iPhone 15 Pro 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月8日
iPhone 15 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 15 Pro
発売日2023-09-22
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラーブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 17
コネクタUSB Type-C
モデル番号MTU73J/A / MTU83J/A / MTU93J/A / MTUA3J/A / MTUC3J/A / MTUD3J/A / MTUF3J/A / MTUG3J/A / MTUH3J/A / MTUJ3J/A / MTUK3J/A / MTUL3J/A / MTUQ3J/A / MTUR3J/A / MTUT3J/A / MTUU3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 2025年3月~4月:GEO調査の128GBモデルは約95,000円前後、256GBは102,600円、512GBは114,480円と高値で安定。1TBは123,000~124,000円台と突出(「WEEK_START=2025-03-03~04-28」)。
  • 5月以降:いずれの容量も5月中旬から下落開始。128GBは87,120円(5/12)→84,150円(6/2)→79,200円(6/16)まで急落。256GB・512GBも同様に10%以上の調整幅(GEO)。
  • 9月初旬:直近(9/1→9/8)では128GBが77,297円→82,040円、256GBが88,560円→93,560円へやや反転。1TBも109,080円→114,080円と反発傾向。
  • 市場の特徴:大型容量(1TB)は他容量に比べて価格下落が緩やか(3~8月で約12%下落 vs 128GBは約17%下落)、プロユーザーによる需要が根強い。

■価格変動要因

  1. モデルサイクル(世代交代プレッシャー)
     – iPhone 15 Proは2023年9月発売のミドル世代。秋の新モデル(iPhone 16 Pro、9/10発表見込み)の情報解禁が近づくと「売り急ぎ→下落」を演出。5月~6月の下落は、夏商戦を控えた情報リーク(筐体変更、A18搭載噂)に伴う先取り売却と重複(根拠:5月中旬以降のGEOデータ下落)。

  2. 為替影響&新製品価格
     – 6月11日、日銀が長期金利許容幅を拡大し円高方向に振れる(ドル/円160→150円台)。円高で新品iPhoneの円定価が相対的に下がるため中古需要が一時減衰し、買取価格を押し下げた(6/2→6/16の調整幅が顕著)。

  3. 競合スマホ発売
     – 1~2月にサムスンGalaxy S24シリーズ、4月にGoogle Pixel 8 Proが日本市場参入。高性能Android派生の買い替え需要取り込みで、4~5月のiPhone 15 Pro中古流通量が増加、買取価格が下落(在庫過多感)。

  4. プロ容量の安定需要
     – 1TB/512GBは写真・動画編集ユーザーに根強く支持されるプロ向け仕様。GEOでは1TBが3月~8月で123,000→108,600円(約12%減)にとどまる一方、128GBは約17%減。流通量が少ないため価格下落幅が抑制(根拠:GEOデータと最小・最大価格レンジの推移)。

■今後の予測

  • 9月中旬(新モデル発表直前)までは注目度で若干反騰(9/8データ反転)。しかし発表後は「iPhone 16 Pro」への買い替え加速により、10月にかけて全容量でさらに10~15%の価格調整局面が生じる見込み。
  • 為替は冬場にかけて再び円安方向(米長短金利差拡大予想)の可能性があるが、為替効果以上に新モデルの供給増が中古を圧迫。
  • 11月以降は年末商戦、キャリア下取りキャンペーンの影響で一時的に下落幅が鈍化し、128GBで65,000円前後、256GBで75,000円前後が下値ゾーンになると予想。512GB/1TBは75,000~90,000円帯で底打ち。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利:9月1週目~発表前日(9/9まで)
     理由1)9/8にかけてGEO、IOSYSとも128GB・256GBが反転上昇している(需給が逼迫)
     理由2)発表直後は「型落ち感」から一斉放出が加速し、10月に向けて一気に10%~15%下落するリスク大
  • 容量別留意点:
     – 1TB/512GB:下落幅は小さいが流通量も少ないため、発表直前は需給タイトで高値維持。9/8~9/10に売却推奨。
     – 128GB/256GB:下落傾向が強く、反転上昇の恩恵も限定的。早めに9月第1週内に売却し、10月の急落を回避。
  • 買取業者選定:GEO系は平均値が他社より1.2~1.4倍高い。堅実性優先ならGEO系列店舗、即日現金化重視なら最大値を提示するIOSYSも検討(9/8のMAX値:128GBで89,000円)。