iPhone 15 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月24日
iPhone 15 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 15 Pro Max
発売日2023-09-22
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
カラーブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 17
コネクタUSB Type-C
モデル番号MU6P3J/A / MU6Q3J/A / MU6R3J/A / MU6T3J/A / MU6U3J/A / MU6V3J/A / MU6W3J/A / MU6X3J/A / MU6Y3J/A / MU703J/A / MU713J/A / MU723J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)、全容量で中古買取価格は一貫して下落傾向。特にGEOの1TBモデルは151,200円(11月)→118,800円(5月)で約21%ダウン。256GBで118,800円→96,030円(同)と約19%減少。512GBも135,000円→113,850円で約16%の下落。
  • 2025年1月中旬~2月上旬にかけて、一時的に1TBモデルの価格が128,700円→140,400円へ押し上げられるリバウンドを確認(GEO)。しかし3月以降は再び下落基調へ。
  • 業者別ではGEOが高値安定、次いでIOSYS、最も安いのはJANPARA。
  • 半年かけて「年末商戦明けの需給増」「Android S24シリーズ発表」「iPhone 16(噂)」「為替動向」など複数要因で中古市場に波乱含みの動き。

■価格変動要因

  1. 世代・経年劣化(根拠:全容量で継続的な下落)
    • iPhone 15 Pro Maxは2023年9月発売。半年を経て「最新プロモデル」という希少性が薄れ、毎週平均1~3%のペースで下落。
  2. 他社フラッグシップとの競合(根拠:2025年1月中旬の底値圏)
    • 2025年1月中旬、Samsung S24シリーズ(2025年1月発表)のセール開始に伴い、Androidからの乗り換え需要増でiPhone 15 Pro Maxの中古ニーズが一時低下。GEOの1TBが130,371円→128,700円まで下落。
  3. 為替・新モデル価格影響(根拠:2月上旬のリバウンド)
    • 円相場が1ドル=150円台へ円安傾向をたどった1~2月、新品iPhone価格上昇により「新品が高いなら中古でも…」という買い手心理が働き、GEO・1TBが128,700円→140,400円へ反転上昇。
  4. 季節性・需給バランス(根拠:12月下旬の年末商戦明けの減少)
    • 2024年12月23日週、GEOの1TBが151,200円→148,114円へ下落。年末クリスマス需要一巡後の売り増加が供給を圧迫したものと推察。

■今後の予測

  1. 6~8月:緩やかな下落継続
    • 発売後9~12カ月目にあたる2025年6~8月は買取価格の下落幅が月1~2%に鈍化。GEOの256GBで5月19日96030円→8月末には90,000円前後到達見込み。
  2. 9月前後:iPhone 16発表・為替要因で短期リバウンド
    • 例年9月の新モデル発表(iPhone 16シリーズ)が来れば、15 Pro Max前世代モデルへの買い戻し需要で約5~10%の反発(過去iPhone 14→13世代の例)。
  3. 長期:年末商戦に向けた底堅さ
    • 2025年末のホリデー商戦に向け、再び下落速度は鈍化。8~12月中で年間トータル15~20%減に留まりやすい。

■売却タイミングの提案

  • 「直近の底値圏を脱し、年末商戦前の反発を狙う」
    ・売却時期:2025年8月上旬~9月初旬
    – 根拠:為替のさらなる円安予想を背景に、新型発表前の中古需要見込み(iPhone 14→13のリバウンド実績)。
    ・売却先:GEO
    – 根拠:全期間でGEOの買取額がIOSYS・JANPARAより約10~30%高い実績。
  • 「短期で確実に現金化したい場合」
    ・売却時期:今~6月中旬
    – 根拠:既に2割超下落済みで、さらなる落ち幅は月1%程度と小幅。急激な市場悪化前に売却する選択も合理的。
    ・条件:未使用付属品完備・SIMロック解除済み
    – 根拠:業者側の整備コスト削減に直結し、最大5,000~1万円の上乗せが期待可能。

以上のように、iPhone 15 Pro Maxは「経年劣化×後継機種・他社競合×為替変動」が複合的に価格を翻弄。全体トレンドを捉えつつ、「9月前のリバウンド」「急激な下落前の即時売却」のいずれかを戦略的に選ぶことをお勧めします。