iPhone 15 Pro 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 15 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 Pro |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MTU73J/A / MTU83J/A / MTU93J/A / MTUA3J/A / MTUC3J/A / MTUD3J/A / MTUF3J/A / MTUG3J/A / MTUH3J/A / MTUJ3J/A / MTUK3J/A / MTUL3J/A / MTUQ3J/A / MTUR3J/A / MTUT3J/A / MTUU3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近(2024年12月~2025年6月)の平均買取価格は、GEOの128GBで約95,000円→6月に約84,000円へ下落。1TBは約135,000円→約112,860円とやや踏みとどまる傾向。IOSYSやJAN-PARAのようなディスカウント系業者では128GBが7~8万円台前半と、GEOに比べ15,000~20,000円安い。
- 2025年1~3月は概ね横ばい~微増、4月以降は全容量帯で下落に転じている。特に低容量(128/256GB)の下落幅が大きく、512GB以上や1TBは耐性が見られる。
- 価格レンジ(MIN/MAX)の広がりは継続しており、業者間・コンディション間で3~5万円以上の差異。極上品を扱う大手リユース店(GEO)は底堅く、訳アリ品やジャンクを扱うJAN-PARAは大きく値を下げやすい。
■価格変動要因
- 新モデル期待(iPhone 16 Pro)
- 根拠:2025年9月発表が定着したモデルサイクルに伴い、6月以降「15 Proは次モデル待ち」との消費心理が強まる。実際、2025年1月以降128GBはGEOで95,040円→87,120円(1~5月)→84,150円(6月2週)へ下落。
- 需給バランスの変化
- 根拠:秋商戦~年末商戦に集中していたユーザー下取りが1~3月決算需要で増加。流通量増→4月以降需給余剰→価格下落。IOSYSの128GBは1月6日97,491円→4月14日72,567円(-25%)と大きく落ち込んだ。
- 為替と部材価格
- 根拠:2024年末~2025年春の円安(1ドル=150~160円)安定により、新型投入時の仕入原価上昇リスクを警戒した店舗が、旧モデル在庫を値崩れ覚悟で早期吐き出し。中古市場でも同様の動き。
- 競合モデルの投入・キャンペーン
- 根拠:Samsung S24シリーズやPixel 8 Proの春投入、さらに国内MVNOの乗り換えキャッシュバックが「15 Pro」需要を分散。特に低容量モデルは割安感を喪失し、JAN-PARAでは128GBが30,500円~106,000円の超広レンジで軟調。
■今後の予測
- 2025年6~8月:現行モデル末期の需給余剰が続き、GEOの128GBで5%前後(約4,000円)の追加下落。IOSYSやJAN-PARAも同様に5~10%の下落圧力。
- 2025年9月(iPhone 16/16 Pro発表)後:15 Pro全容量帯で10~15%の急落フェーズ突入。特に256GB以下は20%近い一時的な底値形成リスク大。
- ただし1TBモデルは法人・クリエイター層の買い替え需要が残りやすく、10月以降下落幅が抑制され、GEOで12万円前後で底打ちする可能性。
■売却タイミングの提案
- 売り時:2025年6月中旬~7月上旬
・理由①:9月新型発表前の最後の“底堅い需給”期。GEO128GBは6月初旬84,150円と既に下落気味も、これ以上の急落は9月以降に集中。
・理由②:7~8月は中古在庫山または買取キャンペーン停止で“瞬間的な底値”をうかがう時期。6月中に確実に売却しておくことで、平均5,000~10,000円の機会損失を回避可能。 - 売却業者:GEOまたはソフマップ等大手リユース店
・理由:最上位帯の買い取り保証・キャンペーンを維持しやすく、特に「美品」「付属品完備」で+2,000~5,000円の上乗せ余地あり。 - 条件:
- 画面やフレームに極小キズのみの“ABランク以上”であること。
- キャリア版はSIMロック解除済み。SIMフリー品は+3,000円~の上積み。
- 1TBモデルは法人買取枠がある店舗を利用。法人向け在庫として在庫回転が速く、高値維持しやすい。
以上、各データ推移とマーケット動向を組み合わせた結果、「iPhone 15 Pro」は6月中の売却が最も有利と判断します。9月の新型投入前に手放すことで、現状価格を最大限確保できる見込みです。