。
- 条件:9~10月に一度相場を見直し、円相場動向と16発表後の中古需給を確認してから判断。
- 容量別差別化戦略
- 1TB:希少性を活かし早期売却を推奨(現行最高値を確保)。
- 512GB:1カ月程度保有し、需給安定後の横ばい期(115,000~120,000円)に売却。
- 256GB:需要薄のため、円安兆候または年末需要前の「相対底打ち」を狙う。
以上のとおり、「iPhone 15 Pro Max」は新モデルサイクル・為替・季節性が価格変動の3大要因。現状の底値圏を逃さず、主戦場はGEO・IOSYSでの1TBモデル即時売却を最優先とし、512GB以下は年末特需も視野に入れたタイミング差戦略がお勧めです。