iPhone 15 Proの中古買取動向・価格推移レポート | TreMart

モデル	iPhone 15 Pro
発売日	2023-09-22
ストレージ	128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラー	ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム
ディスプレイ	6.1インチ
OS	iOS 17
コネクタ	USB Type-C
モデル番号	MTU73J/A / MTU83J/A / MTU93J/A / MTUA3J/A / MTUC3J/A / MTUD3J/A / MTUF3J/A / MTUG3J/A / MTUH3J/A / MTUJ3J/A / MTUK3J/A / MTUL3J/A / MTUQ3J/A / MTUR3J/A / MTUT3J/A / MTUU3J/A

■サマリー

直近半年（2025/1末→7/28）で、全容量・全業者ともに「2～3月のピーク→6月以降の一段安」傾向が鮮明。
・GEOの128GBは95,040円（3/3）→79,096円（7/28）と約16％下落（根拠：週次データ）。
・1TBも124,200円（2/17）→109,136円（7/28）へ約12％ダウン。
業者別ではGEOが最も高値を維持し、JANPARA・IOSYSはGEO比で5～15％安く推移。
春商戦期（2月iOS17.4発表、3月新生活キャンペーン）で中古需要が盛り上がった後、夏場の在庫増・次期モデル噂（iPhone 16／“S”相当）のリリース前駆け込み需要減で下落に転じた。

■価格変動要因

次期モデル期待による先取り売り
- WWDC（6月）を前後して「15 Pro後継（iPhone 16 Pro）」の情報が出始め、売り手が先んじて流通在庫を売却。（根拠：6月中旬から全容量で平均買取額が5～7％減少）
為替影響（円高一服→円安進行）
- 5月以降、対ドルで円安基調が強まり、新品定価高騰懸念から中古へシフトした一方、同時に流通在庫が増えて価格は抑制。（根拠：5～6月の取扱台数増加報道と、同時期の買取額微減）
シーズナリティと販促キャンペーン
- 2～3月の新生活需要期にはキャリア下取りや店頭買取強化で中古相場が上昇。4月以降はキャンペーン一巡で取引が縮小し、価格が調整。（根拠：2月中旬～3月上旬のGEO・IOSYS買取額上昇）
他社競合機種の訴求強化
- Samsung Galaxy S24 Ultra（1～2月発表）、Pixel 8 Pro（10月発売）の中古流入増で比較対象が増加。特に128GBモデルは低価格競合の影響を受けやすい。（根拠：128GBが他容量比で最も下落率が高い）

■今後の予測

7～8月は「モデル末期」「夏の商戦閑散期」「次期発表前」の三重要因でさらに3～5％の下落余地。特に128／256GBは月間3％、512／1TBは月間2％程度の緩やかな下落が想定される。（根拠：6月→7月の下落率実績より推計）
9月の新型（iPhone 16）発表直後には、中古相場が一気に10％前後の急落リスク。ただし円安継続なら下落幅は抑制される可能性もある。
為替が1ドル＝160円を超える状況が続くと、新品高騰によって中古需要が底堅くなる場面も。逆に円高進行なら中古価格の腰折れを加速。

■売却タイミングの提案

早期：2025年8月上旬までに売却推奨
・理由①：8月以降、WWDC直後に16発表情報が加速し、予告先取り売り圧力が高まるため。（根拠：前年iPhone 15発表前の6～7月中古相場急落実績）
・理由②：GEOが夏の家電祭りで買取強化キャンペーンを打つ可能性が高く、相対的に高値取りやすい。（根拠：GEO2～3月の購入促進イベントで他社比＋5,000円上乗せ傾向）
容量別優先順位：
1TB→512GB→256GB→128GB
・1TB/512GBは高額帯ゆえシェア低下が緩慢で値崩れ幅も小さい。（根拠：GEO1TBは7月末でも109,136円→下落率約12％に留まる）
・128GBは下落スピードが最速（ピーク比▲16％）なため、最優先で処分推奨。
売却先はGEOを第一候補に：
・週次データで常に業者平均を上回る実績。（例：7/28 GEO128GB＝77,096円 vs IOSYS＝72,568円）
・キャンペーン恩恵の上乗せ分が他社より大きい傾向。（根拠：買取イベント実績）

以上を総合し、「iPhone 15 Pro」は2025年夏のモデル末期フェーズに入り、需給バランスの変化と次期モデル噂が重なって下落傾向が加速しています。特に低容量モデル保持者は早期売却を、上位容量は夏イベントでGEOを狙いつつ8月前に手放すのが最も有利と考えられます。

iPhone 15 Pro 週次買取動向レポート